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エッセー:現実が 浪漫を見せたり 奪ったり

こんにちは。
最近はずいぶん寒いですね。だからというわけではありませんが、青空の眩しい、6月の話をしましょう。

30分クオリティです


みなさんは覚えておいででしょうか。2020年6月17日に宮城県で確認された、謎の白い飛行物体のことを。

その日、宮城県仙台市を中心に風船のような白い何かが多数目撃されました。その様子はSNSでも拡散され、大変な話題を呼びました。

インターネットが発達し過ぎた現代において、おおよそ起こり得ないであろう都市伝説的現象。
それが、目に見える形で拡散されたというのは大変なインパクトでした。

そして、一連の現象はオカルトとしての浪漫を多くの人々に呼び起こしたのです。


私、そしてマガジン共同運営者の藤吉氏が愛する曲の一つに、『浮遊感UFO(月ノ美兎)』があります。


この曲は大槻ケンヂが作詞を担当し、所属バンドである特撮が作曲をそれぞれ担当した豪華な提供曲で、「宮城県飛行物体事件(と呼称します)」にインスピレーションを受けつつ、"実態のない飛行物体"を"実体のないバーチャルYouTuber(月ノ美兎)"になぞらえて歌った名曲です。

そんな『浮遊感UFO』の一節に「日常にある非日常 現象」というのがあります。
これは正に、日常の中に突然紛れ込んで来た"何か"に対する浪漫を端的に表しています。


それはきっと、常識外の何か・知らない何かへの探究心、好奇心なのでしょう。いってみれば、いつもは通らないこの細道は一体どこに続いているんだろう、そんな感覚。

それの最も大きなスケールが宇宙、そしてUFOというわけです。


さて、時は2023年2月5日へと戻ります。
2023年2月5日に生きる私が想いを馳せる直近のニュースはといえば、「アメリカで観測された中国発の気球」についてです。


その事件に関して、こんな画像があります。

NHKニュースより


そして、先述の「宮城県飛行物体事件」に関して、こんな画像があります。

毎日新聞より


きっと、世界の不思議の殆どは「こんなもの」なんだろうな、と私は思いました。

ずっと前からそれくらいは知っていたような気がしますが、それでも全貌が分かると寂しい。
それが人情です。

多分、我々が浪漫を見出している出来事は全て発生に至るまでの理由や論理が存在していて、それでも私たちはそれに夢を見るのです。だって、素敵じゃないですか。

そして、私は「現実に浪漫を奪われてるという感覚」も何か違う気がするのです。だって、私たちが浪漫を感じていたそれだって現実だったわけじゃないですか。


そんなことを言いたいだけのnoteでした。
これはもう、エッセーというより日記の領域にあるものですね。

なんとなく、現実に浪漫を与えられたり、現実に浪漫を奪われたりするなー、と感じつつ生きる日々です。


ここまでお読みいただきありがとうございました!くれぐれも風邪にはお気をつけください!

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