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ルルカの師匠!?が教える「駒性能」の読み方講座

『逆転オセロニア』では、イベントごとに新しい性能の駒が登場します。みなさん、どれを狙うべきか悩んでしまいますよね。そこで今日はバトルチームの支配人さんに駒性能をどのように読めばいいかをレクチャーしてもらうべくインタビューしました!

実は、支配人さんは「新着オセロニア」の中で新駒の評価をルルカがコンパクトにまとめて性能を紹介するコーナーの監修をしている師匠なのです。

この表はとてもわかりやすいのですが、さらにどのようにキャラクター駒の能力を解釈すればいいのかが身につけば、自分のデッキに必要な駒なのかどうかを判断できるようになるかもしれません!

まず、キャラのここを見ろ!

支配人:イラストですね(笑)いつも楽しみなので。

ーーファーストインプレッションでグッと来るキャラいますもんね(笑)では性能でお願いします!

支配人:まずは属性を見た後に、(1)スキル、コンボの内容、(2)パラメーター(HPとATKの値)がどのようになっているかをチェック。(3)最後に印をみていきますね。印はカップ戦に力を入れている方は特に気になるポイントだと思います。

ーーやっぱりスキル・コンボが一番、気になりますよね。

3つのポイントからスキルを見よう!

支配人:スキルの強さを測るときには、大きく3つの項目に分けて見ています。

1. デッキリンク
2. 発動条件
3. 効果ターン

細かく説明すると…。

▼デッキリンク
特定のアーキタイプ向けに設計された駒を除けばデッキリンクは緩い方が望ましいです。
例えば闘化ウンディーネやサヤカはそれぞれ汎用性のある防御/罠スキルを持った駒ですので、神デッキ~魔デッキまで幅広く採用されていますし、クラリーチェやコロネについては神殴り、魔殴り、混合殴りとバフデッキ全般で活躍をしている事から、デッキリンクは構築のしやすさの目安になると思っています。
とはいえ、尖った性能の駒が特定のデッキリンクで使えるということも多いので最終的にどのデッキにパーツとしてはまるかが構築の腕の見せ所です。

支配人:例えば闘化のガトライズ。神10の神デッキであることがデッキリンクになっています。スキルは特殊ダメージですが、コンボが毒ダメージということで、神デッキから防ぎにくい毒ダメージを出せるのもいいですし、魔が1枚以上必要なフォーススキル持ちとの組み合わせにしたり等、ピンポイントで採用できるパーツだなというふうに性能を読めたりします。

▼発動条件
発動条件については様々な種類がありますが、大きく分けると「ひっくり返す際の枚数指定」「HP条件」「盤面の自分or相手駒数条件」等が挙げられます。
発動条件は最終的なデッキの完成度に関わってくる項目です。
例えば効果値が高いからとHP50%以下条件のスキルや盤面に自分のキャラ駒が多く必要になるものを入れすぎてしまうと、序盤のターンで手駒にスキルが発動しない駒が集中してしまうケースも出てきてしったり、枚数条件の駒が終盤重なってしまうとコンボスキルに繋げられない。といった状況が発生してしまうので、デッキを組み終わった際に一度全体の発動条件を見直してみるとデッキの完成度がさらに向上すると思います。

支配人:同じような発動条件が複数体はいっていたり、盤面条件やターン経過を必要とするスキル持ちばかりで、いわゆる手駒事故を起こしてしまったことがある人も多いと思います。対戦をしながらチューニングしていくのもいいのですが、ここは駒を引く前に性能を読めるようになるには…ということで、自分の組みたいデッキの必須駒と照らし合わせながら見ていくといいと思います。

▼効果ターンについて
比較的強さに直結してくる項目の中で大きな点が効果ターンになります。
防御や回復系のスキルであれば、デッキの傾向も準耐久型となり効果ターン数が多いものを採用しますし、攻撃系スキルの場合はターン数が長くなるほど終盤にくると全て使い切れない可能性が出てきてしまうため、2~3ターンで完結するスキルがお勧めです。
また、チャージでMAXダメージまで貯める時間であったり、召喚するまでターン数が必要な駒等で発動条件に近いですが、効果ターンとして考えておくと整理がしやすいです。

支配人:1ターンで完結する攻撃駒も、スペック上のダメージは強いのにMAXダメージになる条件がきついものだと使用したいときに意外とダメージが入らなかったりすることがありますからね。

ーースキル効果の数値はどのように見ておけばいいですか?

支配人:もちろんダメージや回復なら大きいほうが、防御や罠などなら効果値が高いほうが採用しやすいです。これは数値としてわかりやすいので、ご自身で判断していただけると思ってます。

ステータスはどのぐらいが目安?

支配人:まずはHPです。

▼神駒
・神S+駒:HP2700以上 ・神A+駒:HP1650以上

▼魔駒
・魔S+駒:HP2150以上 ・魔A+駒:HP1480以上

スキル種によって多少の増減はありますが、HPの目安は大体この辺りのラインになってくると思います。
竜駒についてはアーキタイプによって大きく分かれてくるので各アーキタイプ毎に記載すると

▼速攻竜
・竜S+駒:HP1725以上 ・竜A+駒:HP1200以上

▼火炎竜
・竜S+駒:HP2700以上 ・竜A+駒:HP1570以上

▼閃撃
・竜S+駒:HP2400以上 ・竜A+駒:HP1525以上

暗黒竜は、同一アーキタイプ内で捕食系スキル・アタッカースキル、竜鱗・バフスキルでHPが分かれており複雑になりすぎるのでいったん今回は省略です。

支配人:ATKについては攻撃駒は高いに越したことはないですが、単純に高い低いだけで見るのではなく、手駒ロックをされた際にどの駒が出るかが大事になる項目だと思います。
デッキ作成後にATKで並び順を変えてデッキ内のATKの低い駒を把握し、オーラ駒のロック耐性があるか、ヴァイセや周年ファウスト等のフィニッシャーが出やすくなっているか、ルキアを手駒ロック返しで飛び出るようになっているか等を確認しておくと、総合的な勝率を少し上げることが出来ると思います。
レベル調整でATKコントロールできる余地がありますが、あまりにLV差がありすぎるとHPが低くなってしまいますし、そのあたりは自分のプレイスタイルにあわせてうまく調整してほしいです。

意外な盲点!?印について

支配人:カップ戦ガチ勢でないと、なかなかマニアックな部分ではあるのですが大きく2点に絞ったポイントで説明したいと思います。

1. いつ頃実装された印か
2. リーダー駒の印に注目

▼いつ頃実装された印か
オセロニアリリース当時に実装された印は「闘士」「導師」「獣使」「東方」「天界」「魔界」「幻獣」+「強化」の8種が実装されており、その後エンデガ実装時に「術士」が追加されて「戦国/三国/御伽」の3種が希望/絶望イベントで追加され、ヴィーナス、ルシファー、バハムートの御三家実装時に「人道/幽鬼/修羅」が追加され、最後にラウムシュット、レビヤタン、ヤマタノオロチ実装時に「英傑」「叡智」が追加されました。

印の実装順
「闘士」「導師」「獣使」「東方」「天界」「魔界」「幻獣」「強化」

「術士」

「戦国」「三国」「御伽」

「人道」「幽鬼」「修羅」

「英傑」「叡智」

印が古いほど駒数が潤沢にあるので、カップ戦ではデッキが組みやすくなりますし、新しい印ほどホーリー等の新スキルや火力や使用感が向上したスキルもあるので、この辺りのバランスがポイントになると思います。

ーーカップ戦でできるだけコストが下がった駒でソートしてると、普段のバトルでは使わないけど結構いい性能してる駒いるんだなって発見できたりしますよね。新しめの印の駒を持ってなくて対戦相手がつかってきたりすると、その駒いいなぁっていつも思ってます。

▼リーダー駒の印に注目
カップ戦ではどのリーダー駒を使うかが重要になるので、リーダー駒と同じ印の駒であれば、同時採用をしやすいメリットがあるので、積極的に狙いに行きたいと思っています。

最大コストの違いで活きてくる駒について

支配人:200コスト環境と180コスト環境で1番大きく変わるのはS駒の編成枚数とそちらに準ずるデッキパワーやHPが大きく影響すると考えています。
そのため、200コスト環境ではやはり最大HPに依存するダメージスキル種と、ランドタイラントやミューズ・マツリといったデッキ全体の火力を上げてくれるオーラ系スキルが重要になってくると思います。

180以下のコスト環境では上述の通りS駒をどう使うかはもちろん大事なのですが、やはり全体的な火力自体は下がってくるので、銀志郎や[キング]カワズの様な安定したダメージソースになるオーラ駒や、神殴りのように最大2倍までバフをだせる強力なコンボスキルを持った駒が重要になると思います。

ーー銀志郎や[キング]カワズって強いんですか…あまり使ってなかったです。

支配人:盤面に出さなくて効果を発揮するというのは、ダメージ的には地味に感じるかもしれませんが引き得でとても強いです。とはいえ手駒が詰まってしまうという弱点もありますし、そのあたりとトレードオフですね。

ーーデッキを組むときにちょっと悩んでしまうのが、15コスの駒を入れて、5コスのB駒を採用するのってどうなんでしょうか?

支配人:15コスの駒は、イベントの配布駒ですよね。通常の10コスのA+と比べてもちろん性能は強いですが、コストを調整するために組み合わせなきゃいけない5コスのB駒の性能が追いついていないと思っています。
15コス+5コスの組み合わせだと一般的な10コス+10コスのA駒と比べると総合的なバランスでいうと10+10コスのほうが強いんじゃないかなと。
ただ、ぬいぐるみファヌエルくんや周年のB駒など特筆すべき性能の駒であれば採用していくのはもちろんアリです。

オセロニアンの駒評価も注目!

ーーオセロニアンの駒評価ってチェックしてるんですか?

支配人:情報局の動画のコメントや、Twitter、Mirrativの配信、YouTuberの動画もちゃんとチェックしています。結構、辛口なコメントがあったりするのも見ています。自分の好きな属性だからか深く考察されていたり、新しい使い方を模索されていたりとても興味深いですね。

ーートッププレイヤーが勧めている駒はひいておきたいなーって僕も思いますし…それとは別に推しキャラならばスキル関係なしに引くぜ!っていってくれてるオセロニアンの方もいるのでとても嬉しいです(笑)オセロニアンの皆さんのデッキ構築を見ていると単純に駒性能だけじゃなくて、シナジーで戦略が新しくできたりするのも面白いですよね。

支配人:前のトレンドにはなるのですが、天楔デッキにラファエルの蘇生を入れた「リザレクションボルトデッキ」というのには驚かされました。蘇生は上手くハマるとつよいのですが、どの駒が復活するかランダムな点でリスキーなので、天楔と組み合わせることによってリスクを下げてバランスがよくなっているのには驚かされましたね。

ーー駒の性能を読めるようになるということは、どのようなデッキを組むか、組みたいかというセンスと直結してくると思うのですが。

支配人:そうですね。僕は作ったデッキがいかにバランスよく戦えるかを重要視しています。良くも悪くも尖ったデッキにはリスクがあるので。ATKで並び替えたり、発動条件のバランスがとれているか見直したり、実際のバトルや、カップ戦だと前哨戦で細かく調整しつつ仕上げていったりしています。

ーー定番になりすぎている駒についての苦言もあったりしますが……

支配人:悩ましいところではあるのですが、主戦場とされている方が多いシーズンマッチ以外にもカップ戦や、ロイヤルバトルのBO3など駒を上手く編成しなければならないバトルのシチュエーションを作ることで、駒の選択を楽しんでいただけるようにといろいろ考えてるところです。

ーーみんながみんな、ガチガチテンプレ駒の必須パーツを全て持っているわけでないので、上手く性能を読んで自分なりのデッキを組んでもらえると嬉しいですね。

それでは最後にオセロニアンのみなさんにメッセージを!

支配人:オセロニアにはいろんな楽しみ方があると思います。ランキング上位をめざしたり、PvEの決戦コンテンツを楽しんでいたり、ダメチャレだったり……。対戦ゲームなのでもちろん勝てるとより楽しいのですが、そればかりだと疲れてしまうこともあるので、自分が使ってて楽しいデッキを見つけてもらって、徐々に戦略の幅を広げて長く楽しんでもらえると嬉しいなと思っています!


『逆転オセロニア』運営
     担当:支配人(バトルチーム)
インタビュアー:かじさん(ブランディング担当)

〈次回の配信予定日:2023年4月〉

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