ぺこらの挑戦#36 絶好調
【注意】本稿は筆者の独断と偏見に基づく何ら根拠のない憶測である。
ここまで月2ペースで更新を続けて来た兎田ぺこらの挑戦シリーズだが、少々間が開いてしまったので改めて8月の実績から振り返ってみよう。
8月5日のYAGOOの日、ぺこらは登録者200万人を達成した。
達成直前で宝鐘マリンにまくられてしまった悔しさをにじませ、負けず嫌いなところをみせた。
ここまでそのようなことをおくびにも見せなかったのに、リスナーに正直な心情を語って聞かせるのもぺこららしいと思える。
「毎日寝てゲームしてるだけだと思われたい」というセリフには、配信者兼アイドルとしての強烈な自負を感じた。
リスナーには楽しい面だけを見せたいということは常々語っているが、夢を壊さぬよう水面下の現実的な足掻きは一切見せないスタイルにはただ敬意を表するのみである。
8月は4週連続3期生コラボという目新しい企画にチャレンジ、他にも多くのコラボに出演して夏休みを彩った。
さらにはスパイスラブのアニサマオープニングアクトやホロライブサマー等内外の案件をいくつもこなすなど、これまで声帯結節明けでセーブしていた活動がいよいよフルスロットルで動き出した感がある。
8月はほとんど休みらしい休みを取らずに頑張り通したぺこらだったが、9月は喉の負担を極力抑えるべく適度に休みをいれていたようだ。
8月はRUSTとDQMJ中心の構成だったが、基本的に変化が少ないことを嫌うぺこらは9月に入っていろいろなことをやる、ということに挑戦した。
ゲーム以外の企画ものも積極的に取り入れ、例えばdeleteCのような社会貢献にもチャレンジして話題を呼んだ。この挑戦はぺこらのインフルエンサーとしての影響力の正しい使い方であるとして多くのリスナーから好意的な評価を受けている。
RUSTについては1日のシーズン2エンドのレイド合戦で、1vs17の戦いに勝利しホロ鯖の魔王と呼ばれたのは記憶に新しい。
準備していた資材を全て盗まれてしまい、想定していた行動がとれなくなって萎えかけたところからとっさに切り替えて立て直し、ホロメン全員を巻き込むぺこら城攻城戦に持ち込んだセンスと力量には誰もが驚嘆した。
ただ、その後は多忙になってしまって裏作業に労力を割く余地がなくなったらしく、戦車攻略やかなタワー攻撃といったエピソードを最後にぺこらのRUSTは下火となってしまった。
一方、DQMJは1と2を連続して集中的に配信したが、これは大人の事情から結果的にそうなってしまったということで、大人の事情や喉への負担を考えなくてよければ土日の昼枠でゆっくりやりたかったところだろうと思う。
9月の大きなトピックとしては、何と言っても動画再生数だろう。
9月25日、ぺこらの動画再生数が4億4千万回余りを記録し、とうとうキズナアイの動画再生数を超えた。
世間からあまり大きな注目は受けていないが、ぺこらが3年間弛まずに配信を継続してきた積み重ねの結果であり、もっともっと高い評価を受けてよい数字であると思う。
99%以上が数時間の長尺であるぺこらのアーカイブが、10数分の動画と同等以上に視聴されているところにすごみを感じるのは筆者だけだろうか。
さて、今年も第3四半期が終わり、そろそろStreamHatchet社による女性ストリーマー視聴時間ランキングが発表される時期である。
今期のぺこらは声帯結節になってしまったこともあって、世界一への挑戦は早々に断念する形となってしまったが、この第3四半期の数字だけを見ればまさに絶好調というべき値が出ている。
今期、ぺこらは喉の保護のために配信時間を昨年の6割程度にセーブしているが、同時接続数が大きく増えているため、何と前年同期の視聴時間を超えている。
前期や前年同期の状況から見て、今年第3四半期は世界二位に入ってもおかしくない。
おそらく今月下旬~月末にはStreamHatchet社より発表があると思われるので楽しみに待っていることにしよう。StreamHatchet社のランキングでは、ぺこらの視聴時間が少なく出ている点や大空スバル、博衣こよりがカウント対象になっていない点などいろいろと至らぬ点が見受けられるが、その点が今期改善されてくるかどうかも注目したい。
ぺこらの同時接続数の増加は6月中旬の復帰以降、4ヶ月間継続しているため復帰バフでないことは明確であり、ぺこらの配信に対する世間の関心が非常に高まってきていることの証であろうと考える。
ぺこらは最近喉の調子が今一つのようだし、今後年末にかけて多忙になるとのことだ。
6月の復帰以降、順調に推移しているとはいえ油断は禁物、これからも休みはしっかりと取るようにしてほしいと思う。
声帯を酷使した場合、細胞学的に回復するのには72時間かかる、というのが通説のようだ。
昼間も仕事があるだろうし現実的には難しいのかもしれないが、収録や配信で喉を酷使したあとは、少なくとも中2日は空けた方がよい場合があるかもしれない。
外野がやいやい言わなくても本人が一番対策に腐心していることだろうが、つい老婆心が出るのがファンというものだ。
あんたたち過保護すぎるよ、というぺこらの声が聞こえてきそうではあるがまあ勘弁してくれないか。
【おまけ】
タイマンコラボには至らないものの、RUSTやマイクラなどの箱物でぺこみこの供給量が増えているので、過去の記事ではとりあげなかったが、ぺこみこの仲をしのばせるようなエピソードを紹介しておきたい。
2月、ぺこらが喉の不調で一週間配信を休んだ後の休み明けのホロジュールに現れたぺこみこ。
さくらみこは、他のホロメンのサムネを作ってあげたりすることもあるようなので、もしかしたらみこ謹製のプレゼントサムネだったのかもしれない。
後でぺこらがサムネを差し替えてしまったので今はもう見ることができないが、さてさて照れ臭かったのか、筆者のような輩にしたり顔で指摘されるのが嫌だったのか。
そして6月の声帯結節の休み明けのこれもマイクラのサムネ。
ぺこらの顔が面白いと話題になったが、画面構成が似ているのでこれもみこからのプレゼントなのかもしれない。
ちなみに画面を反転してみるとその類似性がよくわかるだろう。
気づかれたくなければ全く違う画面構成にすると思うのであえて似た構成にしたということはこれもファンサということなのだろう。
どちらもぺこらの休み明けのことなので、みこの優しい気遣いだったのかもしれない。