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忘れない日 人生いろいろあるから 楽しく生きる

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右大腿義足×作業療法士×シーティング・コンサルタント×起業家×PTA会長×3児の父親のロボとーちゃんです。交通事故により、右脚を失いましたが、奇跡の出会いによって、唯一無二の存在…
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いろいろあるから人生楽しい 楽しく生きる vol.16 ~ 2度目の奇跡の出逢い ~

復学するために、熊本へ戻り、今の時点で何も不自由することない生活が送れるようになった。 復学に当たり、髪を切りに行こうと、熊本市内のずっと通っている美容室へ。 事故に遭い、脚を切断したことを聞いていたとのことで、復帰にすごく喜んでくれた。 髪を切り終え、シャワー通りを歩いていた時、 車道を挟んだ反対側の車いすの男性と目が合った。 その瞬間、 車いすの男性は、 凄いスピードで車いすを漕ぎ、反対側にいた私のもとへ、 そして、一言目に 男:「すいません。義足ですか?」

忘れもしない日 ~人生のターニングポイントvol.11~ 自分の力で熊本に行きたい①

3月3日に初めて平行棒内の外に出ることが出来てからは、日記をつけるのをやめた。もう、書く必要がないと感じたから。 一般病棟から回復期病棟へ移ることとなった。 この回復期病棟は、以前はICUだったところで、色々な奇妙なうわさがあった。 私もそこで、不思議な体験をするが、また別の機会に。 平行棒の外を歩けるようになってからは、少し自信もつき始め、杖を使い病院内は歩けるようになってきた。 まず、最初の目標である『じーちゃんに会いに、病院の駐車場まで行く』をクリアするべく、ばー

忘れもしない日 ~人生のターニングポイントvol.7~ 外泊

2月10日(火) 義足の採型をしました。 もちろん初めての義足を作ります。 不安と緊張と高揚感、色んな感情があったように思います。 義肢装具士さんが、丁寧に説明をしてくださり、一生懸命私の残された脚を採型している姿を見て、 『表情や言葉遣い、声のトーンや仕草、行動、態度』 いろいろなものがプロフェショナルだと感じました。 1週間後に仮義足が完成し、本格的な歩行練習が開始されます。 この日、事故以来、初めての外泊をします。 タクシーを呼び家まで帰る道のり、時間にして2

忘れもしない日 ~人生のターニングポイントvol.3~ 告知後から切断まで(前半)

正直、「元のようには、戻らない」と言われても、 自分の中では、そこまでピンと来ていませんでした。 この時は、自分の脚がvol.2であげた写真のようになっているなんて想像もしていませんでした。 脚の痛みは、もちろんありましたが、 それ以上に左鎖骨骨折と頚部の痛みの方が気になっていました。 たくさんの友人もお見舞いに駆けつけてくれて、 日中は笑顔で過ごせていました。 当時は、今みたいにインターネットが普及していたわけではなかったので、 とにかく暇で、 漫画を読んだり

忘れもしない日 ~人生のターニングポイントvol.2~ 事故後から告知まで

写真を載せていますが、グロイ画像になります。 超超超超閲覧注意です。 2004年1月2日、病室から見えた窓の外はものすごく青かったという記憶があります。 両親と彼女が病室に来てくれたのを覚えています。 右脚は、包帯がまかれ、すねの部分からは何やら金属が出て固定されています。 唯一見える部分は、足首から先 その足首から先は、今にも破裂しそうなくらい、パンパンに腫れあがっていました。 この時、思ったことは、 『今のクラスの友達たち(作業療法学科2期生クラス)と一緒に