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拉致事件は近代版の戦争ではないかと思う

目が覚めるような話を聞きました。

僕らは学校教育を通じて、日本は1945年を最後に戦争には関わらない平和な国であると教わり、それを疑うことはありませんでした。確かに今までの暮らしの中で、ありがたい話ですが物や金に不自由を覚えた記憶はあまりありません。つまり自分の周りに限っては豊かで平和な暮らしを送ってくることが出来た、そう言えるでしょう。

それがどうでしょう。学校で習った戦争がとっくに終わってからの1977年に、13歳の無垢な女の子が外国の力により拉致をされました。

その事で2003年に日本のトップであった小泉総理と北朝鮮の金正日総書記(当時)が直接交渉の中で、北朝鮮は国によって横田めぐみさんを拉致した事を認めたのです。

僕らが教えこまれた戦争の定義とは、軍隊と軍隊が真正面から戦い合うものでした。だからこの時、相手のトップが国による拉致を認めた時に、僕らはこれを近代版の戦争と受け止める事が出来なかったのです。ずっとアメリカに護られてきたので、国や国民、領土を自分で守ることを考える機会が無いうちに、だんだんとその感覚が鈍っていたのです。相手は日本の事情を日本以上に周知していたので、「国がやりました」と認めたとたん、日本国憲法の9条により日本が手を出せなくなる事を知っていたのです。

立場に関係なく、この時にそれまでのやり方が間違いだったことを認めて、新しいルール作りに取り組むべきでしたが、僕を含めて、そこには気づきませんでした。思い込みの深さだとおもいます。

もう一回考えたいです。国や国民、領土を自分で守る事を考えることは、普通のことのはずです。それを考えずにいた国は日本以外に知りません。

娘さんに会いたい一心で活動されていたお父様が今年、お亡くなりになりました。一秒でも早くお国にお戻り頂き、帰国後の生活のケアも含めて考えなければならないと思います。

また、この悲劇を繰り返さないよう、どうやってこの国を守るかを考える力を養う必要があります。その一環として、よりリアルな歴史と現状を教えることが始まりになるのでは無いかと思います。



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