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ぺこらの挑戦#42 一歩づつ

【注意】本稿は筆者の独断と偏見に基づく何ら根拠のない憶測である。

兎田ぺこらの1月の配信は圧巻の一言だった。
同時接続ランキングでは1位13回(他に公式の全人類兎化計画と桃鉄コラボでも1位)、配信を休んだ3日以外は全ての配信でトップ10に顔を出すという人気ぶりであった。
兎年に因んだ全人類兎化計画というビッグプロジェクトの主役として、今年のホロライブの顔に大抜擢されたぺこらだが、運営とリスナー双方の期待に応える大活躍を見せた。

配信内訳(1/1~1/15)
配信内訳(1/16~1/31)

1月の配信時間自体は77時間46分(前年同月比69%)と抑え気味であるが、同時接続数が非常に高かったこともあり、総視聴時間は2,965,811時間(前年同月比146%)と大きく伸びた。(配信時間及び総視聴時間はVSTATSより)
数字が全てではないが、ぺこらが目標とする世界一に向けて上々のスタートを切ったと言えるだろう。

そして2月5日には、ぺこらのチャンネルにおける動画の総再生回数が5億回を超えた。
歌ってみたのディスコミュ星人が突出して再生されている以外は、とりわけバズったものがあるというわけでもないことが、逆にこの数字の凄みを感じさせる。
デビューから3年半にわたり、リスナーが面白いと感じる配信をずっと継続してきたからこそ辿り着いたこの数字は、まさにぺこらの弛まぬ努力の証である。

2023年2月5日時点のスクリーンショット

2月9日に日付が変わった直後、Stream Hatchet社より、2022年における女性ゲーミングストリーマーの総視聴時間ランキングが発表され、兎田ぺこらは過去最高の世界2位にランクインする快挙を成し遂げた。

思い返せば、2021年1月に発表された2020年女性ストリーマーランキングで世界4位にランクインしたことが、ぺこらの世界一への挑戦の原点だったのではなかろうか。
このことはぺこらにとっても大きなできごとであったらしく、当時の配信の冒頭でこの件について語っている。

2020 TOP 5 FEMALES OF THE YEAR

その後、世界一を狙うと明確に口には出さなかったものの、2021年は配信に全力を尽くした印象がある。(後日、世界一を意識していたことを明かしている。)
2021年の配信時間はなんと1,411時間(昨年は892時間)、月間の平均枠数は日数より多い36枠、配信を休んだのは年間で26日だけという入れ込みようであった。(そう考えると、当時のぺこらの倍近い時間配信をしているこよりやカエラにはそら恐ろしさすら感じる)
残念ながら世界一には届かなかったものの、ぺこらは全力で挑み、自らの力をもって世界3位の勲章をもぎとった。

2021 TOP 5 FEMALE STREAMERS OF THE YEAR

そして迎えた2022年、5月の声帯結節による休養で世界一への挑戦は終わってしまった、かと思われた。
だが、休養からの復帰後に時間を抑制しつつもコンスタントに配信し続けたことが功を奏し、終わってみれば世界2位という大きな成果を得た。
1位のAmouranthは、客観的に見てゲーミングストリーマーとは言い難く、実質的にはぺこらの1位だと言っても過言ではない、というくらいに価値のある2位であると筆者は思う。

2022 TOP 10 FEMALE GAMEING STREAMERS OF THE YEAR

このようにぺこらは、4位→3位→2位と一歩づつ階段を上るかのように世界一に向けて歩を進めて来た。
これはひとえにコンスタントに配信を続けてこなければ、それも単なる配信にとどまらず、多くの人に楽しんでもらえるような、多くの人が視聴したいと思うような配信を続けてこなければなしえない快挙である。
そしてその努力がこの1月のロケットスタートにつながり、さらにその先の高みへとぺこらストーリーを紡いでゆくのだろう。
2月の第一週においても、ぺこらが最も視聴されているという結果が報告されており、今年のぺこらには期待するところ大である。

2/1~2/7 Most Watched Female YouTube Gaming Streamers

この2023年は全人類兎化計画を追い風に、ぺこらの好きなことを、ぺこらの好きなようにできるチャンスでもあると思う。
どうかやりたいことをやりたいように思い切りやっていただきたい。
そうすれば結果は自然とついてくることだろう。