マガジンのカバー画像

太田酒俱楽部オンラインマガジン

全国の居酒屋をめぐり、数多の著作を世に問うてきた 居酒屋探訪家・太田和彦のオンラインマガジン。 毎月2回更新される「コラム」「フォト日記」「太田図書館」「お便り交歓室」など多彩な… もっと読む
好評の「コラム」「フォト日記」に「太田図書館」「お便り交歓室」を加えた、太田さんの魅力たっぷりの品… もっと詳しく
¥330 / 月
運営しているクリエイター

2021年11月の記事一覧

お便り交歓室 Vol.06

太田図書館 #6

関西で飲もう ~ 京都、大阪、そして神戸 / 小学館文庫 561円 「ニッポン居酒屋放浪記」や「居酒屋百名山」等々で、日本の居酒屋については知り尽くしたつもりでいた私が、宿題と感じていたのが、質も、贅沢度も、客の舌の肥えも、レベルが違うと言われている天下の台所・上方の食文化だ。  そんな時、大阪発行の、私が日本一の食雑誌と思っている「あまから手帖」から「関西の居酒屋を連載取材しませんか」という誘いをいただいた。 --------------

フォト日記 Vol.17

※vol. 01 ~ vol. 05 までは無料で公開中

盃つまんで Vol.17

東北新幹線「やまびこ13号」は、大宮を過ぎるとぐんぐん速度を上げ、外の風景が目にも止まらず流れてゆく。北関東平野のはるか彼方に筑波山。それも過ぎると、刈り入れを終えた晩秋の田、紅葉も過ぎた野山は枯葉になって冬の気配がしのびよる。列車はこの後、仙台、盛岡、新青森と停車、終点の新函館まで行く。  緊急事態宣言が解除され、久々にどこかに行きたくなった。どこにしよう。盛岡だ。

Offショット動画⑦ ロケ日和  甲府編

待ちに待った地方ロケ。ワインの郷はどこかフランスの郊外に来た趣がありました。

盃つまんで Vol.16

仕事場が本でいっぱいになり、整理して古書店に出すことに。ついでに家からも運び、大きな打ち合わせ机は本、雑誌の山になった。  教員だった私の父は部屋に広い座卓を置いて、書く仕事をしていた。座る畳まわりにはすぐ参照できるように資料本が幾冊も広げ置かれる。遊び盛りの子供の私が走り回ると「本を跨ぐな」と叱られた。父は、知の集積である本は貴いものとしていた。そのため私も本は捨ててはいけないが身につき、長い年月を経てあふれてしまっていた。昨年も今ごろ大量に古書店に引き取ってもらったが、そ

フォト日記 Vol.16

近隣の寺には、通りから見える像もたくさんあり、それぞれ皆いいお顔で心なごます。 ※vol. 01 ~ vol. 05 までは無料で公開中