わかっているつもりの自分を戒める模試の復習法

模試は受けた後がとても大事です。
結果が返ってきて、良かったとか悪かった、で終わらせてはいけません。
間違えた問題はなぜ間違えたのか分析し、もう一度同じ問題が出題されたときに同じ間違いをしないようにしていく事が大切。
一般的な模試は、その時点での押さえるべき重要ポイントが出題されているから、間違えた問題はそのまま、その生徒の弱点だと言うことができます。


まず始めに模試終了後。
「解けなかった悔しさ」や「どう考え、どう解答したか」という記憶が鮮明に残っていて、頭をフルに使った直後で脳が活性化している受験直後が、復習の効果が最も高いタイミング。
受験後に配られる「解答解説」で自己採点してみる。
そして、間違えた問題を解き直すこと、模試用の復習ノートを作ることで、同じ間違いをしないようにしていくこと。


その次に、ちょっと時間をおいて解き直し。
テストの結果が返ってきたタイミングが良いでしょう。
解き直しは全部やるのが一番です。
正解も不正解もきちんと分析して、優先順位を付けていってください。


1.答えが分かり、正解
2.答えがよくわからないのに偶然、正解(適当に記号を書いたら当たった)
3.答えが分かるはずなのに、不正解(ケアレスミス)
4.分からなくて、不正解


普通は分かって正解、分からなくて不正解で区別しがちですが、偶然正解、分かっているはずなのに間違えたという隠れた正解や不正解があります。
「正解だからOK」とか「本当は分かっていたから大丈夫」こそが一番危ないです。是非、「偶然正解」や「分かっているつもりで不正解」の問題は重点的に解説を読んで復習し自分のものにしていってほしいと思います。


テストは皆が100点取るものではありません。一人一人の目標点を目指す事が大事。
今回のテストで50点だったら、偶然正解も分かっているのに不正解に着目し、同じテストで確実に60点を取っていくこと。
これが一歩一歩確実に前進していく方法なのです。
「わかっているつもりの自分」や「できているつもりでいる自分」に早く気付いて、「確実に得点できる自分」になってください。

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