見出し画像

抽象化と具体化を繰り返す

どうも、こんばんは。おたゆ(@otayu_burari)です。

先日、同僚と話をしていて、

「普段、自分はどういう思考回路で仕事をしているんだろう?」

と感じたため、軽い自己分析の意味も込めて、自分の頭を整理するためにこのnoteを書くことにしました。

結論から言うと、「物事の抽象化と具体化を繰り返すことが大切かもね」というお話です。仕事に限らず、スポーツも日常生活も。

ぶっちゃけ、こういう話を言語化するのってすごい苦手なんですが、今回は「筋肉ムキムキのマッチョになりたい人」を例に思考のプロセスをまとめてみました。

気が向いた方はぜひ最後まで読んでみてください。

マッチョになるためにはどうしたらよいか?

突然ですが、もしあなたが「マッチョになりたい」場合、どうしますか?

え、毎日とにかく腕立て伏せをする??

もちろん、何もやらないよりはやったほうがマシですが、仮に「3カ月後に海水浴に行っても恥ずかしくない身体になりたい!」などの目標がある場合、できるだけ最短で成果を出したい、つまり効率の良い方法が必要ですよね。

そこで、自分にとってよりベターな方法を探すために行うべきなのが、抽象化と具体化の繰り返しです。

なんか良い感じに聞こえますが、めちゃくちゃ簡単な3ステップで完結します。早速見ていきましょう。(ちなみにこのあと挙げる内容はあくまで例ですので、広い心で読んでいただけますと幸いです。笑)

①情報を集める

まず、はじめにやることは情報収集です。
この「情報」とは、大きく分けて2つあります。

ひとつめは、事例や他人からの情報です。
例えば、「プロテインを飲むと、効率よくマッチョになれるらしい!」みたいなやつです。情報の入手経路としては、Google先生や友人など様々なパターンが考えられます。

もうひとつは、過去の自分の経験から得られる情報です。
例えば、「家の壁に目標を貼っていたら、ランニングを継続できた」とか。学生、社会人問わず、これまで生きてきたからには必ず何かしら経験してきたはずです。大小問わず、過去の経験を振り返ってみましょう。

②情報を抽象化する

次に、①で集めた情報を抽象化していきます。

てか、そもそも抽象化ってなんだっけ?と思い、ググったところ、Wikipediaでは下記のように記載されていました。

抽象化とは、思考における手法のひとつで、対象から注目すべき要素を重点的に抜き出して他は捨て去る方法である

なるほど。「注目すべき要素を重点的に抜き出して他は捨て去る」ってめっちゃわかりやすいですね。早速、先程の工程で得た情報を抽象化してみましょう。

まず、「プロテインを飲むと、効率よくマッチョになれるらしい!」という情報。
注目すべき要素を重点的に抜き出すと「タンパク質を摂取すると、効率よくマッチョになれる」という情報が見えてきまよね。
もし、「プロテインを飲むこと」自体が注目すべき要素だとすると、実はタンパク質をあまり含んでいない、見せかけのプロテインを飲むことすら正となってしまいますが、それは違いますよね。
「プロテインを飲むこと」はあくまで手法であり、大切なのは「プロテインに含まれているタンパク質を摂取すること」です。

また、同様に「家の壁に目標を貼っていたら、ランニングを継続できた」も抽象化してみましょう。
注目すべき要素を重点的に抜き出すと、「常に目標を意識できる環境をつくると、○○を継続できる」という情報が見えてきます。
こちらも先程のプロテインの件と同様で、「家の壁に目標を貼ること」自体に注目してしまうと、1年に1回しか入ることがない物置に目標を貼ることですら正となってしまいます。

「プロテインを飲むこと」も「家の壁に目標を貼ること」もあくまで手法でしかないので、注目すべき要素を誤らず本質を見ることが大切です。

③情報を具体化する

次に、②で抽象化した情報を具体化します。
まず「タンパク質を摂取すると、効率よくマッチョになれる」を具体的な手法に落とし込んでみましょう。
パッと思い浮かぶのは「鶏肉をたくさん食べる」などでしょうか。もちろん「タンパク質が豊富な肉類や卵類、乳製品をバランス良く食べる」でも良さそうですよね。

また、「常に目標を意識できる環境をつくると、○○を継続できる」についても同様です。
具体的な手法に落とし込むと、「スマホの待ち受け画面に目標を書く」などが考えられます。スマホなら家ではもちろん、外出中も目に入るし、家の壁に目標を貼るより効果があるかもしれませんよね。

要するに、抽象化することで得られる情報の方向が正しければ、その時の自分にとってよりベターな手法を選択することが可能になります。

これで、ただ腕立て伏せをするだけに比べると、効率的に養分を摂取し、三日坊主にならずに継続することで目標達成に近づけそうですよね。よかったよかった。

まとめ

今回は「マッチョになりたい人」を例に情報を抽象化し、具体化する流れを紹介してみましたが、いかがでしたか?
この抽象化と具体化を行き来すると、様々な発見があるし、少なくとも何も考えずにやるよりは効率的に物事を進められます。また、自分が初めて取り組むことに対しても、完全なゼロからのスタートではなく、(正解とは限らないが)ある程度の答えを持った状態で臨むことができるはずです。
なので、個人的には仕事に限らず、スポーツや日常生活でも大切な考え方だと思っています。というか、自分は実際にこの考えで、部活も仕事も取り組んでましたし、誰もが気づかないうちにやってるはず。

例えば、「他事業部でこんな施策をやっていたが、自分の事業部でも活かせないか?」、「他社がこんな施策をやっていたが、自社で活かせないか?」とか。さらには「学生時代に部活をやっていたが、仕事に活かせないか?」、「ゲームが得意なんだけど、スポーツに活かせないか?」とかとか。

一見、転用出来なさそうなことでも、抽象化してみると本質は同じだったりします。

よく新卒の子から「社会人になったばかりで、仕事の経験もなくて自分には何もない」なんて話を聞きますが、そんなことありません。抽象化と具体化を繰り返せば、絶対にこれまでの小さな経験も仕事に活きるはず。

と自分に言い聞かせて、頑張って生きていこ…。

最後までお読みいただきありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?