ぺこらの挑戦#33 帰還
【注意】本稿は筆者の独断と偏見に基づく何ら根拠のない憶測である。
声帯結節で一月程配信を休んでいた兎田ぺこらが配信に復帰してから早くも二週間、ぺこらは配信時間を短めに設定し、収録で喉を使った日は配信を休むなど、喉への負担を極力抑えつつ配信を継続している。その間、六時間にわたる長時間配信や、ホラーゲームで悲鳴を上げるなど、喉に負荷をかけるテストを実施した際には多少はらはらさせられたものの、声が枯れてしまうようなこともなく、復帰シーケンスはここまで順調に進行していると言ってよいだろう。
復帰後の同時接続数も絶好調で、ほとんどの配信の平均同時接続数が3万を上回るという好況である。これは復帰バフという側面も多少はあるかもしれないが、二週間にわたって継続していることを考慮するとやはり主な要因はぺこらの面白さが再認識された結果だろうと思う。ぺこら本人も喉が治って気持ちよく配信出来ているように感じられ、そういったごく自然な高揚感がより一層配信の面白さに拍車をかけているのではなかろうか。
そんなぺこらの今後の動向だが、先日の配信でいくつか進行中の企画があることを匂わせている。
一つはここのところ連続している収録関連。
もしかしたら声帯結節治療中に後送りにしたものも含まれているのかもしれないが、ここ最近かなりの数の収録をこなしている模様だ。7月にもかなり収録があるようなことを言っていたが、8月にホロメンの記念日ラッシュがあるので、そのあたりに向けてのものが多いのではないかと推測される。
もう一つは夏祭り企画。
裏で話が少しずつ進行しているようで、実施が決定したら配信で公表するとのこと。
ただ、以前にうさ建夏祭りと同じようなものの繰り返しになってしまってはあまり面白くないのでは、という趣旨のことを言っていたので、また違った形のものを企画してくるのではないかと期待している。
また、ぺこらのリスナーにとっては一番の朗報ではないかと思われるのが、土日の昼RPG枠の復活だ。もう少し先にはなるようだが、また土日の楽しみが増えるのは喜ばしいことだ。
そして7月17日に迎える三周年を記念する企画。
これは視聴者が想像しているような形になるのではないか、と語っていた。
ということは3Dライブが本命かと思われるが、これも誕生日とは違った形にしてくるのでははいかと推測する。あわせて三周年を盛り上げるための事前企画も考えているようなので、どのような仕掛けを施してくるのか楽しみである。
ところで、余談になるが、最近ホロメンの同時接続数とチャンネル登録者数に興味深い傾向が表れているように思える。きちんと統計を取ったわけではないので、あくまで筆者の個人的な感覚に過ぎないのだが、ホロメン全体の同時接続数が上昇傾向にあるようだ。一方、ホロメン全体のチャンネル登録者数の増加ペースが鈍化している。この二つの傾向は、一体何を示しているのだろうか。
筆者が思うに、ホロライブの「箱売り」戦略によるリスナーの横展開がそろそろ飽和に達しようとしているのではないだろうか。ホロライブの箱売りの肝は、ホロメンどうしのコラボによる視聴者の横展開にあると思う。つまりあるホロメンのファンになった一人のリスナーが、時間の経過と共に複数のホロメンのチャンネルに登録するようになり、複数のホロメンの配信を視聴するようになっていくことで、大きな利益が生まれることになるわけだ。
そうやって横展開が進行すると、一人で何人ものホロメンの配信を視聴するリスナーが増える。そうすると各ホロメンの同時接続数は上昇していくことになる。その一方で、チャンネル登録は一度しかできないから、リスナーがホロメン全員のチャンネルに登録してしまったらもはや登録者数は増えようがない。当たり前のことだが、チャンネル登録者数は既存リスナーの横展開だけでは頭打ちになり、それ以上チャンネル登録者数を伸ばしたかったら、箱外からのリスナーの新規流入とその横展開が必要だろう。
同時接続数が増加傾向にあり、チャンネル登録者数が停滞傾向にあるという最近の状況は、既存リスナーの横展開が飽和状態に達しつつあり、箱外からの新規リスナーの流入ペースが以前ほどではない、ということを示しているのではないだろうか。最近の傾向として、これまで少なかった箱外コラボが散見されるようになってきたのは、新規リスナーの獲得に向けて動き出しているということなのかもしれない。
箱外コラボや他メディアへの進出により知名度を上げることで新規リスナーの獲得に動くのか、あるいは7期生、8期生とホロメンを増やしていくことで新規リスナーの獲得と既存リスナーの横展開に期待するのか、メタバースにリソースを集中しそれまでは地道にやっていくのか。
カバーが新たな波をどう励起するのか、YAGOOの手腕に注目したい。
いや、チャンネル登録者があと4万人増えれば、ぺこらが社長に就任するのだから、ぺこらの手腕に期待するべきかw
