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ぺこらの挑戦#46 激戦

【注意】本稿は筆者の独断と偏見に基づく何ら根拠のない憶測である。

この4月、YouTube Gaming カテゴリで視聴時間月間総合トップとなる活躍を見せた兎田ぺこらだが、5月も好調を維持している。(特に騒がれてはいないのだが、月間とは言え女性ストリーマーやVTuberといった括りのない総合でのトップということに注目すべきであろう。)

2023-04 Most Watched YouTube Gaming Streamers - STREAMS CHARTS -

ぺこマリ逆凸、ぺこあずオフコラボ、マリメ大会などのGW企画に始まり、みそきん試食、ゼルダブレワイ耐久、マイクラの桜バイオーム、ChatGPT、流行の単発ゲーム、ホラーゲーム等々、今月もバラエティに富んだゲームや企画でリスナーを大いに楽しませてくれている。

5/1~5/15配信内訳
5/16~5/31配信内訳

最近では、にじさんじの壱百満天原サロメの記念配信出演(逆凸)が新鮮なサプライズだった。
多少ぎこちないながらもぺこらから積極的に会話を進めるのを見て、コラボは苦手などと言っていたころを思い出し、月日の流れを感じた。
筆者としては、にじホロぶる団を契機としてにじさんじのライバーとの交流が深まっていくことは好ましいことと考えており、今後もコラボ等の展開があることを期待している。

また、サロメの逆凸のあとで、配信を続けていく秘訣について「リスナーに誠実でいて自分も楽しんでいたらいいんじゃないかな」と語ったのが印象的だった。
以前にも何度も書いているが、ぺこらの配信が面白いのは、自分も楽しむという姿勢が根底にあるからなのではないかと思う。
本人が楽しんでいるその雰囲気というものはリスナーに必ず伝わるものだ、と筆者は思っている。
その姿勢こそが、ぺこらを頂点へと至らしめた最強の武器なのではないかと思う。

リスナーに誠実という面についても以前に書いたが、ホロ×マッチに参加してぺこらと直接会話することで、ぺこらのリスナーに対する真摯さ、誠実さというものを強く肌で感じた。
誰でも直接対話すれば、その態度に嘘があるかどうかについて感じることができるのではないか?
ぺこらは配信では口が悪いので誤解されることも多いかもしれないが、他人を揶揄したり小馬鹿にしたりしたことは一度もないのだ。
過去の炎上事件をもって誠実さに疑問を呈する輩がいるが、そういうアフィやアンチの悪意的で浅はかな煽りなどまともに相手にすることはない。
だいたい配信もろくに見たこともないような輩の言うことよりも、日々配信をよく見ているリスナーが感じた感触の方が、はるかに信憑性があるのではなかろうか。

さて、そんな日常が進行する一方で、5月12日には、ホロライブを運営するカバー株式会社の決算説明資料が公開された。

このうち、来期の事業計画内に「複数の新規VTuberのデビューを国内および海外で予定」という記述があり、これはもしや7期生か、とリスナーの間で話題になった。

実際にはどういうタイミングでどんな新人が来るのか一切明らかではないが、7期生が来ることでより一層ホロライブが活性化することを期待するや切である。
いたずらに人を増やせばよいというものではないだろうが、新たなメンバーを増やすことによって新たな客層を呼び込み、ホロライブリスナーの増加、ひいてはVTuberリスナーの増加を図るというのは一つの手法だろうと思う。
ホロメン全体の登録者数が伸び悩んでいるという現状を考えると、7期生の投入による新規リスナーの獲得とその横展開が欲しいところだ。

登録者数は伸び悩んでいるものの、昨今注目されている視聴時間や同時接続者数についてはホロメン全体の伸びが顕著で、スウジーの筆者としてはここ最近のランキングが非常に面白い。

今月は特に、兎田ぺこらと博衣こよりの月間視聴時間ホロライブ頂上決戦が熱い展開となっている。
あくまでも数字上の遊びではあるが、15日時点で20万時間以上もあった差をぺこらがひっくり返せるのか、それともこよりが逃げ切るのか、推移を追いかけていくと手に汗握る接戦となっていることがわかるだろう。

5月視聴時間推移

GWにこんこよ24を実施したこともあり、今月のこよりの配信時間は、あの配信モンスターカエラすら超える160時間。
同時接続数がぺこらより少ない分を配信時間で補い、ぺこらと同等の結果をたたき出すこよりの凄みを改めて痛感する。(そしてこの配信時間についていく助手くんたちのタフさも)

また、今月はさくらみこの同時接続数が急激に伸びており、ホロライブTop10同時接続ランキングも僅差となっている。
VSTATSを見ると、今月のデイリーの同時接続者数ランキングのトップ回数は兎田ぺこらが6回、さくらみこも6回となっており、今年1月~4月までぺこらが独占していた月間同時接続者数ランキングにも変化が起こりそうだ。

Holoデータ分析氏(@Holo_Data)の5/26付ツイートより引用

なお、これらの指標やランキングは、あくまでスウジーとしての楽しみ方の一形態であるというだけであり、これらの数字の多寡によって配信者の優劣を決めるような性質のものではないことは銘記しておきたい。
筆者は筆者の楽しみ方を他人に押し付けるつもりはないし、他人の楽しみ方にあれこれ口出しするつもりもない。
それぞれのリスナーが自分なりの楽しみ方で推しを応援し、配信を楽しんでいけばいいのだ。
それぞれの楽しみ方を尊重すれば、アンチの対立煽りに惑わされることもないだろう。
VTuberは文化としてまだ黎明期。
配信者もリスナーも試行錯誤しつつもよりよい楽しみ方を見つけていけたらいいなと思う。

※5月31日追記
月間視聴時間については、27日のロックマンクリア耐久でぺこらがこよりを逆転しそのまま逃げ切った。
月間同時接続者数ランキングでは、ぺこらとみこが共にデイリートップ7回と星を分け合う形となった。