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【3,000字】25卒旧帝大編入・コンサル複数内定者が語る"編入は就活に有利"の真実

今回は、26卒・27卒の編入生や編入受験生が気になっているであろうこのテーマを取り扱います。

ずっと気になってた

実は、私自身も編入試験の受験を検討していた頃からずっと気になっていたテーマなのですが、一般的に言われていることと実際に就活を行って感じたことに若干ギャップがあったので執筆に至りました。

ちなみに、筆者はインターン・本選考合わせて40社以上の選考を経験していますが、必ずと言って良いほど編入に関する質問を受けました。
そのような実体験に基づき、「編入生は就活に有利」の真実を語ろうと思います。

この記事は、26卒・27卒として就職活動に取り組む方はもちろん、編入試験を受験予定の方にとっても今後のモチベーションになると思うので、是非最後までお読みになってください!



編入経験が就活に有利にはたらく理由

まず「編入経験って就活に有利なの?」への回答ですが、直接有利にはたらくわけではないが、編入経験を通して得た能力やマインドが活きることは往々にしてある、というのが私の仮説です。

①編入経験そのものが有利にはたらくケース
②編入試験を通して身につく力やマインドが役に立つケース
の2つの観点に分け、もう少し具体的に説明します。

n=1の仮説です

向上心やチャレンジ精神をアピールできる

編入経験そのものが評価されるケースです。
実際、これは面接でとても評価されている印象を受けました。
面接官から、「学びたいことを追求する姿勢や行動力が素晴らしいですね」といった趣旨のフィードバックをいただけることが多かったです。

また「編入って大きなチャレンジだと思うけど、昔から色々チャレンジする性格だった?」というように、過去のエピソードへの導線になることもよくありました。
このときに説得力のあるエピソードを紐づけられると、一貫性をアピールできます。


ここからは、身につく力やマインドが活きるケースです。

情報感度の高さ

合格に向けて最新情報にキャッチアップしようとする姿勢は、就活でも有利にはたらくと思います。
編入試験と同様、就活でも内定者や実際に働いている人から1次情報を積極的に聞き出す姿勢が重要だと思いました。(特に志望動機の作成)

志望動機作成の全体感を掴んでいる(志望理由書を書いた人のみ)

一般的に、志望動機は

1.自分が成し遂げたいこと
2.成し遂げたい理由・原体験
3.その実現に貴社が最適な理由
4.(字数次第で)実現に向けての行動

という流れで作成しますが、適切な原体験の選定や貴社が最適な理由を考える際に志望理由書で試行錯誤した経験が活きました。

というのも、編入試験の志望理由書では

1.○○を学び、○○を成し遂げたい(解明したい)
2.そのように考えた理由・きっかけ
3.貴学が最適な理由
4.編入学後、どのように1を実現するか(○○先生の授業を受けて○○学の知識をつける、XXという制度を利用する等)

という流れが基本になりますので、まさに志望動機作成のエッセンスが詰まっていると言えます。
(※インターン選考の場合は「貴社について理解を深めたい」といった趣旨で書けば問題ないです。)

志望理由書の作成に全力で取り組んだ人は、秋口から始まる早期選考の時期に私が言ったことを実感できるはずです。

圧迫面接の経験(面接経験のある人のみ)

編入試験では「面接官から厳しめの口調で詰められた…」というケースが結構あります。(私の周りには多いです)

編入試験で圧迫面接を受けた人は「就活の面接も厳しいのかな…」と思うかもしれませんが、全くそんなことはないです。
むしろ、こちらの考えを引き出そうとフランクに接してくださる方がほとんどなので、「意外とこんなもんなのか」と感じると思います。

流石にコンサルの役員面接ともなると、編入試験の時と遜色ないロジカルで鋭い質問がバンバン飛んでくることもありましたが、それでも面接官複数人から激詰めされた経験は後にも先にも編入試験が最後でした。

運悪く編入試験で激詰めされた方でも、「あのレベルの面接はない」と考えて大丈夫です。

参考:一般的に編入が就活に有利になると言われている理由

ざっとリサーチして出てきた3つを取り上げます。

向上心やチャレンジ精神をアピールできる

全面的に同意です。理由は先述した通りです。

学歴フィルターにかからなくなる

これは確かにそうなんですが、志望業界・企業によるので全員が恩恵を受けられるわけではないです。
例えば、私がインターンに参加した某コンサルティングファームで参加者全員が旧帝・早慶だったケースはありますが、ここまで露骨にフィルタリングしている企業はごく少数です。それこそインターン・本選考合わせて40社以上受けて1~2社程度です。

そのため、あまり期待しないほうが良いと思います。

編入ガクチカはバイト・サークル経験よりも評価される

そんなことないです。
というか、伝え方をかなり工夫しないとバイトやサークルより評価されない可能性が高いです。

というのも、面接では個人で何かを成し遂げたエピソードよりもチームで活動した経験が好まれます。
基本的に、企業ではチーム単位で動くことになるので「単独では100の実力があるがチーム行動で50の実力しか出せない人」よりも「単独では80の実力だけれど、チーム行動で70の実力を出せる人」を評価します。

「1人でコツコツ勉強して編入合格を掴み取りました!」ではチーム内でどんな振る舞いをするか伝えることができないので、面接官は評価しません。

ですので、編入エピソードを就活で使う場合は、メインのガクチカではなく
1.自己紹介に軽く織り交ぜ、面接序盤のフックにする
2.サブのガクチカで使う
3.自己PRで使う

上記3つのいずれかが良いかと思います。

ちなみに、私は1の方法を取っていました。
以下は過去記事からの引用です。

(中略)
ただ、自己紹介に編入エピソードを織り交ぜることはしていました。
「○○大学○○学部の○○です。以前は△△大学に在籍していたのですが、○○学に興味を持ち○○大学に編入学した経緯があります。(中略)課外活動では、以前所属していた大学で○○に注力し...」といった感じです。

そうすると、「どうして編入しようと思ったの?」「試験勉強で大変だったことは?」と面接官が興味を持ってくださることも多く、ガクチカで話さなくても自己紹介から流れで話のネタになりました。

伝え方次第では、向上心やチャレンジ精神、好奇心の旺盛さを幅広くアピールできると思います。

【26卒編入生必見】25卒・旧帝大編入生が教える編入生の就活戦略~サマーインターン攻略編~|OT (note.com)
実際、目新しいエピソードではあると思います

おわりに

今回は、「編入経験は就活に有利か」というテーマについて解説しました。

決して編入経験だけで就活が有利になるわけではないですが、編入試験を通して身につけた能力や学び、マインドは間違いなく強力な武器になります。

是非、納得のいく就職活動にしてくださいね。

では!


参考:
より具体的な就活のアクションを知りたい方は以下をご覧ください。
忙しい編入生が時期別に取るべきアクションを掲載しています。

↓サマーインターン対策

↓秋冬インターン・本選考対策


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