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0からイラストが完成するまで

ゲームの世界を彩る、個性豊かなキャラクターたち。
そんなキャラクターに息を吹き込む、
イラストレーターの仕事を徹底解剖します。


皆様、新年明けましておめでとうございます!広報担当のこりんです。

これまでのnoteの題材の中でも、特に大きな反響があったキャラクターの”イラスト”。「オセロニアのイラストが好き」などのお声はよくいただいており、たくさんのファンの方がいらっしゃいますよね。今回は、これを実際に手掛けているイラストレーターの方のお一人に、お話を伺うことができました。

中でも「ロスカ」にフィーチャーして、細部の細部まで徹底的にお話を伺いたいと思っています!とてもロングインタビューになっておりますのでぜひお楽しみください!

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1. イラストレーターというお仕事

イラストレーターとは、どんなお仕事でしょうか?

い「絵を描く職業として認識されている方が多いと思います。具体的には、依頼主から(オセロニアではシナリオチームからアートチームを介して)オーダーを受け、イラストを制作するような流れですね。

オーダーの形や情報量はイラストレーターさんによってそれぞれ違うようですが、私の場合はシナリオチームから直接依頼を受け、担当することになったキャラクターのコンセプトデザインからイラストの仕上げまでを通しで手掛けています。必要に応じてシチュエーションの想定や補足の設定を付け加えることもあり、途中段階で倫理(※)や企画、世界観的な齟齬がないかすり合わせの機会を設けつつ、基本的には自分で自分のアートディレクションをする形で制作しています。

(※)倫理チェック…イラストデザインなどの制作物が、当社の定める基本的な倫理感に沿った物になっているかの確認

いけださんは、オセロニアではこれまでどんなキャラクターをご担当されてきたのでしょうか?

い「初期の頃から挙げていくと、ブランジェッタ、エンデガ、ハピア、カルディア、ロスカ、アルテミス、リンガット、ウーラ、アヴィリシアなどですね。あとはミニキャラのイラストや公式チャンネルのイメージイラストなども担当しています。」

そうなんですよね、中でもミニキャラは述べ60体にもなるそうで……!コミュニティイベントのバナーなどにもよく登場していたり、LINE着せかえが販売されていたり、オセロニアではお馴染みのイラストだなぁと思います。私も可愛くて大好きだったので、実はnoteの読者の方が「いいね」ボタンを押していただく際に、御礼のメッセージを盛り上げるイラストとして、採用させていただきました。

スクリーンショット 2020-12-24 23.40.49

(ちなみに、このnoteのいいねで登場するキャラクターは全部で10パターンあり、ランダムで出現します。ぽちぽち押して遊んでみてください♪)

2. ロスカ、誕生までの軌跡を辿る

制作までの流れを教えていただけますでしょうか。

い「ざっくりとですが、私の場合はこんな感じで進めています。

▼キャラクター制作の流れ
①キャラクター設定を紐解く
②キャラクターデザイン
③シチュエーションラフ
④カラーラフ
⑤線画
⑥ベースカラー
⑦明暗
⑧エフェクト
⑨バランスを調整して、完成!

こんなにも長い工程が……。今回は特別に、全て順を追って教えていただけるとのことで、ぜひ一つ一つお聞かせいただきたいです!

い「はい!まずは、設定を紐解く作業ですね。

①キャラクター設定を紐解く

冒頭でも触れましたが、始めにシナリオチームから「イラスト発注書」と呼ばれるものが、担当イラストレーターのもとに到着します。

名前: :ロスカ(スペイン語で「螺旋釘(ねじくぎ)」という意味)
レアリティ: S
属性:魔
性別:女
年齢:18歳
設定: 「呪うなら、正々堂々正面から」がモットーの天才呪術師。
明るくまっすぐないい子であり、それゆえに周囲から「なぜ呪術を…」「あれ(呪術)さえなければ結婚したい」などと言われている。本人は呪術師である自分に誇りを持っており、それゆえに「人知れずこっそり」ではなく、相手の前に堂々と姿をさらして呪う。
相棒は巨大な五寸釘と、伸縮自在の藁人形「ルーシー」。
セリフ例: 「では、正々堂々と呪いますっ☆」
登場シーン: 2017年7月超駒で、呪いスキルの初登場キャラクター

ロスカのキャラクター設定はこんな感じでした。スキルやモチーフが決まっていたり、セリフ例がこの他にも5パターンくらいあったりと、この時点で既に情報がたっぷり詰まっています。「やったー!これならキャラクター性を掴みやすい」…と思いきや!オーダーには以下条件がついていました。

備考:
(7月に出すキャラなので)夏っぽい、涼しげなイメージでお願いします!

※以下のイメージは避けてください↓
✖和風
✖布厚めの重い衣装や暗い色、暑苦しい配色
✖ネガティブ、狂気的、低年齢(精神的にも)

これが私を悩ませることになります……。

「藁人形」と「五寸釘」が相棒である上に、呪いという新たな魔属性のスキル。だけど、内面・外見ともにごく健全な明るい子、というギャップのある設定に、はじめはかなり混乱しました。普段は設定を聞いた時点で、ぼんやりながら容姿や表情をイメージ出来ることが多いのですが、ロスカは「条件ムズー!」という感じで、すぐには方向性が思い浮かばなかったんです。

呪いという設定でイメージしやすい和風がダメなら、順当に考えるとブランジェッタのような「エスニックのシャーマン系」や「黒魔術を使いそうなゴスロリ少女」かなと思うじゃないですか。でも、真夏に出すキャラなので、「布多めの重い衣装や暗かったり暑苦しかったりする配色も避けてほしい、涼しげなイメージでお願いします!」との難題なオーダーで……。

そこで、まずは原点に立ち返って「そもそも丑の刻参りって、実際どうやるの?」を徹底的に調べてみることにしました。カフェでコーヒー片手にひたすら「藁人形」と「丑の刻参り」についてググり続ける姿は、はたから見たらかなりヤバイ人だったと思います(汗)

結果、丑の刻参りには以下のような作法があることが分かりました。

ロスカ_2_丑の刻参りの掟

②キャラクターデザイン

「マジかー!丑の刻参り、半端ないって!そんなん出来ひんやん普通(懐かしいネタ)……」と思いつつ、こんな面白い文化があるなら是非取り入れたいと考え、その要素を全て洋風、現代風に変換してみることにしました。

そうして以下のようなコンセプトデザインが出来上がり、現在の「洋風ポジティブ丑の刻参り少女」になったんです。

・白いワンピースを着用
・赤い宝石を炎に見立てた鉄製のカチューシャ
・アンティーク調の鏡と数珠風ネックレス
 (せっかくオセロなので白黒2色の珠にしました。どちらも魔除け効果のあるパワーストーン、オニキスとクリスタルです)
・(進化前は)両端に火を灯した細い松明をくわえている
・足には一本歯の高下駄風サンダル
・腰から11mかどうかは定かではないものの無駄に長い布を垂らしつつ、それがギリギリ地につかない状態を、謎のパワーで常に保っている

ロスカ_3_ミニキャララフ

“丑の刻参り”由来ではないモチーフは、他にありますか?

い「例えば、黒百合ですね。黒百合の花言葉が「呪い」ということで、まずは腰に着けているコサージュに採用。他にも進化前の背景であったり、闘化ロスカに描いたルーシーに刺さっている釘の模様にも取り入れてます。この花って本物は臭いらしいのですが、ロスカがつけているのはあくまで「アートフラワー」なので、ご心配なく…!ちなみにルーシーがファンシーなデザインになったのは、単純に名前のせいです(笑)」


③シチュエーションラフ

この先の工程についても、詳しくお教えください!

い「ミニキャラで素体や衣装のデザインが見えてきたところで、次はシチュエーションや構図を考えていきます。

進化前の姿は、基本的に自己紹介のようなコンセプトなので、敢えてあまり凝っていません。衣装などが見やすいアングルで、シンプルな立ちポーズにすることが多いですね。進化と闘化は、まずは喋っていそうな台詞をイメージしながらラクガキで自由にアイデア出しをしていくのですが、この段階のラフはけっこうカオスな状態です(笑)。

その後、(オセロニアの場合は)正方形の枠の中にバランスよく収まるように、3枚並べた時に出来るだけアングルがかぶらないように、などを意識しながら構図を調整。この「作品の仕様に合わせる」ということが一番重要だったりします。

ロスカ_4_シチュエーションラフ

④カラーラフ

ラクガキで3枚の構図を「こんな感じでいこう」と方向性だけ決めたら、私の場合は一旦そのラクガキに仮色を置いちゃいます。

イラストレーターさんの中では、白黒のラフから清書の線画に入る人の方が多いんじゃないか、とも思います。私は優柔不断なのか、色を置いて最終形のバランスに近い状態を見てからでないと、ディテールを描く時に迷ってしまって清書できない、という癖があるんですよね……。

ゴツい五寸釘スーパーや金槌とのギャップを強調したかったので、ロスカはあえて華奢すぎるくらいの体型にしました。とはいえ物心ついた頃から一本歯の高下駄で走り回っていたはずなので、身体能力はスーパーアスリート並みだろうと予想してます(笑)

ロスカ_5_通常ロスカ3種ラフ

⑤線画

カラーラフを下地にして、バランスを調整しながら線画を起こします。ラフや着彩はPhotoshopで、清書の線画のみClipstudioを使用。ここで曖昧だった部分のディテールも決めていくので、この工程はかなり気合が要りますね(汗)

ロスカ_6_通常ロスカ3種線画

アップにすると、このような感じです。

ロスカ_7_線画アップ

⑥ベースカラー

線画にベースカラーをのせていきます。

基本は100%のベタ塗りで、下地の色としての役割より、構造色でマスクを切っておく意味合いの方が大きかったりします。パーツ分けをしておくと、後でそれぞれを範囲選択して色調補正しやすいからですね。

配色については、ロスカの服が丑の刻参り姿をベースにした無彩色系の軽装である分、ルーシーはガーリーなひらひらドレスでカラフル担当、という対比の形にしました。ロスカの眼や髪には最終的にカラーグラデーションが入りますが、基本は緑色の眼とピンク色の髪として設定してます。

ロスカ_8_通常ロスカ3種ベースカラー

⑦明暗

ロスカ本体、ルーシー、エフェクトに分け、陰影やハイライトを詰めていきます。

細かいところでいうと、これまであまり具体的に公開されてはいないのですが、胸の鏡には青空が映ってるんです。白昼堂々、澄みきった心で呪う!という感じで。とはいえあくまでも精神的な部分なので、室内でも夜でも常にこのままです。そのうち彼女の中で心境の変化があれば、映る景色も変わるかも?

ロスカ_9_通常ロスカ3種陰影

ロスカ_10_通常ルーシー3種陰影

⑧エフェクト

ロスカとルーシーの後ろに敷いてあるエフェクトはこんな感じで、輪っか状の図柄を3枚に共通で入れてあるんですが……。

ロスカ_12_通常3種エフェクト

この輪っか、実はオセロニア文字で作ったある単語を4つ組み合わせて釘を足したイメージになっていて、私はこれを「丑の刻花火」と呼んでます。夏といえば花火。でも草木も眠る真夜中に打ち上がる丑の刻花火は、ドーン!ドーン!ではなくてコーン!コーン!と響きますよ。

絵の中にオセロニア文字を入れるのが好きなので他のキャラでも使用していますが、ロスカは特にたくさん入れてしまいました。このエフェクト以外にも、腰の一反木綿やルーシーのお札なんかにも、実は潜んでいます。

⑨ついに完成!

最後に全パーツを組み合わせて完成です!

実はこれを納品したタイミングは図らずも午前 2時半頃でした。次の日が締切だったので真夜中まで作業していたんですが、納品完了のメールを送信した瞬間、時計を見てびっくり。本当の話、完成したのがまさに丑の刻だったんです……!」

ロスカ_14_通常ロスカ3種完成

なんと……!まさにロスカと息がぴったりなエピソードですね!

3. 着替えると?【水着バージョン】

ロスカといえば、衣装替えverが2018GW、季節verが2018夏に登場していますが、中でもサマーの方は水着衣装を身にまとっていて大人気ですよね。ぜひ詳細を聞かせていただきたいです!

い「反響を伺って嬉しいです!「これからも頑張ろう」と、励みになります。

サマーロスカは、2018年の夏に進化前と進化後が登場しましたね。

ロスカ_36_夏ロスカ並べ

まずは水着のデザイン込みで進化前ラフから制作して、その後、進化後のシチュエーションを考えていきました。ちなみにロスカのシチュエーション設定を考えている時は、いつも語尾に☆がつくイメージをしてしまいます(笑)

ロスカの水着は呪いエフェクトのピンク色をベースに、「大事な仕事道具が水に触れて錆びないように、五寸釘をはじめ全ての金属を封印」というコンセプトでデザインしています。黒百合のコサージュも水を弾く素材にリニューアル。ルーシーの胸の釘も外して、代わりに名前の書いてあるゼッケンで穴をふさいでみました。

進化後のシチュエーションは、呪術師の仕事にストイックなロスカが初めての海で何をして過ごすか……を考えた時に、海で拾った貝殻や花を、(アクセサリーのつもりで)片っ端からルーシーに刺してあげている姿が浮かんできました。海での遊び方がなんだかおかしいですが(笑)、ルーシー自身もこれがビーチスタイルのオシャレだ~♪と思って夏を満喫しています。

夏ロスカ_進化前ラフ

夏ロスカ_進化後ラフ1

ラフが決まったら清書に入りますが、この時にキャラクター性やバランスを見て微調整を施しています。ラフで「初めての水着にしては恥じらいが足りないな~」と感じて進化前の腕のポーズや表情を変えたり、進化後も表情や画面のバランスを調整したり。進化後の構図は、波や水しぶき、花々や貝殻が2人と一緒に球面を描いてはしゃいでいる『夏のスノードーム』をイメージしてます。」

夏ロスカ_進化前と進化後完成

そして、2020年には闘化バージョンが登場しましたね!

い「そうなんです。実を言うと、大昔に趣味で描いた別のオリジナルキャラのラフがあって、闘化はそのイメージをアレンジして描いてみました。

夏ロスカ_闘化ラフ

個人的に昔からシャチが好きで、子供の頃に水族館で買ってもらったのがシャチのぬいぐるみだったりします。ペンギンとかラッコとか、他にいくらでも可愛いぬいぐるみがあっただろうに……。そんなシャチを、色や質感が五寸釘スーパーっぽいという理由だけで 迷いなくルーシーに刺してみました(笑)シャチの子供は体長2メートルくらいからだそうなので、2匹とも子供ですね。

このカラーラフをベースに、ロスカ、シャチ、花々や泡などのオブジェクトの線画をそれぞれ起こして、全てのパーツのカラーを整えて完成です。ルーシーは召喚の方で作業後に縮小して配置しました。 上から日光が差し込んでくる海中の雰囲気を出すために、ライティングや浮遊感には特にこだわってたりします。まとめていた腰の一反木綿も泳いでいるう ちに解けてこちら側に流れてくることで、ロスカを挟んで近景と遠景に水の層があるような奥行き感を演出してみました。

夏ロスカ_闘化fix

水中を舞っている花はプルメリアとピカケ。ピカケというのはハワイ語で「アラビアンジャスミン」のことで、私も育てたことがありますがめちゃくちゃいい香りがしますよ♪

ロスカ_52_ピカケ

通常闘化の五寸釘スーパーに取っ手として鎖が巻いてありますが、シャチさんスーパー(?)にはピカケを編んだレイを鎖に見立てて巻いてます。進化前から闘化まで、徹底して金属を避けるスタイルです(笑)」

▼五寸釘とシャチさんスーパーの鎖

五寸釘とシャチさんスーパーの鎖

4. 着替えると?【冒険バージョン】

そして衣装替えバージョンである、[GW特別衣装替えverロスカ]についても伺ってもよろしいでしょうか?

ロスカ_15_冒険ロスカ並べ

い「はい!まずは冒険衣装のデザインです。

頭に帽子を被せるか、ゴーグルをカチューシャ的につけるかを迷ったのですが、ルーシーが探検帽を被りたいという無言のアピールをしてきたので(?)、ロスカの方はいつものカチューシャをアレンジしたような、若干スチームパンクが入ってる素材のゴーグルをつけることにしました。腰の一反木綿と数珠ネックレスはダンジョンの狭い通路で引っかからないようにぐるぐる巻いて縛り、短くまとめてあります。

ロスカ_16_冒険衣装デザインラフ

衣装デザインの方向性が決まったら、ディテールを詰めながら進化前の構図を同時に作っていきました。この「黄金郷の冒険」イベントでは設定が詳細に決まっていて、進化前はゴルディオンに入る前の森、進化後はゴルディオン内部地下エリア、闘化はミダスのいるボスエリアの直前というロケーションになっています。」

仲間と旅するRPG物語のような設定になっているんですね……!

冒険ロスカ_進化前ラフと背景

い「まさに、そんなイメージでした!

進化後に登場する仲間はローランかジェンイーのどちらか一人でOK、というオーダーだったのですが、みんなでワイワイ冒険するのが楽しそうだったので、両方描くことに。ルーシーも含め4人を1画面の中に収めることになったので、ロスカのサイズと4人の距離感を保つために、遠近法を重視した広角レンズ的な見せ方にしてみました。ローランとジェンイーは別の絵師さんが描かれている冒険バージョンを頂いてから衣装を着せる予定なので、それまではClipstudioでポージングした3Dモデル人形を仮置きしています。

闘化のシチュエーション設定は「黄金兵との戦闘シーン。なぜか呪いで爆発してる」。メカニズムは謎です(笑)こちらは魚眼レンズで覗くようなイメージですね。

冒険ロスカ_進化後ラフ

冒険ロスカ_闘化ラフ

進化前、進化後、闘化のラフが揃ったら、キャラ部分の線画を起こして…

冒険ロスカ_3種線画

背景やエフェクト含め、全パーツの色を整えて完成です。

冒険ロスカ_3種完成

ちなみに後ろの2人をアップで見るとこんなことになってます(汗)ゴルディオンは迷路のように入り組んでいるので、2人はそれぞれ違うルートからロスカのいる広間に辿り着き、合流した途端、罠の餌食に……ローラン、ジェンイー、ごめんなさい!」

冒険ロスカ_ローランとジェンイーアップ

他のキャラクターとの掛け合いも知ることができて嬉しいです……!ちなみにイラストを描く時に、何か実際に存在するものを参考にすることはありますか?

い「そうですね……ロスカの時は、実はこんなグッズを買っていました。

下はMYルーシーの「ねりけーしー」と五寸釘。」

……ねりけーしー!?

い「はい、そのまんまですが(笑)
ネットショップで「呪いの藁人形セット」という商品が売っていたんですけど、さすがにその世界に踏み込む勇気はないので、画材屋さんとホームセンターで購入しました。釘を難しいパースで描く時のために用意したものの、実はまだ[GW衣装替えver]闘化ロスカの時しか使ってなかったりします。

上の下駄は絵とは全く関係なく、単純に体幹を鍛えるために買ったものです。この下駄の存在を久々に思い出したので、テレワークの運動不足解消用にまた使ってみようかな…?履いてみるとこの高さなら意外と数分で慣れましたが、ロスカの高下駄は難度が高そうですね(汗)」

下駄と五寸釘とねりけーしー

5. キャラクターをデザインすること

最後に、仕事の流儀についてお聞かせください。いけださんにとって、キャラクターデザインとは?

い「見た目やその補足設定に関してゼロから自分で制作しているものの、デザインをする際にキャラクターを「作っている」とか「(自分が)生み出している」といった感覚はないです。

自分にとっては、シナリオチームからそのキャラクターのプロフィールである名前、年齢、性格、背景などが共有された時点で、その子はもうオセロニア界に存在していると思っています。動いたり話したり、ちゃんとそれぞれの生き方をしているけれども、まだ霧がかかっていてこちらの世界の人間の眼には姿が見えない。それをこちら側に呼んできてあげるために描く、といったようなイメージです。

絵を描くというよりも、キャラクター(人格)を表現したいと思っています。その子がどういう子なのか、どういう人生を歩みどういう性格なのか、というのを出来るだけ伝えたくて、いつも想像しながら描いています。

だから時には、独り歩きしていて捕まえるのが難しいキャラクターもいますよ。なかなか見えてこないキャラクターには、「隠れてないで出てきてよ〜」と思わず呼びかけてしまいますね……。
でもそういうキャラほど、現れてくれた時の喜びも大きいです!」


いけださんが創り出すキャラクターたちの優しい表情や暖かい雰囲気。そのワケは、インタビューを通して、いけださんのお人柄から伝わってきたように思います。1枚のイラストの裏側には、計り知れぬほどの丁寧で精細な工程と、それを支えるキャラクターへの強い想いがありました。

運営チーム 広報担当 こりん

〈次回の配信予定日:2021年1月28日(木)〉

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※1月15日追記
有り難いことに数多くの反響をいただきましたため、イラスト画像の細部を少しでもご覧いただけるよう一部画像を更新しました。

更新はこちらでお知らせしています!

ありがとうございます!これからもオセロニアをよろしくお願いします!
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DeNAが配信中のアプリゲーム『逆転オセロニア』の公式アカウントです。開発や運用、プロモーション、デザインなど、様々な領域で活動する運営メンバーが交代で登場し、制作現場の裏側を発信しています。