起業はツラいよ日記 #35
昨日は中野で打ち合わせをしてきた。弊誌『B.E. 特集「動物と植物」』から連載を持っていただいている海賊印刷の岩井さんと次回連載の相談をしたのだった。
岩井さんとの出会いが面白いのでぜひお話ししたい。
昨年の7月頃、BOOK CULTURE CLUBというシェア型本屋やリソグラフ印刷ができる制作スタジオを貸し出ししている会社が開催している「ZINEフェス埼玉」というイベントにわたしも岩井さんも出展していた。アットホームなイベントなので出展者同士の距離も近くZINEの話で盛り上がることもしばしばなのだが、お互い地元が茨城県ということで意気投合し「せっかくなら本出しましょうよ」とその場の勢いで話をしたのがキッカケであった。
本来なら準備ができ次第1冊の本として刊行する予定だったのだが、お互いZINEは作っているものの出版素人であるので半年ほど議論を重ねつつ「まずは連載から始めましょう」という結論に落ち着いた。その成果がまずは現在発売中の『B.E.特集「動物と植物」』に掲載されているのだ。
『小さなバイキング ビッケ』という作品はスウェーデン出身の作家ルーネル・ヨンソンの作品で書籍は翻訳版が評論社から刊行されている。テレビアニメも1974年から放送されておりアニメを覚えているという世代の方も多いのではないだろうか。
なぜいま『小さなバイキング ビッケ』なのか
この問いは非常に重要であると思う。この点は岩井さんと会うたびに話すのだが、ビッケは「知恵」と「勇気」という抽象的で伝えることが難しいテーマを子どもたちにも分かりやすく伝えられる作品だと思う。そしてバイキングなのに戦わない(頭脳戦をする)というのもビッケの特徴であり、「非戦」という現代に必要なテーマがあると我々は考えている。世界中で紛争が起きており、特にガザでの悲しみが世界中を覆っているだろう。日本では、どこまで行っても対岸の火事にしか思えないのかもしれないが、いまこの時代に「非戦」というテーマを掲げる『小さなバイキング ビッケ』が果たしてくれる役割というのがあるはずだ。
何を隠そう、岩井さんはビッケコレクターとしてギネス記録を持っているギネスホルダーでもある。ビッケの魅力を語っていただくのに彼ほど適した人はいないだろう。これから連載を継続していくのが楽しみである。是非ともご期待いただきたい。先ずは連載第1回をお読みくださいませ!
『小さなバイキング ビッケ』の連載第1回は『B.E.特集「動物と植物」』に掲載しています。
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