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2022.3読書メモ(仮)

蜜蜂と遠雷/恩田陸

映画を先に観たので、
私の頭の中では映画のキャストをイメージして読んでました。
メインキャストの4人はイメージ合ってるなと、個人的には思う。

特に、風間塵を演じた鈴鹿央士くん!
映画界の新人である彼が、
ピアノコンクールに突如現れた天才少年を演じる、
役との見事なリンク。
風間塵から抱くイメージ、
素朴な感じと底知れぬ天才感が、
央士くん本人からも感じられる。
オーディションをした関係者が
この子を見て「風間塵を見つけたと思った」というのを
何かの記事で見た。正にそんな感じやろなって納得。

ストーリーは結構大胆に変えてる。
2時間の映画で表現するには限界があるんだろうな。
読んだ後と映画を観た後は違う印象を抱いた。
やっぱり、小説の方がそれぞれの登場人物の物語に厚みがある。

ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の女性が上手に生きるための本/Decojo代表 沢口千寛

仕事で発達障害がある方と関わることが多い。
私自身は、めちゃくちゃ得意というわけではないけれど、
家事と育児と仕事とってそれなりに回っている。
でも、発達障害の特性だったりで、
家事、育児とやっていくのがとことん出来ない、
どうしていいか分からない人もいる。
自分としては、その発達障害の方が感じる困難感がどんな感じなのか
正直、感覚的に分からない部分がある。
参考になることがないかと思い手に取った。
全部を読んではおらず、とりあえず、目次から参考になる部分だけを
さらっと拾う。
困ったことの解決方法が当事者たちの会の中で寄せられたものということからか、
実践的、具体的な物が多い。

BUTTER/柚木麻子

もっとドロドロとした昼ドラ的な話になるのかと思いきや、
読後感が爽やかで、その意外性がよかった。
色んな要素がギュッと詰まっていた。
そして、いいバターを口にしてみたくなってしまう小説。

リエゾンーこどものこころの診療所ー8巻/原作・漫画 ヨンチャン、原作 竹村優作

タイトルにもある、
「こどものこころ」を診る、
児童精神科クリニックを舞台にした漫画。
この漫画は大人援助職にとって勉強にもよいかと。
今回は、児童虐待や、愛と過保護の境目は?など、
子育て当事者である身としても
刺さるものが多かった。

健康で文化的な最低限度の生活 11巻/柏木ハルコ

健康で文化的な最低限度の生活を守るべく
奮闘する、生活保護ケースワーカーを主人公にした漫画。
ドラマ化もされ、知っている人も多いかも。
ケースワーカーさんや生活保護受給者と関わることも多い保健師。
この漫画はかなりリアルに描いているという印象。
今回は、前巻から続いていたエピソードの完結編も含まれていて、
かなりドキドキしながら読了。

ビターエンドロール 辰巳病院医療ソーシャルワーカーの記録/佐倉旬

医療ソーシャルワーカーを主人公にした漫画。
ソーシャルワーカーが主人公になるっていうのは、
珍しいのではないかな?と思って興味を持った。
ソーシャルワーカー、行政保健師として働く私には
身近な存在。
医療が発展して、
昔では治せなかった病気が治せる(もしくは寛解)ようになったり、
入院治療しか難しかった病気が通院治療での対応も可能になっている。
つまり、
病気とお付き合いしながら社会生活をする人が増えている。
そういう現在なので、
退院した後、どう過ごしていくかを一緒に考える
ソーシャルワーカーってすごい大切だよなーって思う。
それなのに、まだまだコメディカルの中でも知られていない存在だろう。
こういうメディアをきっかけに知ってもらえるのは、
よいことじゃないかなと思う。

ムーちゃんと手をつないで〜自閉症の娘が教えてくれたこと〜/みなと鈴 1巻

オススメ漫画をtweetした際に勧められた漫画。
1巻無料だったので、読む。
これもかなり勉強になりそう。

後半かなり走り書きで充分ではなかったかも。
とりあえず、ざっくり記録を続けていきたい。

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