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海外経験ゼロでも自然体の学習でTOEIC900点を突破した話

みなさんどうも、おたろすです。

昨日の朝、noteを眺めていて、「やけにTOEIC関連の投稿が多いな」と思ったんですが、10月25日(日)にTOEIC 試験が行われていたんですね。

その時点では、投稿数が多いこと以外は特段気に留めなかったんですが、後になって、「そういえば自分、TOEICのスコア900超えてたな」と思い出して、当時の学習プロセスをネタに執筆することにしました。

なお、私は、経済経営系の学部卒で、外国経験も数日の海外旅行(アジア)に1度行ったきりなので、帰国子女だったり外国語専門学校卒だったりというステータスは特にありません。また、TOEICのスコアアップだけを目指して勉強していたわけでもありません。

そういう観点から、以下で述べるプロセスは、成果が出るまで一定の時間は必要ですが、多くの方にとって再現性はそれなりに高いと思いますので、ぜひ参考にしてみてください。なお、前提としているのは当時の受験環境であり、現在と試験様式が異なる可能性があることをご了承ください。

はじめに

最新の保有スコアは、910点(L・Rがちょうど半分ずつ)です。その他の試験も受けているので、時系列と共に簡単に紹介します。これは全て大学在学中の話で、受験時のセンター英語はリスニング含めて9割強でした。

2011年7月:英検準1級取得
2011年9月:TOEIC初受験、スコア740点
2012年5月:TOEIC再受験、スコア910点

一応TOEICの証拠写真も載せておきます。

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英検と初回のTOEICは、英語がそこそこ好きだったこともあり、とりあえずやってみよう的な感覚で受験しました。2回目のTOEIC受験は、就活を控えていたこともあり、履歴書の補強が目的でした。

8か月でスコアが740→910にアップした理由

冒頭述べたとおり、私は留学経験等はありませんし、試験直前をのぞいてTOEIC対策の勉強はしていません。それでもここまでスコアアップを図ることができたのは、ほぼ毎日、多量の英文に触れていたことが強く影響しており、特に音読の効果が大きかったと思います。詳しくみていきましょう。

ゼミ活動で英語シャワーを浴びる

TOEIC初受験に前後して私が所属し始めた大学のゼミでは、先生も含めて海外出身(アジア圏)の方が半数を占めていました。皆さん日本語は上手でしたが、グローバル人材育成という耳障りのいい言葉で、経済系のゼミであるにも関わらず、学習(主にテキストの輪読)は英語ベースという決まりがありました。

ゼミのテーマはファイナンスで、次のテキストを使いました。商品リンクでは伝わりませんが、週刊少年ジャンプくらいのサイズ感で、全文英語です。

ゼミは隔週ペースで開催されますが、初期の私の英語力では、何の準備もしないと置いてけぼりにされるので、1週間かけて次回の学習範囲を通読するという形で予習していました。うろ覚えですが、毎回の予習量はテキスト20ページ相当だったと思います。

音読の重要性

特に理由があってそうしようと決めたわけではありませんが、予習の際は必ず音読していました。音読しないと「眠くなる→理解できない→イライラする」のループに突入するので、音読によって集中力をキープしようとしていたんだと思います。

これはよく言われることですが、音読を継続すると、英文をイディオムや節といったより大きな構成要素ごとに処理できるようになります。また、自分が唱えた英文が耳に入ってくるので、リスクニング力強化も期待できます。

学習内容はあくまでファイナンスなので、英語の勉強をしているという意識はあまりありませんでしたが、半年ほど音読を継続した結果、準備に丸々1週間使っていたのが、3〜5日で足りるようになり、「わりと読めるようになったな」という自覚も芽生えました。

同じ環境を再現するなら、量をこなすことが大事なので、興味関心のある分野から好きな媒体(ネット、新聞、雑誌、YouTube、etc)を選んで継続することをオススメします。

2回目の受験は、1か月前からTOEIC対策をスタート

基礎的な英語力を底上げした上で、一応、受験1か月前からTOEIC対策もやりました。これはよく覚えているんですが、受験のちょうど1か月前に公式テキストで模擬試験をやった際は、自己採点で830点でした。

そこから1か月間にわたって、TOEIC対策に特化した学習をしました。具体的には、次の2冊のテキストをそれぞれ5周程度回しました。

TOEICは、1題1題の難易度はそれほど高くありませんが、いかんせん時間が足りないという問題があります。そこで、スピード対策に特化した学習を意識しました。

特に役立ったのは、1冊目の文法特急です。TOEICでは、たとえば英文の空欄箇所に当てはまる語句を4つの選択肢から選ぶような問題なら、だいたいは空欄の前後1〜2単語を見るだけで選択肢を半分まで絞れるようになっています。「空欄の前が前置詞だから、候補は名詞相当語句だ!」みたいな感じです。このテキストは、そうしたテクニックを磨くのに最適です。

この解き方を身に付けると、英文を全部読む必要がなくなるので、時間の節約になります。私も、本番は20分近く時間を余らせることができました。ただし、こうしたテクニックは文法の理解など地力がついていないと使いこなせないので、やはり基礎は大事です。

まとめ

音読をベースにした基礎力の上げ方と、受験直前の学習法に分けて書いてみました。参考になりましたでしょうか?

なお、余談ですが、たまたま機会があって、近日中にオンライン英会話を始めることになりました。そちらの学習過程もレビューしていこうと思いますので、興味のある方はまた読みに来てくださると嬉しいです。

では!

(画像:いらすとや)

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