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ぺこらの挑戦#21 司会進行

【注意】本稿は筆者の独断と偏見に基づく何ら根拠のない憶測である。

11月25日のホロライブ三期生ライブが大成功のうちに幕を閉じた。この三期生ライブは単に歌うだけのライブではなく、ホロライブファンタジーという異名を持つ三期生の特徴を生かした、物語仕立てのチャレンジングな演出となっている。この演出にはごくわずかに否定的な意見もあったが、大多数のリスナーが好意的な反応を示した。YouTubeのホロライブ公式チャンネルで冒頭30分を無料視聴できるので、興味がある方はぜひ視聴してもらいたい。なお、これから視聴チケットを購入することも可能。spwnかニコニコ動画で12月25日まで何度でも視聴することができるので、購入を検討してはいかがだろうか。

兎田ぺこらは、豊洲に引き続きこのライブでも全体曲でセンターを務めたが、どちらも三期生全員一致での決定だったという。ぺこらは三期生からは主役として認められているが、野うさぎの面々はご承知のとおり、人見知りなところがあり、一番最初に発言するのが嫌いであったということだ。筆者はぺこらが出演した全配信を網羅しているわけではないので、確定的な情報ではないが、ぺこらは大人数コラボでは「消えて」しまうことが多く、おそらく司会進行役などといったものにはほとんど縁がなかったのではないかと思う。(12月3日追記:6月19日ブレソル案件配信で司会進行役をやっていた。)

そのぺこらが、この三期生ライブに関連して、また一つ新しい挑戦に踏み出した。それは、ホロライブ公式チャンネルにおける三期生ライブ告知配信での司会進行役である。

この配信では、もともとは船長が司会進行役をすることになっていたというが、船長からやってみないかと誘われて、自身のスキルアップのために決断したようだ。最初は多少ぎこちないところはあったものの、急速になじんでいき、他の三期生のフォローのおかげもあって無事乗り切ることができた。

そしてぺこらは、ライブ直前企画「三期生100の質問」において、再び司会進行役を務めた。この「三期生100の質問」の企画は、ぺこらのツイッターで質問を応募したこと、ぺこらのチャンネルで配信したことから見て、運営主導ではなくぺこらが企画したものではないかと思われる。

三期生ライブを盛り上げるための企画立案から、運営の協力を仰いでの質問の収集整理、配信での司会進行と、多忙を極める中で自身が苦手とする分野を懸命に頑張ったぺこらからは、このライブにかける熱い気持ちがひしひしと伝わってくるようであった。そして、年始に企画が通らないと泣いていた姿が信じられないほど、すっかり頼もしくなったぺこらの姿を見るにつけ、上から目線で失礼だが、筆者は娘の成長を見た父親のような何とも誇らしい気分になったものだ。

「三期生100の質問」においては、2時間の枠の中では質問数が多すぎて話を広げる暇がなかったのが玉に瑕だが、その分テンポはよかったと言えるし、回答にライブへの伏線をいくつも張り巡らす(5等分の花嫁とか焼肉とか)などの茶目っ気もみせてくれた。人気の高い三期生コラボという形で、ライブに向けてリスナーの気分を大いに盛り上げた点で大成功の企画だったのではないかと思う。

11月のぺこらのもう一つのチャレンジとしては、前々回でも触れたがラジオへの出演(収録は9月)が挙げられる。このラジオ番組の全編動画がYouTubeにアップされているので、まだ視聴されていない方は、初めてのラジオ出演で緊張しまくっている「借りて来たぺこら」を楽しんでいただきたい。

さて、そんな11月の配信時間は、下表の通り10月並みの数字に留まることとなった。だが、三期生ライブやその準備等があって、平日に思うように配信できなかったり、自枠のないコラボが何度かあったりしたことを考慮すると、100時間を超える配信時間をキープしたのは逆に驚異的ですらある。

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今年もあと1ヶ月を残すのみ。この1ヶ月の動向で2021年の女性ストリーマー視聴時間ランキングの行方が決まる。ただ、StreamHatchet社の統計には、ぺこらの視聴時間が実際より少ない数値になっている疑惑が浮上しており、今のところこれが是正される気配はない。そういう大きなハンデを負った中で、ぺこらは世界一に迫ることができるのだろうか。

ぺこらが、ほとんどしなくなっていたツイッターのリプ返を再開したことを考えると、ライブが終わって肩の荷が下り、多少なりとも心身に余裕ができてきたことが感じられる。とすると、もし時間的な余裕があれば、この12月一気に視聴時間を稼ぐためのラストスパートをかける可能性もある。

ぺこらは、色違いのポケモンを収集する企画をやりたいと言っていたので、最も実行の可能性が高いのは色違い耐久ではないかと思っていたら、11月の最終日に早くも色違い耐久を配信した。色違い耐久は数字がとれそうな企画であること、ダイパリメイクの配信期間には制限があるらしいことなどから、本編終了後すぐに着手するのではないかと予想していたが、本編が終わらぬうちに着手したのは、もしかしたら配信可能期間の期限が近づいているのかもしれない。この期限との兼ね合いとなるかと思うので、色違い耐久はこの一回限りとなるのか、それとも12月にも何回か配信できるのかはわからないが、6期生のデビューウィークも終わって、いつもの9時枠に戻れるはずなので、ドラクエのモンスター集めの時のように通常枠+ポケモン枠という二回行動もあるかもしれない。

そしてもう一つはクリスマスから冬休み周辺で何らかの企画を実行することが考えられる。クリスマスはどうしようかな、というようなことをちらっと言っていたので、クリスマス前後に何らかの動きがある可能性はある。ぺこみこクリスマスがまた見たいというのが筆者の願望であるが、はてさてどうなることか。また、冬休みについても、昼間の時間をフルにつかった長時間配信、または二回行動によって、夏休みのように何か仕掛けてくる可能性もあるので、どんな企画を練ってくるか楽しみにしておきたい。

世界一と言葉にするのは簡単だが、実際にそれを手に入れるのは極めて困難であるということは誰しも想像がつくことだろう。そんな高い壁に対して、ぺこらが正面から堂々と勝負していることは、一ファンとして実に誇らしいことだ。この12月も、ぺこらが毎日健康で楽しく配信できることを、そしてその結果として輝かしい成果がもたらされることを願って止まない。