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ぺこらの挑戦#41 魅力の源泉

【注意】本稿は筆者の独断と偏見に基づく何ら根拠のない憶測である。

しばらく前のことになるが、STREAMS CHATS および Stream Hatchet という二つのメディアから、2022年におけるYouTubeのゲーミングストリーマーに関するランキングが発表された。
兎田ぺこらは、2022年年間平均同時接続数において世界三位、年間合計視聴時間において世界五位にランクインした。
5月~6月にかけて声帯結節で1ヶ月間休養し、さらにその前後でも喉の保護のために配信時間をセーブしてきたというハンデがあってさえもこのような位置にランクインしてきたことが、ぺこらの配信の面白さと人気の根強さを如実に表していると言えよう。

STREAMS CHARTS 最も人気のあるYouTube Gaming Streamer(年間平均同時接続数)
STREAMS CHARTS 最も視聴されたYouTube Gaming Streamer(年間合計視聴時間)
Stream Hatchet TOP YOUTUBE GAMING STREAMERS IN 2022(年間合計視聴時間)

この後、1月末~2月上旬頃にはStream Hatchetより女性ストリーマーの年間ランキングが発表されることと思うが、三年連続となるトップ5入りが期待される。
参考までに、ぺこらの各種指標における現時点での立ち位置を簡単にまとめておくこととする。

各種指標におけるぺこらの立ち位置

さて話は大きく変わるが、去る1月28日、兎田ぺこらと1対1で会話することができる「ホロ×マッチ」というイベントがジョイポリスにて開催された。
筆者も運よく当選してぺこらと会話することができたが、その時のぺこらの態度に大きな感銘を受けたので少し書いておきたいと思う。

2023年1月28日(土)ジョイポリスにて

「ホロ×マッチ」というのは、1分間という短時間ではあるものの、画面越しに推しと直接会話ができる貴重なイベントである。
ぺこらの「ホロ×マッチ」は、1/28(土)14:00からと18:00からの2回にわたって実施された。
14:00の回は参加していないのでわからないが、筆者が参加した18:00の回は17:30頃からの繰り上げでスタートとなった。
主催者から理由の発表はなかったのであくまで筆者の勝手な憶測だが、集合時間の17:30よりもだいぶ前から長蛇の待ち行列ができていたのを見たぺこらの思いやりで(加えて20時から配信を控えていたという事情もあって)繰り上げスタートになったのではないかと思う。
このイベントへの参加者数の公式発表はないので、どのくらいの人数が参加したのか正確にはわからないが、筆者が大雑把に数えてみたところによると筆者の前に30~40人程度、筆者の後に50人~60人程度の人が並んでいたように見受けられたので、概ね1回100人前後×2回で200人くらいの参加者だったのではないかと推測する。

このような状況の中、ぺこらと話をした際のぺこらの態度は、筆者を大いに喜ばせてくれる本当に素晴らしいものであった。
真剣にかつしっかりと興味をもって人の話に耳を傾けてくれただけでなく、こちらからの言葉への返答も優しく丁寧で真摯さにあふれた内容であった。
そんなもの営業なんだからそういう演技だよと言い出す輩も現れそうだが、実際にイベントに参加した方であれば、ぺこらの態度には一切の演技も嘘もなかったということを肌で感じたことだろう。
ここでも配信と同じく実をもってリスナーを楽しませるというぺこらの特徴は見事なまでに一貫していた。

イベント後の配信で、ぺこらはリスナーと話すのは大好きだから楽しかったと語っており、その言葉に嘘はないのは確かだ。
多人数のファンを短時間で次々と捌いていかなければならないのは恐ろしい程の集中力が必要であろうし、しかもおそらくは似たような話を何度も延々と聞かされることになるだろうから、筆者であればいい加減疲労して嫌気がさしてしまうのではないかと思う。
だが、「ホロ×マッチ」でぺこらが示した態度から感じたのは、恐らく全員に対して等しく全力で誠実に対応していたのだろうということだ。
ぺこらは、イベント後の配信でゲーム酔いしてしまったと告白しているが、全力を尽くして臨んだイベントの疲労だろうということは想像に難くない。

ぺこらが「ホロ×マッチ」で筆者に限らずリスナーとの会話においてとった態度は、単なる仕事上のノルマとして消化できることではないと断言する。
リスナーと話すのが好きで誠実に対応したいという「地の人間力」、自分が楽しむことで楽しい気持ちを素直に伝えたいという「実をもって楽しませる姿勢」、水面下の足掻きはリスナーには絶対に見せないという「アイドルとしての強い矜持」、この三つの要素が鼎の脚としてぺこらの大いなる魅力の源泉となっているのではないか、そんなことを強く感じた「ホロ×マッチ」であった。

ぺこらは、イベント後の配信で今回のイベントに参加できなかったリスナーのことも思いやり、ファンミーティングを企画してみたいと語っている。
例え短時間の画面越しであっても、本人と会話することでその人間性の一端を感じることができたり、幸せな気分になることができたり、得られるものは非常に大きいと思う。
読者の皆さんも、機会があればこういったイベントに参加してみてはいかがだろうか。
筆者もできることならまたぺこらと会話してみたいと思っており、ぺこらのファンミーティングの実現を心待ちにしているところだ。