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2講 プログラムの流れ

C言語での開発

C言語でのプログラム開発の手順は、①コードの作成、②コンパイル、③実行の順番で行います。それではこの3つの手順をそれぞれ詳しく見ていきましょう!

①コードの作成

私たちがC言語で記述する文を、ソースコードと言います。記述したソースコードは、「○○.c」という拡張子をつけてファイルとして保存します。このファイルのことを、ソースファイルといいます。

②コンパイル

我々が記述したコードをそのままコンピュータに読み取らせることはできません。なぜなら、コンピュータは0か1で書かれたマシン語でしか理解することができないからです。そこで私たちは、コンパイラというツールを用いてソースファイルに書かれたコードをマシン語に訳します。このような作業をコンパイルと言います。ここでは同時に文法のチェックも行われ、間違いがあった場合はエラーが表示されます。

③実行

コンパイルが行われ、実行ファイルが作成されたら各開発環境の実行コード
(./a.outなど)で実行します。こうして私たちが書いたプログラムが忠実に実行されるのです。

コンパイラをインストールしよう

残念ながら、パソコンには元からコンパイラは備わっていません。コンパイルをできるようにするためには、各会社が開発したコンパイラをインストールしなければいけません。コンパイラのインストールは入門者にとって少し難しい手順も含まれます。コンパイラのインストールについては、サイトをいくつか挙げるので参考にしてみてください。

Docker Desktop 導入ガイド
【初心者必見】Linuxをインストールする方法〜導入編〜
C言語入門 開発環境の構築

ソースコード(プログラム)の作り方

①コードの作成で紹介した、ソースファイルを作成するためには以下の手順が必要です。

1.プログラムの名前を考える
2.hello.cなどのファイルを作成
3.ソースコードの外枠を作成(main関数など)
4.main関数の中に処理内容を書く

C言語において、拡張子は必ず「.c」とつけます。その前の名前は何をつけても構いませんが、半角の英数字を使うのが望ましいとされています。2.では「hello」と名付けているので挨拶関連のプログラムだということがわかります。このように何のプログラムかわかるような名前を付けましょう。「a.c」や「1.c」は後々なんのプログラムかわからなくなります。他人が見てもわかるファイル名にしましょう。

#include<stdio.h>

int main(void){
 printf("こんにちは!\n");
 return 0;
}

{}(波かっこ)で囲われている部分をブロックと言います。開発者はこの中に処理や命令などのコードを記述します。逆に波かっこの外側には「#include~」などのお決まりの文や約束を書きます。

今、「int main(void){・・・}」と書かれていますが、この大枠のことをmain関数と言います。関数については後の講で紹介しますが、今はmain関数の中に記述すればOKです。

コードを書くにあたっての注意点

・わかりやすいコードを意識する

int main(void){printf("hello\n");}

コードを書くにあたって意識しなければいけないのは、インデントです。C言語では、外から内にコードを組んでいくのが基本です。上のコードのように。一行で書くことも可能なのですが、ブロックの塊が見にくくなってしまいます。下のコードのようにmain関数の内側にifのブロック、ifのブロックの中にforのブロック、のようにインデントを意識して記述しましょう。

int main(void){
 if(・・・){
  for(・・・){
  ・・・
  }
 }
 return 0;
}

・命令、処理の文末にはセミコロンをつける

ブロック内の命令や処理には最後にセミコロンをつけましょう!

#include<stdio.h>

int main(void){
 printf("こんにちは!\n");
 printf("こんばんは!\n");
 printf("おやすみなさい!\n");
 return 0;
}

;(セミコロン)を忘れてしまうと、コンパイル時にエラーが出ます。慣れるまでは忘れがちなので、意識してつけるようにしましょう。

・コメントを入れよう

コードにはコメントを入れることができます。

#include<stdio.h>

/* これから、
 こんにちは!と表示するコードを作成します */

int main(void){
 printf("こんにちは!\n"); //挨拶を表示します
 return 0;
}

/* */」の中と、「//」が記述された右側(その行のみ)には、コメントを書くことができます。コメントは、コンパイル時に無視されるのでどんな命令なのか、処理内容なのか説明するために活用しましょう。

まとめ

C言語は3つの手順、①コードの作成、②コンパイル、③実行で行います。また、①のコードの作成時には
1.プログラムの名前を考える
2.hello.cなどのファイルを作成
3.ソースコードの外枠を作成(main関数など)
4.main関数の中に処理内容を書く
の4つの手順で行います。コンパイラのインストールは、初学者にとって分かりにくい部分もあるので、サイトを参考にするか、僕の公式LINEを登録して相談です!!↓↓↓↓↓↓

次回は、変数と型について解説します!!

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