胡蝶の夢
渡良瀬遊水地のヨシ焼きを観た後、「コッポラの胡蝶の夢」という映画をレンタル視聴しました。観念的な鮮やかな色彩の対比は、火を見て疲れた目には厳しかったです。
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胡蝶の夢
背二人過ぎて野焼の火の盛り
火の中のヨシの影より灰昇る
胡蝶の夢野焼き疲れの目に眩し
紙襖の穴より余寒のぞきけり
猫払ふ玄関の杖春の闇
春一番や砂のざらつく缶の口
春の夢電気ショックは遠慮して
金箔は鱗春菊茹でにけり
浴槽へ浮かぶ余寒とアヒル口
平家蛍一対キュリー夫人の手
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俳文学と称して、新しいマガジンにまとめています。今回の表題は、ゆにおさんの作品「夢の果実」から着想を得ました。蝶の描写や海へ向かう展開などは、読み応えがありました。(リンクは、こちら↓)
ぎんが
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追記 : ご感想いただきました。
ぎんが
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