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仕入れ先からの電話

最近あった、恥ずかしい思いをしたことをここに書きたいと思う。

それは、わたしが働いている会社でのこと。

夕方4時ごろに、仕入れ先のひろせさん(仮名)という方から、A君と言う私の直属の後輩に電話(オフィス電話機)をかけてきたのだが、その時A君は外出中で、たまたま社内にいた私が電話を受け、伝言を預かった。

その会話の一部始終。

ひろせさん「〇〇会社のひろせです。Aさんはいらっしゃいますか?」

私「申し訳ございません。本日Aは終日外出で、戻りは明日の9時になります。」

ひろせさん「かしこまりました。では、Aさんへ折り返しいただくようお願いしてもよろしいですか?」

私「かしこまりました。Aに折り返しさせるよう伝えさせていただきます。最後にもう一度御社名お名前、電話番号を教えていただけますか?」

ひろせさん「〇〇会社のひろせです。電話番号は、xxx-xxxx-xxxxです。Aさんには眠りのひろせといえばわかると思います。」

その時、私は、「眠りのひろせ」ってなんだ?そう思った。

まぁ、たまにあるノリのいいお客さんのつまんないオヤジギャグかな、と思いあんまり面白くないけど愛想笑いをしながら私は「ははっ、かしこまりましたそのように伝えておきます!」と言って電話を切った。そのあとすぐにA君に電話して。

「〇〇会社のひろせさんから電話があったよ!伝言で、眠りのひろせといえばわかると思いますって言われたから折り返しお願いします!」と話したときに。

A君がすごくキョトンとしてて、

「眠り??なんですかそれ??小五郎かなんかの話ですか?」と困惑。

私も「いや、わからんけど、眠りのひろせと言ってたから、針とか刺されてよく眠る人なのかなって」と謎の返しを展開しながらしばらく会話をしてたら、

A君がようやく気づいたようで、

「あー、それメモリのひろせさんのことですよwww」

と言いながら爆笑。

A君に詳細を聞くとひろせさんは、どうやらメモリ製品の技術を担当している人でした。

俺の頭の中は、くそ恥ずかしい。それしかなかった。穴は一体どこにあるのだろう。。。

後輩に馬鹿にされてもおかしくない状況。
俺は赤面するどころかよくわからないステップを軽く踏んで平然を保とうとするむしろ不自然なやつになっていた。(ちょい盛り)

しかし、冷静になってよくよく考えてみると、あの時ひろせさんは、なんでこいつ電話越しで笑ってんだ?ってきっとそう思っていたかもしれない。

もし、「こいつ俺がメモリを担当してることバカにしてんのか?なめとんのかわれぇー!」とか思われていたらと考えると、とても申し訳ない気持ちになり、反省した。

それ以来社内では、〇〇会社のひろせさんのことを

「眠りのひろせ」と呼ぶようになった。