初めましてのその日から、安心を届けたい ~平日に退院するメリット~
〈どんなことに悩んで解決してきたか〉その6
病気がきっかけで、介護保険の申請をする人は多いです。
病院で、介護申請を勧められたということは、介護の専門家が関わると、少し楽に在宅(家)生活できると、はたから見えるということです。
入退院を繰り返していたり、在宅(家)でも医療機器を使うようなら、訪問看護に出会ってください。
初めて使う介護保険、使ってみないとわからない介護サービスは、みなさん思うこと。
病院のように、病名や手術別に対応方法(クリティカルパス)が統一されていません。在宅(家)に帰れば、この病気なら、この介護サービスを使うと決まっていないのです。
そこで、体の状態や希望に合わせて、一人一人違う介護保険の使い方をします。
何をどう希望するかわからない・・・ということで、
ケアマネが登場します。
介護申請は申請日から使えます。申請したらケアマネを決めてください。
心配なことをケアマネに伝えると、各専門家を使うとどんなことができるか提案してくれます。希望と合致したら、使うことを決めるといいです。
選んでいいし、変えてもいいのです。
提案する中に、訪問看護があるのなら・・・
ケアマネは病院から情報を得て、訪問看護が必要だと判断してのことだと思います。
そのためには、退院は平日が一番うれしいです。
医療の重要度が高い方の退院日が、迎えにくる家族の都合で土日予定と聞くと、「できれば平日の月曜か火曜日に変更できませんか」と必ず聞きます。
忙しい家族こそ、都合が合わせられるなら、退院日に集まる療養をサポートする人たちと顔合わせして欲しいのです。
平日の昼間におじゃまする私たちは、仕事をしている家族に会えないからです。
一度でも会って話すことがあると、お互いの距離が縮まって話しやすくなります。
平日だったら・・・時間を調整すれば訪問看護師2人で家に向かえます。
その人の家を知り、顔を知り、どんなことを手伝うか考える看護師が増えるのです。土日だと看護師1人で待機当番をしているので、そうはいきません。
退院前に病院で確認していても、医療機器の物品の不足があったことや、薬が変更になっていて確認が必要なことがありました。
病棟に連絡する時に、わかる看護師がいる可能性が高いのは平日です。夜間や土日のスタッフが少ない時間に問い合わせするのは気が引けます。
入院先の主治医からかかりつけ医に移行するとか、病院の主治医はそのまま検査や入院が必要な時に診察を受けて、かかりつけ医には、風邪や便秘などの突発的な症状が出た時に、訪問診療を受ける予定なら、なるべく早く診察を受けておいて欲しいです。
いつもと違う症状が出た時に、訪問看護師はかかりつけ医から指示を受けます。(保助看法により、看護師は療養上の世話と診療の補助をします)看護師は、医師が診療していないと、指示がもらえなくて、何もできないのです。
かかりつけ医の初回訪問診療日に合わせて、退院日を決めたこともあります。到着時間に合わせてケアマネとかかりつけ医、訪問看護師、訪問介護、訪問入浴など関わる全ての介護サービス担当者で顔合わせすることもあります。
そうなれば、何が起こっても、それぞれの担当者が対応できます。
こんな心強いことはありません。
退院当日に、困った症状が起こったら、在宅医と訪問看護師で解決することができます。そうでないと、病院にとんぼ返りすることになります。
せっかく退院したのにそれでは残念です。
退院日は平日を選ぶことが、大きな安心になることは間違いありません。
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