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この展示をしている「昭和館」は九段の目立つところにある七階建てのたいへんモダンなビルで以前から気になっていた。説明パンフには〈昭和館は、国民が経験した戦中・戦後の生活に係わる歴史的資料・情報を収集、保存、展示し、苦労を次世代に伝える国立の施設です〉とある。国立なんだ。入館は六五歳以上・二七〇円。今見た展示は一階で、上階に、イベント会場、研修室、図書室、映像・音響室、常設展示室と続く。 一階奥の「昭和懐かしのニュースシアター」は戦中戦後のニュース映画を四〇分ほど上映して、たい
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新聞の美術展案内に懐かしい名を見つけた。 樺島勝一(一八八八~一九六五)。小学二年のころ父が時々買ってくれた雑誌「少年クラブ」に夢中になり、その巻頭綴じ込みの樺島勝一のペン画に見とれた。木漏れ日が燦々とさす森を見上げるように描いた「耶馬渓」は今も忘れない。大分県にあるむずかしい地名をこれで憶えた。その展覧会とはうれしい。九段にある「昭和館」の特別企画「SF・冒険・レトロフィーチャー×リメイク~挿絵画家 樺島勝一と小松崎茂の世界~」だ。 大正三年、講談社が創刊した子供向け雑
季節がよくなった。健康のためにできるだけ毎日ウォーキングしている。お決まりコースは、仕事場を出て右は目黒通りになるところを左へ曲がる小道。自動車はあまり入って来なく、うらやましいような落ち着いた中住宅が並び、それぞれがみごとな庭木を植え、「薔薇屋敷」もたくさんある。 角の煉瓦建てに鉄柵のお宅はいつもバラの手入れに熱心で、よく立ち話して苦心をきく。ある家は二階まで覆う花が壮麗で建物が見えない。別のお宅のバラは珍しい黄色で、種類を聞いたことがあった。少し離れた池田山公園先、上皇
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女流浪曲師・玉川奈々福さんの古くからのファンで、二〇一九年、花の銀座の六丁目にこけら落とししたばかりの銀座能楽堂で「奈々福、独演。~銀座でうなる、銀座がうなる」を行うと聞いたときは一も二もなくかけつけ、格式高い舞台に立つのを応援に来た満員のファンを前に緊張して舞台に現れた奈々福さんに、まず一発「待ってました!」のかけ 声を送り、うれしそうにしていただいた。 能楽堂独演は翌二〇二〇年も予定したがコロナで延期、翌二一年に開催。その時は行けなかったが、今年の第三回は勇んで出かけた
歴史と文化が漂う、千葉県佐原が舞台。タイムスリップした感の佇まいに、旅ごころを存分に満たされました。