マガジンのカバー画像

太田酒俱楽部オンラインマガジン

全国の居酒屋をめぐり、数多の著作を世に問うてきた 居酒屋探訪家・太田和彦のオンラインマガジン。 毎月2回更新される「コラム」「フォト日記」「太田図書館」「お便り交歓室」など多彩な…
好評の「コラム」「フォト日記」に「太田図書館」「お便り交歓室」を加えた、太田さんの魅力たっぷりの品…
¥330 / 月
運営しているクリエイター

記事一覧

盃つまんで Vol.78

京都の日々① 昨年末、KBS京都テレビの番組、角野卓造さん・近藤芳正さんの「京都おやじ飲み」にゲスト出演。この三月下旬、その公開トークショーで再びお声がかかった。 身内の気楽なトークと思っていたのが、会場のKBSホールはなんと四〇〇人も入る大ホールで、前売りは完売。少ない当日券に二時間前から並ぶ人もいる大盛況にびっくり。簡単なセーター姿で来てしまい、上着で来るべきだったと反省したがもう遅い。

太田図書館 #53

フォト日記 Vol.74

盃つまんで Vol.77

美術展通い 東京の板橋区立美術館はずっと好企画が続いて注目していたが、今回の「シュルレアリスムと日本展」には飛びついた。詩人アンドレ・ブルトンの「シュルレアリスム宣言」から一〇〇年、その日本における受容を鳥瞰したという。美術に進もうとしていた私は高校時からシュルレアリスムに傾倒し、ブルトンや詩人アポリネール、写真家マン・レイなどの作品も知っていた。  板橋区立美術館は初めてだ。地下鉄都営三田線の終点「西高島平」にあり、この線はいつも乗っているのでこれはラクと目黒から乗車

太田図書館 #52

フォト日記 Vol.73

盃つまんで Vol.76

松本第三夜 松本滞在三日め。今日は快晴で、ホテル六階から見える冠雪の北アルプスが青空に美しい。いつもの喫茶室でコーヒーと新聞。  いま松本は小澤征爾追悼記事でいっぱいだ。書店は追悼コーナーを設け〈世界的な指揮者 松本のOMF総監督 信州にまいた音楽の「種」〉の大きな記事が。今朝は〈小澤さんに感謝の演奏 松本で中学校吹奏楽祭〉として、松本市中学校の春の吹奏楽祭で、参加三百人が小澤氏の映像に「G線上のアリア」演奏を捧げたと書く。

太田図書館 #51

フォト日記 Vol.72

盃つまんで Vol.75

松本第二夜 朝のホテルで風呂に浸かりながら、もう七十八歳なんだから昨晩のようなはしご酒はだめと反省。  泊まる定宿は窓側の大きな机がパソコン仕事に都合よく、裸に寝巻き姿で書きかけ原稿を続ける。

太田図書館 #50

盃つまんで Vol.74

松本第一夜 長野市で放送局の仕事を終え、久しぶりにわが故郷、松本に寄って帰ろう。何のため? もちろん酒を飲みに。  JR篠ノ井線長野から松本まで小一時間、あえて鈍行で車窓を楽しんで昼前に着き、まずは昼飯。このところチャーハンを食べたくなっていたのを果たそうと、いつも行く緑町の町中華「廣東(かんとん)」へ。ところがあちゃー、チャーハンは夜だけ。仕方がないが、ここの種類多い汁そば、焼きそば、ご飯ものはほとんど食べていて皆おいしい。熟考の末、品書きを閉じて注文。

太田図書館 #49

フォト日記 Vol.71

この記事はマガジンを購入した人だけが読めます