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オセロニアンの戦が遂に復活! 戦大好きスタッフが語る「戦」の楽しみ方!

コロナ禍のため、中止を余儀なくされてきた「オセロニアンの戦」が遂に復活。本日は、戦のオーナーとなった22新卒の“おぐなな”が、戦大好き“まなてぃ”“やまさん”に戦のなりたちからその魅力、そして伝説のバトルまで……さまざまなことを伝授されるということで、その様子をありのままお伝えしてきたいと思います。ファシリテートは、ブランド担当の“かじさん”でお送りします。

ちなみに「オーナー」というのは、オセロニアチームの中でプロジェクトを推進するリーダーのこと。年次に関わらず、そのプロジェクトのすべてを一任される重要なポジションで様々な意思決定をしていかなければなりません。もちろんチームとして経験豊富な諸先輩方と一緒に動きますし、大事なことはプロデューサーであるけいじぇいさんと話し合うのですが、この「戦」復活を任されるその重責とプレッシャーは並々ならぬもの。オセロニアンの期待に応えるために、そして「戦」を深く知るために、このミーティングが開催されました。

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戦の黎明期〜大会スタイルが固まるまで

コロナ禍のため、中止を余儀なくされてきた「オセロニアンの戦」が満を持して復活!サイトも公開されエントリー絶賛受付中です。

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初めて「オセロニアンの戦」の名前を使った対戦イベントは、2016年9月18日に東京ゲームショーのステージイベント「魅せろ!オセロニアンの戦 ー2016 in TGSー」として開催されました。さらに2016年12月11日には「魅せろ!オセロニアンの戦ー2016 冬 in STORIAー」が池袋で開催。

『逆転オセロニア』はやっぱり対戦が盛り上がる!なんとかこの体験と感動をオセロニアンのみんなが参加できる大会にしたい。ということで現在と同じ、全国各地で予選を行い、決勝戦を行う形式の「オセロニアンの戦 2017 夏」が開催されることとなりました。

この大会から、やまさんと、かじさんがオセロニア運営チームに加わり、スタッフとして参加していました。

ーオセロニアンの戦って、一言でいうとどういう大会です?

やまさん「その年で、一番強い人を決める大会!…だと思います」

まなてぃ「うんうん。最近の大会との違いでいうと、多くの人の視線を感じるなかで行われる大会なのが一番大きいかなと…。予選では参加者が数百人単位でまわりにいて、審判となるスタッフも沢山います。いつも家でプレイしている環境ではなく、そこで実力を出せるというのはとても凄いことです」

ー会場という空間がすでにライバルばかりのアウェイ状態ですもんね。

まなてぃ「脳みそ擦り切れるぐらい考えて消耗して予選を勝ち上がっても、その後すぐ決勝が行われるので息をつく暇もない。本当にすごい人ばかりです
※ちなみに、まなてぃは戦大好きお姉さんなのでめっちゃ喋ります。

「オセロニアンの戦 2017 夏」の予選のときは、勝ち星数を競う形式でした。予選を勝ち上がるためにはある程度、手の早いデッキでないと駄目だったり、耐久系の相手と当たると時間がかかってしまったり、対戦相手も空いている人を次々アテンドするため試合数がバラバラで、公平性の観点から課題もありました。

新卒でオセロニア運営チームに配属されたまなてぃが加わり「オセロニアンの戦 2018」を実施するにあたって、予選形式について徹底的に検討しました。

そこで採用されたのが、現在でもおなじみの「スイスドロー」です。もともとはオセロの大会や一部ゲームの大会で使われていたのを参考にさせてもらいました。

まなてぃ「この予選のシステムはめちゃくちゃ議論しました。他のゲームでつかわれていたルールも多数検証しました。対戦が進むにつれ実力が近い人同士がマッチングされる事。参加者全員が同じ対戦数を戦う事。とにかく公平かつ真の実力が反映されやすいと思っています」

ーとはいえ、スイスドローは1戦目で負けてしまうとレートの関係上、厳しいというのはありますよね。

まなてぃ「もちろんです。なので何回対戦すればベストなのか徹底的にシミュレーションしました。オセロニアンのみんなが悔いのない予選になるように…と思っています。同時に、マッチングのシステムも開発しました」

ー実は、基本デザインは僕がお手伝いしてつくっていたり……

社内大会

まなてぃ「次の対戦相手を自分で見つけなければいけないので、自分のスマホで完結するシステムが必要でした。そのシステムのデバッグのためにオセロニア運営チーム社内大会を実施したりしました(笑)今年も開催されるみたいなので、運営チーム最強が決まるのが楽しみです!」

やまさん「デッキの制限や、決勝での禁止駒などのルールも毎年めちゃくちゃ考えながら、アップデートを重ねています。もちろん運を掴むのもこういう大会では重要な要素だけど、公式大会ルールであるコスト180環境での想定以上の上振れが発生しないようにと考えてます」

【過去のオセロニアンの戦サイトはこちら】
オセロニアンの戦 2017夏
オセロニアンの戦 2018
オセロニアンの戦 2019


戦の予選の雰囲気はどんな感じ?

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予選からめちゃくちゃ本気の戦いが行われてますよね。スタッフとして参加したときに見てびっくりしたのは、特に1戦目のバトルのときに手が震えているような人がいて、凄みを感じました。
とはいえ、2戦、3戦と対戦を重ねると会場のピリピリした空気も多少和らいで、対戦後の感想戦などが行われはじめ、対戦ゲームの大会なのになんでこんなに雰囲気がいいんだろうと感動したりもしました。

まなてぃ「ピリピリした雰囲気も悪い感じじゃなくて、受験会場みたいな緊張感でつつまれた空間だなぁと。宴の対戦イベントと比べたらこれは同じゲームのイベントなのか?と思ってしまうぐらい(笑)」

やまさん「対戦がすすみ5−6戦目の大事なときに、上位に残っている知り合い同士のオセロニアンたちが、次の対戦相手が発表されときに あーお前かよー みたいなやりとりをしているのを見ると、いいなーと思いますね」

おぐなな「いつも戦ってるライバルみたいな?」

まなてぃ「2019年の関東予選のだみ選手とスコフィールド選手とか!」
※まなてぃは戦大好きお姉さんなのでめちゃくちゃ記憶しています。

まなてぃ「2019年以降、会場内の誘導などに加え、予選中のスイスドローシステムのオペレーション担当をしていました。誰よりも最初に対戦の結果がみれてしまうので、強豪同士の対戦結果を見て、顔には出せないけど驚いていたり……密かな楽しみです」

ー戦の予選から人気のデッキが生まれることってありますよね。

やまさん「2017年は、"ヨシノ・モルジアナ”デッキが凄まじく流行りましたね。それまでモルジアナって火力が出るとはいえ代償ダメージも大きいのでそんなに使われてなかったと思うのですが、デッキに組み込むオセロニアンが増えました」

まなてぃ「2018年は、なんといっても九州地区予選で登場した"納涼メフィスト” ですね。サマーシュクレとの組み合わせが定番で、このデッキ構築が一気に次の地区大会から使われまくり、まさに一世風靡」

ー納メフィは自分もすぐに真似て使ってました!

まなてぃ「2019年は“魔ラニ”が頭一つ抜けてたかな?と思っています。自分の得意なデッキで貫き通す強豪もいたりはしましたが、九州地区予選から登場して各地区予選でもかなり見かけたデッキだったと思います」

おぐなな「環境に対応したデッキ構築はやっぱりYouTubeで広がったんですか?」

やまさん「毎回地区予選終了後に公開される対戦動画をきっかけで知って使ってみる人がやはり多いと思いますよ。オセロニアン友達とか、隊で戦の予選のために切磋琢磨している間に仕上がっていくというのもあるかな?」

ー長く戦を見守ってきたおふたりが思う、予選を勝ち抜くコツってありますかね?

やまさん「予選は1戦ごとに勝敗が決まり次々に相手が変わっていくので、今の対戦環境を読んだデッキを準備していけるかどうかが、とても大切ですね」

まなてぃ「一戦入魂できるかどうか。勝率を積み上げていく普段のシーズンマッチ等とは少し違うプレイングで挑む必要があるので。あとは途中で負けても絶対に心折れないこと!」

No.1オセロニアンを決める決勝大会

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ー決勝は各地域の予選通過者が壇上で戦う栄えある舞台ですよね。

やまさん「準備期間からもう決勝は始まってますね。予選突破したあと決勝がはじまるまでの期間、出場する選手の背景に仲間たちがいて、その仲間と一緒にとても長い時間をかけて対戦したり戦略を練ったり……想いを背負って戦うという

ー仲間というか、その地区ごと背負ってる感じもしますね。地区予選に参加したみんなの想い。予選の途中はもちろんライバルだらけの会場だし、各地区の決勝の相手なんて敵でしかない。でも優勝が決まった瞬間に会場のみんなが、自分たちの代表としてテッペン取ってきてくれ!みたいな雰囲気になりますもんね。リアルイベントだからこその醍醐味だと思ってます。

やまさん「決勝の対戦はどれも、一手一手が重い。みんなの想いが乗っかってるから、勝ちたいという気持ちも、もちろんあるし…」

まなてぃ「全国決勝に出場する選手は、対戦相手それぞれに対して対策を練りに練って来ていますね。耐久といえば○○さん、神単が強い○○さん、みたいな相手のプロフィールを知っているがゆえに、それぞれの誰が相手になっても対応できるように沢山デッキを準備し、そのデッキをどの順番で出していくか…考え抜いた上で東京の決勝会場に向かってきてくれていると思います」

ー対戦が戦術だとすると、準備はまさに戦略ですね。

まなてぃ「決勝のバトルは全部もう尊いので動画みてください!」


趣味と独断で選ぶベストバトル!

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選びきれないと思うのですが、どの対戦が一番心に残ってますか?

と皆さんの意見を聞く前に、バトルと言っておきながら僕がオススメするのは、2017夏の戦に初めてスタッフとして参加していたときの決勝大会の伊丹さん。
まだオセロニアの対戦を観戦するというのがそこまでメジャーでなかったので、他の人がどういうふうに戦ってるか知らなくて…大きなモニターに写された盤面の進行をみていると、とても普通なのに何故かとても強い。相手の次の1手が読めているんじゃないかと思うようなそつのない緻密な戦い方で、『逆転オセロニア』ってこういう逆転のゲームだったんだ。いままで僕が遊んでたのは何?…みたいな衝撃を受けました。

やまさん「誰もが印象に残っている2019年決勝は、歴史的な試合ばかりで是非動画をみてもらいたいのですが!

個人的には2019の東京予選。スコフィールド選手 vs =sai=選手 がいい試合だったなぁと。どの試合もすごい面白くてアレス相手に完全に罠を読み切っていたり、最終戦の攻防なども凄いので詳しくは動画を見てほしいです。

その中でも、定石の打ち方からはずれた戦いがあって、解説の高梨さんも復数のコンボ導線があるので、どちらを打つのが最善か迷っていたりするのですが、そんな盤面のなか =sai= 選手が20秒の間に最善の一手を見つけて、どこに打ってもコンボが繋がる!みたいな状態にした時にシビれましたね。とくにかくトッププレイヤーの対戦は見てるだけで震えます」

まなてぃ「1個に決めることができない><

しいて選ぶなら……2019の北海道予選の ツッキー選手 vs マスターT選手 の対戦
実は入社して「オセロニア配属ですよ」と言われた次の日に初めて見に行ったリアルイベントが「オセロニアンの合戦」で、その時とんでもないプレイングをしたのがツッキー選手で、印象にのこっていた選手だったんです。そのあとしばらくイベントには出ていなかったんですが満を持して参戦した2019戦で北海道予選を勝ち上がり全国決勝出場を決めた戦いがほんとにすごい」

やまさん「会場の歓声がほんとすごかった」

まなてぃ「まずデッキ提出時点では高梨さんも、これは使わないデッキかなー?と思っていたと言うほど、なかなか見ないデッキ構築だったことに加え、三手目の序盤のタイミングで手駒が蘭陵王・ヴァイセ・ラーニ・進化ティターニアとなったタイミングで、解説すらも全く予想ができない蘭陵王を捨てるという衝撃のムーブに鳥肌が経ちましたね。あー伝説になるなーこの試合って思いましたし、後から蘭陵王は必要なかったとちゃんと意図も聞いて、印象的な一戦でした」

やまさん「デッキ構築で凄いと思った対戦は、2019の中部地区予選のこうていペンギン選手とかも。初見殺しの耐久と見せかけてニューイがデッキに組み込まれてる“ニューイ耐久”とかもすごいなと思いましたね」

まなてぃ「2018のみはる選手の準決勝、神単 vs 回復耐久の一戦。奇跡的なところにファヌエルの召喚駒のエスペランサと、ジゼルの召喚駒が配置されて最後ジークフリートで4枚コンボ……もうオセロニアのCMじゃないかと思うぐらいの美しい大逆転でした」

ー話が尽きない…

まなてぃ「8時間ぐらい喋ってられる」
やまさん「わかる」

戦の参戦を迷ってる人にメッセージを!

まなてぃ「参加したらキャラもらえるよ!」
やまさん「まず、名目はね」

参加者特典

まなてぃ「真剣にやるオセロニアは楽しいはず!人の顔をみながらする対戦はめっちゃ楽しいはず!!逆転・対戦・観戦というこのゲームの醍醐味を味わえるのはやっぱり戦じゃないかな」

やまさん「本当は選手として参加したい。キャラ欲しい

まなてぃ「今日の話はトッププレイヤーの話も多かったけれど、スイスドローシステムを使った大会なので、予選の後半は同じぐらいの実力をもった相手と対戦できるのも楽しいですよ!

ーガチバトルのために参加してもいいし、切磋琢磨するオセロニア友達を見つける場所として考えてもらってもいいかもですね。

やまさん「いろいろ言おうと思ったけれど、全部まなてぃが言っちゃったので。とにかく参加してみてください!」

ー最後におぐななに〆てもらいましょう!オセロニアンの戦に参戦するみなさんにメッセージをどうぞ!

おぐなな「まなてぃさん・やまさん・かじさんの“戦”愛に圧倒されてしまいました…
特に印象的だったのは予選の雰囲気についてのお話です!私は、初めてスタッフとして参加したオセロニアンキャラバン札幌での、和気藹々としたオフライン対戦の様子しか体験していないのでどんな雰囲気になるか楽しみです…!

今年も例年通り予選が始まってすぐは、緊張感のあるスタートになると思いますが、今年の予選は久々のオセロニアン同士の再会だったり、オンラインでしか交流のなかったオセロニアンと初めて会える場にもなるといいなと考えています。
皆さんに全力且つ安心して対戦に臨んでもらえる大会にできるよう準備に全力で挑みます。

未だコロナ禍であること、かつ約3年ぶりのオフライン大会ということで運営スタッフとしてもチャレンジになります。ですが、オフライン大会ならではの対戦相手の仕草や表情を感じながら対戦する楽しさはもちろん、周りの人たちと次の一手を予想しあったり、手駒に出てきた駒に一喜一憂したりと“観戦する”楽しさも存分に味わえる大会にしたいです。

オセロニア版“甲子園”のような熱き青春と熱狂を感じられる3ヶ月を一緒に盛り上がりましょう!
『オセロニアンの戦2022』への皆様のご参加をお待ちしております!
(会場でこのnoteを読みました!と話しかけてもらえると非常に嬉しいです…!)」


運営チーム ブランディング担当 かじさん
〈次回の配信予定日:2022年10月上旬〉

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