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未来が見えなくなった日

昔からやりたいことがなかったことはなかったんです。

まだるっこしい言い方だけど、常に何かの「やりたい」に向かって進んできていました。

何かをクリアしていく感覚が好き。自分がやりたいことで、できないことは何もないとも信じているし。


わかりやすいのは受験かな。高校受験ではがっつり受験に取り組み、進学塾に通い、国立、私立数校、県立と学校で1、2を争うくらいの数を受験。
第一希望の私立(母校)と第二希望の国立に受かったので、結局県立は受けなかったけど。
きっかけは、進学塾に行っていた子が私が知らない数学の解き方を知っていて、それが知識欲に火をつけて進学塾に行くことを決めたのです。(単なる負けず嫌い。。。(笑))

高校に入ってからはバンドとバイト。
程なく学内のバンドではつまらなくなって、学外でメンバーを見つけたりして、大学に入ってからは都内のライブハウスに出たり、デモテープをレコード会社に送ったりという結構本格的にいろいろとやっていた。

おかげで、少しずつファンのようなものもついて、ライブハウスに出た時に少し手元に残るくらいにはなっていた。(これってすごい大変なことなんだよ。当時は!(笑))

真剣にやっていたバンドが解散して少し抜け殻になってしまったのですが、そのあとはバイクにはまりました。バイクに乗り始めたら大きいのに乗りたくなって限定解除。これは身長が155センチない私にはなかなかのチャレンジでした。その合間にIT系の資格も取ったりしていました。

ひと段落して今度は経営の勉強。あ、これは最初に起業しようとしたときに自分があまりにいろいろ知らないから焦って勉強したんだった。

とまぁここまででもいろいろ取り組んできています。
もちろん書ききれないことも沢山あるのですが、「やりたいこと」「なりたいもの」「ありたい姿」みたいなものが途切れることはなかったわけです。


それが、数年前に身体のことでちょっとリスクが発見されてからしばらくまったくなくなりまして。


ということに気づいたのが最近だってくらい、本当になんにも浮かばないんですよね。


美味しいものを食べたいとか、お酒は飲みたいとか、ちょっと遊びにいきたいとかそのくらいの「やりたい」はあるんですが、長期的なプランとか、イメージが、なかなかできなかったんですよね。そこまで先を考えようとするとモヤがかかる感じで。

人のビジョンの策定のお手伝いはしているのに(笑)


美味しいものっていうのでも、元気な時は「気になるパン屋さんがあるから都心や出張ついでに大阪で買ってくる」ってくらい明確だったのが、ぼんやりしている感じ。ま、これでいいかね。みたいな。

そんな中で仕事のやり方は変えないといけないなと思いつつ、じゃ何がやりたいのだろう、何ができるのだろう、どうありたいのだろうと考え始めると、「はて。。。」と止まってしまうことが多くて結局場当たり的になんとかしていくことで、なんとかしてきていたわけです。

だって気力ないんですもん。どうしようもないわけですよ。
とは言えないことも多くてちょっときつかった。この数年は。


うまくいかないから大変なんじゃないんです。
私的には、うまくもなにも、それ以前に向かう場所が見えてこない、動く気力が湧いてこないということがきつかった。

実際の私と接している人には、今の状態で?と思われるかもしれないけど(苦笑)。


ということを書いておきたくなったのはやっと、いろいろ考えられる雰囲気がしてきたから。光を感じてきた。

まだ全然だし、波はあると思うけど、感じていた(と最近気づいた)空虚感、虚無感からやっと抜けてきたかなという雰囲気を感じています。

もっと自由に楽しみたいなー

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