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お義母さまと踊ろう59~61話



お義母さまと踊ろう59~61話でした。
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お義母さまと美容室

白髪が目立ってくるとお世話になる美容室。
けれど、そんなこんなで美容室に通うのが怖くなってしまったお義母さま。
なんなら自分で染めてしまえばいいと、染粉を大量に通販したようで…
部屋に垂らし、お風呂が赤っぽくなり(落ちない)、悪びれもぜずにそのまま放置するもんだから、掃除することになる私はたまったもんじゃありません。
なので、どうにか言いくるめ、「私が予約し、私が送迎する」という約束の元、美容室で染めることをOKしてもらえました。
私が塗ってやればいいって?
実子がやったれよ!

めんどくさくて染めない時期もあった

染粉がストックされているにもかかわらず、染めること自体が面倒くさくなってしまったお義母さま。開き直って白髪にすることに決めました。
根元が白くて、その他が黒かったりまだらだったりする時期は、帽子をかぶってやりすごし、ショートカットにすることで完全白髪へ辿り着きました。

白髪って、海外のシルバーヘアのご婦人みたいな艶髪ではないんですね。
どこか黄色い、なんか、思っていたのとは違う感じ。
艶もないので、オイルをつけないとボサボサしてしまう。
黒や茶色に染めていた頃よりも難易度高めのヘアスタイルであることがよくわかりました。

だがしかしラクチンさには勝てない

お義母さま自身に洒落っ気は全くなく、しかも自分が老いていることに開き直っているので、山姥のごとき現状をすんなり受け入れ、むしろラクだと喜んでいるありさま。
鏡さえ見なければ、何も怖くないわ状態。
見た目、おじいちゃんだか、おばあちゃんだか、まったくわからないので、ちょっとやめてほしいなと、私は思っていましたし、何度か指摘したのですが、無理でした。

孫の指摘

ある日姪っ子ちゃんたちと旅行に出かけるのだと、白髪頭ででかけていきました。女所帯(義兄は単身赴任中)にそのカッコでいったら、何か言われるだろうなと思っていたら案の定。
「みっともないから染めなさいって言われたわ」
と帰宅時に開口一番私に言いました。
お義姉さまに言われたことより、姪っこちゃんに言われたことの方がショックだったようです。同じ孫でも、ウチの息子たちは、ばあばが白髪だろうがじいさんに見えようが気にしないですからね…。
「そうですよね、それに、自力で染めるのは、部屋中酷いことになるので、プロにやってもらってください」
と、美容院に行くよう交渉が進んだわけです。

私はいずれ白髪だらけになったら、ピンクに染めたい。

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