2022 3rd SEASON 超駒、キャラクターの制作秘話に迫る！

『逆転オセロニア』のシーズン切り替わりに登場する３体の超駒は、そのシーズンの対戦環境に大きく関わってくるため、オセロニアンの皆さんからも注目されるキャラクター！

超駒としての強さを備えていることはもちろん、デザインやキャラクター設定も練りに練られています。

今回は登場したばかりの「マルドゥーク」「パズズ」「ティアマト」の制作秘話をシナリオチーム、アートチームのみなさんに聞いてきました！

ー今回、登場した超駒はみんな「メソポタミア神話」に登場する神々ばかりなのですがこれはなにか意図があるのですか？

いとう：特に深い意図はないんです（笑）

ー前回の2022 2nd SEASON 超駒も武器シリーズでしたよね。

いとう：去年から今年登場させる超駒の設計は始まっていて、その時に「統一感をもたせたい！」というディレクターの意見もあって、シリーズ的なラインナップになってます。

とはいえ、それぞれに深い因縁があるわけではないのです。キャラクターに元となる神話や物語があったとしても、その元ネタと同じ関係性やキャラクター性がそのままであることはなく、オセロニア界ならではの世界観で設定しています。

ー今後もこれからシリーズ的なラインナップで登場するのですかね？

いとう：全てがそうなることはないですね！オセロニアのオリジナルキャラもいますし、ルールとして決めないのがオセロニアらしくていいかなと……（笑）

褐色少女!? マルドゥーク

ーキービジュアルにも登場している可愛いマルドゥークから誕生秘話を教えて下さい！

いとう：オセロニアで神話キャラクターとしてよく登場している天使や悪魔、ギリシャ神話には、いわゆる褐色系のキャラがあまりいなかったので増やしたいなと思っていたんです。それで最初に考えていたのがトゥールラなのですが、その設定を考えていたときにすでにマルドゥークの原型は生まれていました（笑）

キャラクター設計をするときに、そのキャラと関係性がある他キャラとの横のつながりを考えながら作るんです。そうしたほうがキャラに深みがでるので。

もちろん既存のキャラとの関連性も考えていますが、未登場のキャラとの関連性も設計しながら作っておくと「ちょっと先の情報」も匂わせることができるのでオセロニアンのみなさんが想像力を膨らませてワクワクできるんじゃないかなと！

なので、マルドゥークはトゥールラと同時につくっていたようなものです。キービジュアルにも登場してるので、相当前から仕込みが始まっているキャラなんです。

ービジュアル面では、歯車のモチーフが多用されていて、気になりますね。

いとう：マルドゥークというのは国の名前でもあるんです。機械でできた国で、歯車やパイプなどが張り巡らされています。その国の若き王であるマルドゥークは、自由自在に国中の機械を操作することができます。

国全体を操作し動かせたらめちゃくちゃ強いだろうなということで……（笑）

おだし：機械といっても、歯車やパイプにしたのはオセロニアの世界観にあわせるためですね。マルドゥーク自体は、国のどこにいても国中を操作できるという設定なので、王の象徴である玉座に座ったままにしています。

おだし：衣装はメソポタミアの服装が現存しているわけではないので、民族感がありつつも王族の衣装として豪奢な感じも出るようにしてもらっています。あと王冠も大きめにしましたね。進化前から進化後、闘化となるにつれ、衣装も操作して豪華になっています！

魔王と呼ばれる魔神！パズズ

ー魔王とか魔神とかなかなか強そうな呼ばれ方をしているパズズさんですが、魔王というのはいつもの七罪と関係があったりするんですか？

はなみ：魔王とは呼ばれてはいるものの、どこかの国を治めているとかいうタイプでないですね（笑）

機嫌のいいときは愉快な青年で、感情はとても豊かです。しかし喜怒哀楽が激しく、怒らせると手を付けられないほど暴れるので要注意。とはいえ裏表のない性格で豪快で粗暴ではあるのですが、憎めない兄ちゃんといった感じでしょうか。

ービジュアル面では、元のキャラクターがわりとキメラ的にいろんな動物のパーツに寄り集まる感じの姿が伝承されているのが、上手くデザインにとりこまれていますね。

おだし：翼やサソリの尻尾なんかはうまく入れてもらってます。顔は伝承そのままのライオンではなく、人相は悪いけれど整った顔立ちになっています。

ーイケメン枠ですね！オーラが徐々に鳥の形、これは猛禽類かな？になっているのも格好いいですね。動物モチーフが沢山入ってるのが特徴ですかね。

はなみ：セリフでも言っているのですが、ヘビ愛好家で毒コブラをかわいがっているので、いつも腰に巻いてつれまわしてます（笑）名前とかは特にきめてないのですが……。今後、季節キャラなんかで深堀りされるかもしれないですね。

秘匿の書物を持つ海の女神、ティアマト

ー今回のお姉さん枠のティアマトですが……

ふゆき：実は竜は結構いろんなメジャーなキャラがすでに出ていて、他にどんな竜がいるんだと毎回悩みます（笑）見た目的には、マルドゥークが褐色少女ということが先にきまってたので、絶対美女！とは思っていました。

ー容姿からキャラ設定を決めることが多いんですか？

いとう：ビジュアルで並んだときのバランス、ラインナップとしての見栄えも考えながらやってますね。先に設定が決まっているキャラがいると被らないようにしなければいけないし、男女比なんかも考えています。

ー設定上のティアマトとズレがほぼないのは、素晴らしいですね！神話の内容を斜め読みすると…マルドゥークとなにやら因縁がありそうですが。

ふゆき：オセロニア界では、その設定はとりいれていないです。今後、なにかイベントで対立することはあるかもしれませんね（笑）

性格としてはとても優しくて寛大なのですが、ティアマトは相手との距離感があるタイプです。壁を作っている状態というか…近からず遠からず、小さな子供をあやすような距離感です。

ティアマトがもっている書物は「天命の書」というモノなのですが、神々の役割や個々人の寿命が書き記されているといわれています。本人は所持していることを秘密にしています。

その本を読めば相手のことは全てわかってしまうのですが、自分が関わることでその運命が歪んでしまうことがないように距離をとるような対応になっているようです。

ーなかなか複雑な設定ですね。優しいというところでひとまず安心しました。

ふゆき：ティアマトは自分自身が女神様なので、優しくあろうと、正しくあろうとしているお姉さんキャラです！

ーティアマトのイラストはかなり豪華ですよね。

おだし：体にフィットしたレオタード的な衣装に、メソポタミアっぽいアクセサリの要素、そして海の雰囲気が強くでるようにしました。ドレスにも見えますよね。杖は、水と海とウミヘビがモチーフになっています。「天命の書」も常に持っています。

絶対美女！という設定でしたので、とてもお美しく、タレ目がチャームポイントです（笑）

ー闘化は熱帯魚も登場して賑やかですね！

おだし：海の力を発動しつつも、海の仲間をみまもっているというシチュエーションです！

ー最後にオセロニアのキャラクター設定やイラストを楽しみにしてくれているオセロニアンの皆さんにメッセージをお願いします！

【いとう】
オセロニアのキャラを作るときは、今回のマルデュークとトゥールラみたいに関連性とかも一緒に考えて作ってるので、その部分に思いを馳せてもらえると嬉しいですね。

【はなみ】
神話や伝承などの元ネタがあるキャラクターは、オセロニアらしさを入れて作っているので、そのらしさの部分に注目して欲しいです。

【ふゆき】
完全オセロニアオリジナルのキャラでも横のつながりを設計してたりします。ごく一部なのですが、実は「技名」が対になっている…ようなものもあるので、気付いてもらえたら嬉しいなと思っています。

【おだし】
シナリオチームからいただいた設定をもとに絵師さんと協力してイラストを制作しているのですが、絵師さんの素晴らしいアレンジ力にいつも感謝しています。そんな、イラストから設定を読み取ってもらえると嬉しいです。

運営チーム　ブランディング担当　かじさん
〈次回の配信予定日：2022年9月上旬〉