自動テストを活用し成果を出す

ライフイズテック1人QAのotkyskです。いつもブログをご覧いただき誠にありがとうございます。
今回はライフイズテックにジョインしてから自動テストを活用する/していくまでを書きます。


自動テストツールの存在

2022/12に入社して、自動テストは前職同様にSelenium等で自前で作ってはメンテナンスしていくのかと思っていましたが、Autifyと契約中だという事が判明し、なおかつ、自分の前任者がライフイズテックの中学校・高校向けプロダクトのNode.jsのアップデート対応に伴うリグレッションテストを作っている事がわかりました。
これで、自前で作る必要は無くなったので、前任者から引き継いで、単体のシナリオを作成していくように最初は務めました。

中学校・高校向けプロダクトの自動テストシナリオ

学校プロダクトの自動テストシナリオ一例

上記、自動テストシナリオの一例とは別に、打鍵が多く、項目数が増えていく、模試、AIドリルの自動テストを実現し、「既存機能にデグレがない事」、「自動テストが止まらない事」を達成し、リリース前には既存機能の品質を担保するようにしています。
また、リリース前とは別にインフラのアップデートやDBのマイグレーション等によるアプリ影響を確認する為にも自動テストを活用しています。
以上から手動でかかる工数約3時間を削減する事ができました。

学習塾向けプロダクトの自動テストシナリオ

塾プロダクトの自動テストシナリオの一例

2023/7からライフイズテックの学習塾向けプロダクトのQAプロセスを開始させた際に自動テストの構築が使命となりました。学習塾向けプロダクトはシステム上で実際に学習問題を解いていくと打鍵の多い機能が多いので、リリース前のリグレッションテスト+その自動化は必須でした。
管理画面のCRUD、AIドリルの任意の章や増設されていくコースを全問解くというようなシナリオを自動化して、手動でかかる工数約4時間を削減する事ができました。
また、本番環境のメンテナンス後にメンテナンスを実行するSREチームの負担を軽減すべく、自動テストシナリオをバッチ化してスケジュール実行する事により、メンテナンス明けでの動作を保証するようにもできています。

自動テストの成果と今後の課題

自動テストの成果は「既存機能の品質の担保」、「コスト削減」は達成できています(今後も活用できる)。しかし、課題もあります。

  • タブレットでの自動化

  • シェアが高い13種類の教科書に対する最適化対応に伴うテストの自動化

  • UIの変更に敏感になり、即時に自動テストのメンテナンスをする

これらの課題を解決できれば今後、ライフイズテックのテスト自動化はより効果を得られると考えられますので、引き続き、トライ&エラーの観点でチャレンジしていきたいと考えています。

簡単ながら、以上です。

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