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ぺこらの挑戦#6 限界への挑戦

【注意】本稿は筆者の独断と偏見に基づく何ら根拠のない憶測である。

この夏、兎田ぺこらは自身の限界に挑戦しようとしているのかもしれない。夏休み企画として、くれよんしんちゃん「オラと博士の夏休み」を毎日昼間のどこかで、そしてゴールデンタイムにはいつもの配信、さらに深夜帯ではドラクエ5の全モンスターを仲間にする企画、加えて土日は定番の長尺ものとしてFF7をやりたいという。さて、一日三回行動でゴリゴリやるのか、はたまた別のやり方になるのか、現時点でははっきりしないが、ぺこらの口ぶりでは三回行動になりそうな勢いを感じて、新たな寝不足の恐怖に慄く昨今である。

仮に全部いっぺんにやるとして、その目的は、第一に新しい企画でリスナーを楽しませること、第二に配信時間を増やしてランキングのための視聴時間を稼ぐこと、にあると思われるが、もう一つ第三の目的として、新しい顧客の開拓も視野に入れているようだ。

その第一は、昼間にやるしんちゃん。昼間と言っても何時ごろやるかは迷っているようだが、間違いなく新たな顧客として獲得を狙っているのが夏休みのC層とT層(主に小学生~高校生)であろう。ぺこらは以前マリン船長から「キッズチャンネル」とからかい半分に評されているが、以後その呼称を逆に積極的にフィーチャーし、口の悪さはあるが生臭いエロや下品さのないチャンネルとして売り込んできた。そうやってせっせと蒔いて来た種をこの夏に収穫しようというわけだ。

そしてもう一つ、しんちゃんで海外勢も狙っている可能性がある。欧州なら日本との時差は-8時間±1時間、北中南米なら-12時間±1時間であるとすると、日本時間朝9時スタートの設定なら欧州は深夜ギリギリリアタイ可能な時間帯、北中南米はゴールデンとなる。日本時間の朝配信となると、今までリアタイできなかった海外勢がリアタイできるようになるのだ。しんちゃんというとちょっと子供っぽいかもしれないが、しんちゃんの絶妙な下品さや日本的な風物が海外勢に意外と受けるかもしれず、もしかしたら新たな海外ファンの獲得につながるかもしれない。(7月21日追記:しんちゃんは12:00スタートになった。)

一方で、ぺこらの主要顧客のM1層は、朝配信をリアタイするのは難しいだろう。ドラクエ5のモンスター集めは、その手当てとしての意味もあるかもしれない。前回のモンスター集めでは、まったりと雑談配信が大好評を博したことから、朝配信をリアタイできないM1層のストレス軽減にはもってこいのコンテンツだ。やりすぎない程度(目安は26:00くらい)の配信に抑えておけば、リスナーが勝手に自己管理して毎日見に来てくれることも前回の経験で分かっているので、ぺこらの体力に問題がなければ有効なチョイスであると考える。

このように、昼間の配信や深夜帯の配信を通じて、新たにC層やT層の開拓をしつつ、海外勢の獲得も視野に入れ、国内組へのケアーもするという、かなりの欲張り企画群がこの夏休みに展開されるかもしれない。もしうまく新たな顧客層の開拓につなげられれば、また一歩世界一に近づくことができるだろう。今月下旬~来月のぺこらの動向に注目である。

(7月18日追記)
夏休み企画は完全に予想を超えて山盛りになった。とにかく配信時間を増やすことで視聴時間を稼ぐ戦略を採用するようだ。

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