バーンアウトから自分らしさを取り戻すための回復法
「やるべきタスク」を追いかけて、がむしゃらにこなすのが人生をいい感じに進める秘訣だと思っていた。
それを続けた先にはいい感じの人生が待ってるはず?が、実際にはそうならなかった。
繁忙期を終えやることリストから解放された瞬間、私は一気に「無」の人になってしまった。駆け抜けた忙しさの後の達成感は私を幸せにしなかった。中身が空の自分だけが残った。完全にバーンアウト。
エンプティーサインを無視してアクセルを踏み、さらにそのままふかし続けるとどうなるか。方向感覚が狂って現在地がわからなくなり目的地も見失う。鬱っぽくなる。どんどん人間らしくなくなっていく。
ここ一ヶ月ほど、そんな流れに乗っているのを感じながら過ごした。何にも心が動かない。日記も読書も進まない。焼いても食えへん内省、読書って自己満足?次の仕事も見つけないといけないけどそもそも仕事をしたくない。遠くの街に逃げ出したい。
元気な状態に戻るためにはどうしたらいいんだろう。
前にもこんなことがあったっけ。
その時は何をしたんだっけ??
自分へ宛てた備忘録メールが届くメールボックスや昔のノートを引っ掻き回した。
助けになったのは、NEUT MAGAZINEのある記事だった。
自分らしさへの貪欲なる追求は、“自分に素直になること”から始まる。フランスで学んだ「心の余白の作り方」自分らしさの解体新書 Vol.3
http://neutmagazine.com/yuka-jibun-rashisa-no-kaitai-shinsho-vol.3
欲しかった答えがそこにあった。
くたびれた心に熱いお茶が染み渡るように、読むとたちまち元気が戻った。
さっきの記事「自分らしさの解体新書」vol.2では「リフレクション」という具体的な方法が紹介されていた。
起こった出来事とそれに対する自分自身の考えを書き出すワークなんだって。
試してみたところ、早速効果あり。精神的停滞の理由がはっきりした。
どうやら自分は「やるべきことをこなす日々の結果、自分の中からもっともらしい動機を失った」らしい。数ヶ月後には会社を辞めようとしているのに次の仕事を探していない、やりたいことが浮かばない。
目の前の忙しさを優先して、自分自身と向き合うことを先延ばしにした結果だった。
昔から【「正しいっぽい目標」に向かって努力する理想主義で走った結果、追いつけず自分の至らなさに落胆、完璧だったはずのプランは白紙へ、肯定感爆落ち】のサイクルを繰り返してきた。
そもそもやる「べき」と思っている時点でやめたほうがいい可能性もある。「正しいっぽい目標」が心からの望みかどうかは気にしてこなかった。
自分の中に動機を持たない限り「努力」はしんどいものであり続けるのに、首を締めている自覚がなかった。
グッタリ「無の人間」にならないために、これから日常的に取り組んだほうがいいと感じたのは「自分の本心を無視しないためのワーク」。
具体的には
①リフレクション
詳しくはこちら
②ジャーナリング
ノートに感情や気づき、思考をすべて書いていく
本当はどうしたいのか、自分のなかにある本音を丁寧に観察することが大切らしい。
・・・・と、わかったんだけど、とはいえ1日24時間の限られた時間。
人生は進めないといけないし内省ばかりもしてられない。
だから考えながら走ることにした。
【考える】⇒リフレクションとジャーナリングをすること。
【走る】⇒「すべきこと」より「実現したいこと」に向けて具体的に行動・実践すること。
日々のリフレクションとジャーナリングで、走るための燃料を作る。
そんなイメージ。
感情を無視して走り続ければまた破綻するだろうし、考え続けて実践がないと焦りに変わる。
いつでも健全な心を保つには、走りながら考えるバランス感覚が大切そうだ。
自分らしさを探し軌道修正する行動の積み重ねが「自分らしくていい感じの人生」を作るのかもしれない。
健やかに、心穏やかなまま動き出せるよう、ただ自分の中に眠っているはずの「本音」を観察していきたい。
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