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ぺこらの挑戦#52 ぺこらっぷ

【注意】本稿は筆者の独断と偏見に基づく何ら根拠のない憶測である。

10月23日、湖池屋案件において、兎田ぺこらはヒカキンとコラボすることになった。
案件とはいえヒカキンのような超大物と肩を並べる日が来ようとは、数年来のファンとして非常に感慨深いものがある。
もともと人見知りで初対面の相手はどちらかというと苦手としているぺこらではあるが、ヒカキンの人柄もあってか、緊張でかしこまってしまうようなところも見せず、終始和やかな雰囲気の楽しい配信であった。
案件なので商品の紹介は当然あるものの、二人のトークの比重が高い構成となっているのでアーカイブでも十分楽しめるであろう。
まだ見ていない方は1時間程度なのでこの機会に見ていただければと思う。

ぺこらの配信のオープニングには必ず「ぺこらっぷ」が流れるが、その歌詞に「ヒカキンの兄はセイキン」というくだりがある。
この部分はヒカキンには特に許可を取ったりしていなかったようだが、このコラボにおいてついにヒカキン本人に公認されることとなった。
さらに、ぺこらとヒカキンとのぺこらっぷコラボという期待が現実になったこともぺこらリスナーを大いに喜ばせた。

この配信においては事前にマシュマロで質問を募集しており、配信内でその質問に答えている。
ぺこらは「自分の長所(ストロングポイント)を教えて」という質問に対して「ポジティブを意識している」「ネガティブにならない」と答えている。
また「大切にしていることは何か」という質問に対しては「活動を定期的にすること」「続けていくことが大切」「みんなに会いたいから配信する」「コンスタントにできるだけたくさんやる」と回答しており、VTuberという新興勢力のトップランナーであることの弊害として、ヘイトを集めやすいという一面があるにもかかわらず、折れることなく長期間にわたり楽しい配信を提供し続けているぺこらの思いの一端を改めて感じることができたような気がした。

振り返ってみれば、ぺこらは折々に率直な言葉で自分の思いを語っている。
2022年8月5日にチャンネル登録者200万人を達成した際には、「みんなには楽しんでると思ってもらえることが一番うれしい」「負の感情はなるべく見せたくない」「毎日寝てゲームしてるだけだと思われたい」と語っており、ぺこらが配信者として、またアイドルとして非常に高い矜持をもっているということがわかる。
まさにぺこらっぷに歌われている「アイドルとしての精神」、つまり美しい部分だけ見せて水面下の足掻きは一切見せぬと言う強烈なプライドがぺこらの活動を支える力の源泉なのであろうと思う。

2022年4月5日の日経クロストレンドのインタビュー記事では、「心から楽しんでいないとリスナーは気づくからどんなゲームでも全集中して楽しむことを大切にしている」と語っており、自身が本当に楽しんでいるという真実をもってリスナーに楽しさを伝えようとする真摯な姿勢で日々の配信に臨んでいることがわかる。
また、配信においてはコメント欄でのリスナーとのやり取りを非常に大切にしており、コラボなどでコメントにあまり対応できなかった後日の配信ではCパートを長めにとってリスナーとの対話の機会を作るほどだ。

そしてぺこらは、配信者であるだけでなく、ホロライブのアイドルとしての顔も持っており、アイドルとしての活動にも力を入れたいと語っている。
昨年はホロメンの誕生日・周年ライブへのゲスト出演が星街すいせいと並びトップであった。
公式イベントや自身のライブを含めると実に22件のライブに出演している。
今年もここまで12件のライブに出演、これから年末まで自身初のソロライブ「USAGI the MEGAMI」を含め、わかっているだけであと4件のライブ出演が予定されている。
有料のライブを除きその多くをYouTubeで視聴することができるし、有料のライブの一部も無料チラ見せがあったりする。
アイドルぺこらの歌とダンスをぜひ堪能していただきたい。

ぺこらは、ソロライブの準備などで10月も相当に忙しかったようだが、それでも配信頻度は全く落ちなかった。
ぺこらの視線はまっすぐに女性ストリーマー世界一を捉えているのだろう。
伊勢海老で巨大エビフライを作ってみたり、大量の輪ゴムでスイカを割ってみたり、大空スバルとストリートファイター6で熱戦を繰り広げたり、10月も変化に富んだ内容で楽しい配信ばかりであった。

2023年1月~10月 視聴時間
10/1~10/15 配信内訳
10/16~10/31 配信内訳

STREAMS CHARTS の発表によると、2023年第3四半期女性ストリーマー視聴時間ランキングは「rivers_gg」がトップであった。
また通年ではぺこらが大差をもってトップをキープしている。

Q3 2023 Most Watched Female Streamers - STREAMS CHARTS
2023 Most Watched Female Streamers - STREAMS CHARTS

10月末時点の数字を見てみると、手元の集計ではぺこらがrivers_ggとの差を順調に広げている。
また博衣こよりがrivers_ggを、さくらみこがironmouseをそれぞれ逆転可能圏内に追い上げており、今後の動向が楽しみである。
何があるかわからないので油断はできないものの、ぺこらは簡単に逆転できないほどの大差をつけているので、ペースを乱さずに視聴時間を積み上げて行ければ念願の年間世界一の座につくことができそうだ。

2023年女性ストリーマートップ5視聴時間

今年も残りあと2ヶ月。
もし可能であるならば、ぜひともぺこらの配信をライブで視聴して楽しんでいただきたい。
そのことがぺこらを世界一にする原動力となるのだ。
来年の正月はぺこら世界一の朗報を肴にうまい酒を呑もうではないか。