漫画原稿持ち込み体験談 番外編

漫画を描き始めて、結果を出すには、何か行動を取らなければなりません。

行動は取れば取るほどチャンスに広がると思います。

結果がついてこようがそうでなかろうが。

私も結果はほとんど出てはいないものの、持ち込みの数だけは経験してると思っています。


いろんなところに漫画原稿を持ち込んで参りましたが、場数が多くなったきっかけというものにコロナという要因があるのかなと思っております。

まず、持ち込みというのは完成原稿やネームなどを編集の方に直接見ていただくというものです。


自らが直接という手段を取らなくても、郵送で原稿を送ってという方法もあるようですが、

投稿の思い出から編集の方に一回投げてもなかなか返信が返ってこないというイメージがありました。


なのでやはり持ち込みは対面式の方がいいのではないだろうか、と考えておりました。


そして2020年、コロナウイルスが流行し始めて、世の中は一気にリモート化が進みました。


この頃私は地元におりましたので、完成原稿ができても、持ち込みに行けるはずもなく、投稿するというのに選択肢が狭められていました。


しかし、各編集部も黙っていません。


すぐさまオンライン持ち込みというものがで始めました。


大手K社のM誌は行っておりませんでしたが、それ以外の雑誌はほとんどがオンラインでの持ち込みが可能になりました。


私はすぐさまこの制度に目をつけ、完成原稿を写真に撮り各編集部に送りつけました。

完成原稿はそのうち3作出来上がっていたので、全部で15回ほど編集部への持ち込みをおこなっていたと思います。


返信もメールで返ってくる、電話でやってくれる、一週間で返ってくる、次の日帰ってくるなどまちまちでした。

そして好印象の場合はメールアドレスを使い分けているようでした。


実際に持ち込みに行くと、編集部の方のお話をメモにとらなければいけませんが、メールでの返信だとそれが要点でまとめられており、その必要がない、また各編集部の意見を平均化して考えられるのが大きなメリットだとも思いました。

対面でお話しするのが苦手な私にとってはメールでの持ち込みが可能になったことと、地方にいても交通費をかけずに編集部の方の意見が聞けるのは本当にありがたかったです。


ただ、一つ不満なこともありました。

少なくとも私は、持ち込みというのはアドバイスが欲しい、うまくいけば担当が着いてくれればいいという心持ちで行っています。

しかし、担当編集はつきませんでした、という結果報告だけのようなメールを返してくる編集部もありましたので、それには沸々と怒りが湧いてきたりもしました。

私の経験談ではその編集部は一箇所だけだったので、それ以外の編集部はとても丁寧に対応してくださりました。


コロナ禍でのオンライン持ち込みが始まったことで、私の1番の収穫になったのが、とある作品で担当編集がついたことです。

私もこれまで担当編集がついたことはありましたが、持ち込みで褒められるというのは初めての経験だったので、とても嬉しかった思い出があります。


今考えると、オンライン持ち込みでも担当編集がつくというのは珍しいことではありません。

コロナ禍が始まって2年が経ちましたが、リモート化など世の中が慣れてきているので、今の方がもっとスムーズにオンライン持ち込みができると思います。

地方住み、特に学生の方は、デジタルでもアナログでも編集の方に意見をいただけるオンライン持ち込みは活用した方が近道になると思います。

投稿と言う手もありますが、投稿で全く結果が出ない方もオンライン持ち込み一度してみるといいですよ!

そこにアナログとかデジタルとかいう垣根はありません。デジタルのみという編集部は後回しにしてもいいと思います。



結びになりますが、皆さん、オンライン持ち込みしましょう!!!!

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