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議論は大切だが、必要なのは決めること

こんにちは。
みなさんは仕事や物事を進める上で、決断はどれくらいの頻度で行っていますか?議論ばかり重ねて前に進まないということになっていませんか?
国会では岸田首相が国民の負担に関すること以外は、
・検討する
・慎重に検討する
・検討に検討を重ねる
・検討を加速する
など、検討使としての力を遺憾なく発揮しています(笑
しかし、悲しいかな国のトップが検討だの議論だので決断をしない姿はそのまま日本国民に返ってきているのも実情ではないかなと思います。
と言うわけで、今回は「議論は大切だが、必要なのは決めること」ということを書いていこうと思います。


◯はじめに

現代社会における議論の重要性

議論そのものが重要であることは誰もが認めるものだと思います。ただ、議論には方向性と目的性が第一であり、話がアチラコチラに散るようのは議論ではなく雑談であり、時間の無駄になってしまいます。

議論の落とし穴

上記でも申し上げましたように、「結論が出ない、行動に移せない」という議論は時間の無駄だけではなく、他人の時間を奪うという害にしかなりません。事前準備として、概要の共有と目的、所要時間は決めておく必要があります。

次に議論そのものについて記していきます

①議論のメリット

  • 多様な視点の獲得:視野を広げ、より良い意思決定

  • 問題の多面性への理解:単純化を防ぎ、深い洞察

  • 合意形成:共通認識に基づいた協力体制

事業を行うとき、はじめは自分で突き詰めて考えることが必要です。ただ、それに時間をかけすぎていては意味がありません。考える時間は一定決めて、あとは他者からの反応を持って視野を広げ、盲点を防ぎより良いものにしていきましょう。

②議論のデメリット

  • 時間と労力の浪費:結論が出ない、行動に移せない

  • 感情的な対立:建設的な議論を阻害

  • 責任の所在不明:誰が何をするのか曖昧

無駄な議論といわれる理由がこのデメリットにあげられますね。結論がでない、行動に移せないのはそもそもの目的がはっきりしていないから。感情的な対立になるのは、議論がどういうものかそもそも知らないから。責任の所在がはっきりしないのは、最初から周りの同意を求めるからといったところです。やはり自分が取り組んでいる仕事に対するエンゲージメントの高さが自分を成長させる要因になりますので、「まずは自分がどうしたいか」を念頭に仕事に取り組みましょう。

③議論の落とし穴

  • 完璧な議論は存在しない:妥協点を見つけることの重要性

  • 議論は手段、目的ではない:行動に移すことが重要

  • 議論に依存する:主体性と責任感を失う

こちらも議論のときに陥りがちなことです。完璧な結果を求めて議論をすることで、結論が出ず行動にも移せない移さないということになります。また完璧な議論ができたとしても、いざ始めて見ると全然完璧じゃなかったなんてこともありえます。まずは行動あるのみです。そして議論に参加する以上は主体性をしっかり持つ必要があります。主体性を発揮するものではなければ議論の前に自分がどの立ち位置なのかを確認し相手に伝えるべきですね。

④必要なのは「決断」

  • 議論の成果を活かす:結論を導き出す

  • 行動に移す:議論を現実世界に適用

  • 責任を取る:意思決定の責任を負う

こちらが日本において最も大事なものです。直感的にでも論理的にでも「やる、やらないとまず決める」。計画はいくら突き詰めても計画です。おろそかにしてはいけませんが、実践に勝るものはありません。実践の中からの「修正力」が大事です。

⑤議論と決断のバランス

  • 議論と決断の適切なタイミング:状況に応じた判断

  • 円滑な意思決定のプロセス:議論と決断の連携

  • 建設的な議論と責任ある決断:より良い未来への道

では、決断ありきでものごとをすべて進めていいかと言われれば答えはNOです。必要なプロセスを通っているかというのは大事なことで、そこから逸脱したラインでうまくいっても、体系化されておらず次に活かすことが簡単にはできません。1つ1つの仕事は大事ですが、ライフキャリアの中でどのような積み上がりになるかを意識することで見え方が全然変わってきます。

体系化とは、もともとバラバラな個々の物事を一つにまとめ、わかりやすくすることを指します。 「体系」という言葉には、秩序や規則に基づいて矛盾なくまとまった一つのかたまり・全体という意味があります。 バラバラに存在する個々の物事をこの「体系」の状態に変化させることが体系化です。

Qast Labより

◯結論

  • 議論は意思決定の一つのツール

  • 議論と決断のバランスが重要

  • 行動に移し、責任を取る

議論はあくまで意思決定や目的達成のためのツールです。議論の回数や時間を重ねたからいいものになるというものでもありません。決断とのバランスが崩れていては本末転倒です。ぜひ行動に移し目的を達成するために上手に活用してほしいですね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?皆様の身の回りも「議論が」好きな方は多いと思います。しかし、本来目的達成のために議論があるのであって、いつまでも時間をかけていいものではありません。せっかく良い議論ができたとしても機を逸してしまっては全ては水の泡となります。ぜひ「必要なのは決めること」という方向性を意識して何事にも取り組んでいただけたらなと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。
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