太田酒倶楽部
盃つまんで Vol.16
見出し画像

盃つまんで Vol.16

太田酒倶楽部

仕事場が本でいっぱいになり、整理して古書店に出すことに。ついでに家からも運び、大きな打ち合わせ机は本、雑誌の山になった。
 教員だった私の父は部屋に広い座卓を置いて、書く仕事をしていた。座る畳まわりにはすぐ参照できるように資料本が幾冊も広げ置かれる。遊び盛りの子供の私が走り回ると「本を跨ぐな」と叱られた。父は、知の集積である本は貴いものとしていた。そのため私も本は捨ててはいけないが身につき、長い年月を経てあふれてしまっていた。昨年も今ごろ大量に古書店に引き取ってもらったが、それは仕事資料など必要がなくなったもので、愛着のある本は残した。

この続きをみるには

この続き: 1,717文字
この記事が含まれているマガジンを購読する
好評の「コラム」「フォト日記」に 「オフショット動画」を加えた、太田さんの魅力たっぷりの品揃えです。  お通しの料金で皆さまのお越しをお待ちしております。

全国の居酒屋をめぐり、数多の著作を世に問うてきた 居酒屋探訪家・太田和彦のオンラインマガジン。 毎月2回更新される「コラム」「フォト日記」…

太田酒倶楽部
幸せは旨い酒と共にあり、旨い肴で深まっていく . . . 。居酒屋をこよなく愛し、なくてはならない自分の居場所と自負する 太田和彦のつれづれ日記。