ぺこらの挑戦#11 正念場
【注意】本稿は筆者の独断と偏見に基づく何ら根拠のない憶測である。
兎田ぺこらの夏休み特大企画が7月22日から始まった。7月が終わったところで、配信時間がどの程度増えたか途中経過を見てみよう。
(企画開始前21日間)総配信時間 74:34:17 1日平均配信時間 3:33:04
(企画開始後10日間)総配信時間 53:41:37 1日平均配信時間 5:22:10
7月終盤は配信以外の予定が詰まっていたようで、なかなか思うように配信時間を伸ばせなかったが、それでも1日平均2時間近く配信時間を増やした。配信状況を整理してみると、7月は1日の休みもなく配信しており、企画開始前でも1/3は二回行動という状態で、ぺこらの配信頻度が群を抜いていることがよくわかる。
こうして実績を見ていくと、一日に複数回行動で配信を積み上げることによって、とにかく配信時間を増やすことに注力する、というぺこらの基本方針は変わっていないようだ。8月4日の配信でも言っていたが、例えば風呂配信などのお色気路線で集客を目指すというような方向転換は今後もあり得ないだろう。
もうひとつ注目したいのは、コラボが4回もあったということ。これまでは月に1回ペースだったものが、ここにきて急に増えている。7月27日の配信でコラボの重要性に改めて気づいたといった趣旨の話をしていたので、物理的に配信時間を増やすだけではなく、コラボを通じての営業にも力を入れ始めているのかもしれない。
また、8月を含む直近二回のコラボ(7月28日のAPEXと8月2日のPAYDAY2)では、コメントを無理に読もうとせず、ぺこら自身が純粋にゲームを楽しむ姿を見せており、ぺこらの原点回帰を印象づけられた。ぺこらにとって重要なのはリスナーを楽しませること。そのためにはまず自分が楽しまなければリスナーに楽しさは伝わらない。配信回数や配信時間が増えても、そういう「実」をもってリスナーを惹きつけるというぺこらのスタイルを貫き通せるか、配信クオリティを維持することができるか、そういったところが今後のポイントとなってくるだろう。
再び痛めてしまった喉の回復具合も気になるが、配信以外の仕事との兼ね合いで、一日に配信の枠をどれだけ取れるか、例え高頻度で配信可能だったとしても、体力・精神力・喉のコンディションを維持できるのか。世界一奪取に向けて、この8月がぺこらの正念場となるだろう。