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南仏で暮らす ~ ランドネ編⛰

南仏というと、まずはビーチサイドを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。

紺碧海岸(こんぺきかいがん)とも呼ばれるコートダジュール。

北側にそびえ立つアルプス山脈がシェルターの役目をしているおかげで、他の地中海エリアと比較しても最も気候が穏やかな地域と言われています。ピカソやシャガールなどの有名画家たちも、この気候に魅せられて移住した1人です。

もちろん素敵なビーチもたくさんありますが、特にハイシーズンの7-8月は世界中から一気に観光客が押し寄せるため、渋滞やパーキング不足にレストラン難民。リゾーティーなビーチは人で溢れかえってしまいます。

そんな中、コロナの影響もあり人の少ないところで自然を満喫したいなぁと思うようになり(実際は旦那が急に目覚めて道具一式買い揃えてしまったので必然的に…)、今年の夏はめっきりランドネづいている我が家です。

実はコートダジュールは車で2時間圏内に色々なハイキングスポットがあります。難易度別でコースもたくさんあり、観光客も少なく、ローカル達がピクニックをかねて自然の中で週末をのんびり過ごしています。

ニース市街地からもレンタカーがあれば気軽に行けるので、少し人とは違った旅行のヒントにでもなればと思い、今回は私のオススメスポットを紹介します。


Mercantour National Park - メルカントゥール国立公園

イタリアとフランスの国境を跨ぐ位置にある国立公園です。685 km2も敷地があり、山に囲まれた豊かな自然の景観が楽しめます。

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画像が荒いですが、赤いピンがある周辺がメルカントゥールです。コートダジュール空港からも1-2時間くらいでしょうか。

地図で見ると小さく見えますが、フランス国土が日本の2倍ほどの大きさの為、日本の国立公園と比較すると実際なかなかのスケール感です。

まずは目的地を決めて、そこから距離を逆算してコースを決めることをお勧めします。 

■Refuge de Nice

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1つ目のオススメゴールポイントは、「Refuge de Nice」という湖の辺りにある小さな小屋です。

ニース市街地からも近く、標高もあまり高くないので一見気楽に見えますが、途中2回ほど結構な岩場があります。ハイキングシューズはしっかりと。

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ここは午前中の人が少ない時間帯にいくと、シャモワやアイベックスといった動物を間近で見ることができます。野生なので繁殖期など気が立っているときは注意が必要ですが、私が行った時はまったり日向ぼっこ中。幸運にも2mほどの距離感で交流することができました。

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この時が6月初旬ごろ。2300m級とはいえ、まだ雪が残っていますね。岩肌のコントラストと、その狭間に可憐に咲く高原植物に癒されます。


■Lac d’Allos

2つ目のオススメゴールポイントはアロス湖です。ニースからは少し離れますが、こちらも人気のハイキングスポットです。

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真っ青の湖が見下ろせるこの位置は、プラー山というアロス湖近くの山からの景色です。(山頂までは登れず、9号目で断念‥)

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プラー山まで行くとなると、往復7-8時間はかかりますが、駐車場からアロス湖の辺りまでは片道徒歩1-2時間程度。ゆるやかな道と森林に囲まれながら、ちょうど気持ちのよいハイキングの距離だと思います。

またここのおすすめポイントとしては、マーモットがたくさん住んでいること!!

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見えますでしょうか…木のほとりにひっそりと🐭

人の騒がしい声が聞こえるとびっくりして出てこなくなってしまうので、静かに待てば巣から顔を覗かせる姿に出会えるかもしれません!


どちらも日本のハイキングと違い、かなり開けた場所が多く、木陰が少ないです。空気はカラッとしていますが、行かれる際は熱中症対策を充分にしていくことをお勧めします。

それではまた。


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