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胸に突き刺さった作品

昨日、映画えんとつ街のプペルを見てきました。

一言でいえば、今まで見た映画の中で最高の
作品でした。ダントツです。二時間の間、感情がこれでもかというくらいに揺さぶられ、最後には大きな感動を体験する事が出来ました。

夢を見る事をいつしか諦めた自分がいます。その夢を今でも追い続けている人を見た時、自分を否定された気持ちになります。僕にもそういう存在の人はいます。ですので、否定したがる側の気持ちは痛いほどよく分かります。うまく行っている、そんな存在が目に入ると、あの時諦めた自分が馬鹿みたいに思えるから、認めたくないのです。知らない事を認めずに、流れに任せて勝手に折り合いをつけたのは、あの日の自分なのです。

正直、書いていて、辛く熱い気持ちです。何かよく分からない、無意識に蓋をしていた感情が堰を切ったかの如く湧き上がっています。本気で、やりたいことから、逃げて、逃げて、逃げ続けた、そのつけを一本の映画によって一気に支払わされたのです。

大人になるにつれて、自分を守るための術を自然と身につけてきました。それはいい意味でも、そうでない意味でも。だから他人の話は、自分に関係ないものと、どっかで線引きが出来るのです。他人との境目が明確になるのです。

でもこの作品は、そんな人工的で張子の虎のような、僕の心のバリアを、いとも簡単に打ち破っていった。まるで藤川球児の火の玉ストレートのような一切の淀みがない作品の力に、圧倒された。一体今までの僕の人生って、なんだったんだろう。揺さぶられた。突き刺された。

本物には、敵わない。
本物ほど、恐ろしいものは無い。
そして、本物ほど、強いものは無い。

帰宅後、余韻に浸りながら眠りにつくも、しばらくして、また頭の中に映像が浮かび目が覚めました。

世界中にこの映画が届き、あの日諦めた自分を思い出し、もう一度自分の道を歩み出す人が増えてほしい。そして、違う道を行くことを批判する世界を、終わらせたい。

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