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結婚に関して過干渉な親

結婚に反対の母親

親からの同意を得てから結婚をする人が多いと思います。ただ、中には相手との結婚を親に反対されてしまう人もいます。自分の場合は私の母に反対されていました。

この記事は結婚したいけど親の反対に合って悩んでいる人達の参考になればと思い、自分の経験と見解をまとめたものです。

親の視点からすると「なんて親の気持ちを理解しないやつだ!」と不快に思われるかもあるかもしれません。

前提として、うちの母は60代後半で独自の偏見と思い込みで人を決めつけてくる性格です。具体的には、一人っ子は自分勝手だとか、アニメ好きは全員犯罪者予備軍だとか、パソコンを使うとゲーム脳になって夢と現実の区別がつかなくなると本気で考えているようなタイプです。

父親が他界して身近にブレーキをする人がいなくなった影響か、その発言と思い込みはさらに加速しました。

こんな親の元ですが、私はアニメやゲームが好きなオタクとしてスクスクと育ち、パソコンで音楽制作やイラストを描く趣味を持つようになりました。私の仕事は医療関係で一人暮らしをしていました。

彼女はとら婚で知り合ったイラストレーターです。

とら婚での活動はこちらの記事に記載しています↓

付き合って約3ヶ月が過ぎ、当初彼女を紹介したところ、「長女はわがまま、高卒はバカ、そんな人を選ぶなんて失望した。あなたは我が家の自慢で、希望の子供だったのに・・、これでは亡くなったお父さんやおじいちゃんに申し訳ない・・私は育て方を間違えた!」など散々なことを言われました。

親の発言

他に私が言われたことを挙げると

・まだ彼女と会っていない段階で「女は結婚すると変わるよ!直感だけど、あの人とは上手くいかないわ!私が保証する!きっと後悔するよ!」

・「結婚したら女が家具を持ってくるべき!」

・「あなたは本当に人を好きになったことがあるの?なんとなくでつきあってるんじゃないの?そうに決まってる!」

・「世間ではコロナで飲食業も大変なのに、こんな時に婚活にうつつを抜かすなんて何を考えているの?」

・「勝手に入籍したらだめ!私はあなたの親だ!私の許可を取れ!」

自分のことをどうこういうのは勝手ですが、会ってもいない彼女のことをここまでいうのには正直腹が立ちました。実際に会って欲しいと再三言っても色々な理由を付けてなかなか会おうとせず、結局最初に顔合わせを下のはお願いをしてから半年後でした。

やっと出来た顔合わせ

実家近くの料亭で、母と彼女と自分で顔合わせ。母は当日の朝に「やっぱり行くの辞めようか」と思っていたらしいですが、兄に押されて渋々来たらしいです。そのことを我々に言うのはどうかと思いましたが・・。

学歴や出身をやたら気にする母親。九州生まれの女性は気が強くて言うことを聞かない、一人っこは自分勝手などと平然と言いました。

その後、彼女の親御さんとの2on2の顔合わせも行いました。

こちらの母が「学歴重視、医療関係者の仕事の大変さ」をとても熱心に話していたので、彼女と母は引いていた気もします・・。彼女側のお母様からは特に結婚に反対されることも無く、良好な関係です。

うちの母はその場で文句を言うことは無く、翌日になって感情が湧き上がって文句を言うことが多い人です。案の定、翌日に私に電話がありました。

「やっぱりあなたの彼女とその母親とうまくやっていけそうもないわ!なんだかのほほんとして緊張感がないわ!それに医療系の大学のことを4年制と言ったのよ!非常識よ!」

と怒り心頭でした。一般の人が特定の医療系大学が6年生であることは知らなくても仕方ない気もするのですが・・。

何かにつけて反対する理由を探している感もありました。

彼女と暮らしていて楽しいこと、お互いに支え合っていることを伝えましたが、納得していない様子でした。

その間もたまに実家に帰ると、とら婚を通じて知り合ったこと自体への苦言や彼女への小言をよく言われました。仕送りだけして今ではもうほとんど実家には帰ってないですが・・

結婚の報告

最終的に彼女と付き合って2年後に結婚の報告をしました。すると

「何も結婚を焦ることはないでしょう!ムキになって押し通すようなことはしないで!あの時どうして止めてくれなかったとか言われても知らないわよ!大体もっと早く結婚したいと言ってくれたら私はもっと良い人を見つけられるように色んななところに声をかけたのに、勝手に結婚相手を見つけてくるなんて、本当に育て方を間違えたわ。大体あなたは本当に人を好きなったことがないでしょ!」

などとありもしない決めつけもされました。流石に立腹して

「自分は相手のことが好きだし、自分ももう大人なのだから自分の結婚相手は自分で決める。こちらの情愛についてそこまで言われる筋合いはない」

と言い返しましたが

「いいや!あなたは甘やかして育てられたからきっと間違える、人間的に未熟なあなたは間違い!」

などと矢つぎ早に言われ、もはや反論する気もなくなりました。

私の見解

親の言うことにはどこまで従うべきでしょうか?親の言うことを聞いて上手くいかなくても補償してくれる訳ではありません。時間も機会も戻ってきません。

過干渉な親は、自分が干渉することで誰かの人生をコントロールしたい、必要とされたいと感じている傾向があるようです。親は子供のことをある程度はコントロールしたいと思ういきものであり、そこから外れていくことに恐怖を感じる場合もあります。

思えば、自分自身も受験勉強など母に認められることに喜びややりがいを感じてしまっていた部分もありました。親の期待に答えると、親も自分も機嫌が良い状態で言われたので、親の反応を気にしすぎて、チャレンジ出来なかったことがあるのも確かです。

親の言うことにいちいち反応せず、距離を置いたり、自立した個人としてNOと言うことも大事だと感じました。

この手の親がよく言うこととして以下のフレーズがあります。

・一人で生きてきたと思っているのか!

・(親の意向にそぐわないことをして)育て方を間違えた!

・あなたを育てるのにどれだけ苦労したと思っているのか!私をガッカリさせるな!

それまで親の言うことを聞くことに生きがいに感じていた人としてはこれらの言葉はかなりショッキングで、精神的に来るものがあるでしょう。私もそうでした。しかしよくよく考えると、職場や大学の選択全てを親の指示に従っていたわけではないですし、音楽制作の趣味についてもいちいち親の許可をとったわけではありません。親もいつまでも生きているわけではなく、人生の道筋を自分で考えて選んでいく必要があります。何かの決断をするときにいちいち親の顔がちらつくようでは真の自立とは言えないと思います。

うちの親は教育には熱心だったので結果として、私は安定した収入と資格を得ることが出来たので、それについては感謝はしています。しかし、だからと言って親の言いなりになる必要は無いです。

子供とはいえ、一人の大人を所有物だと思ってコントロールしようとする親からは離れるべきです。

結婚は家族ぐるみの付き合いになるから、双方の家族が全面同意する状況で結婚するのがベストでしょう。親が賛成してくれた相手と結婚できるのが一番だとは思いますが、親が私の生活を一生保証してくれるわけでもないですし、自分が決めた相手と一生いるほうが大事だと思います。

もちろん、自分から親を否定したり仲が悪くなるようなアクションを起こす必要は無いですが、お互いを大人として尊重し合う関係性がベストだと思います。

私たちの場合は結局、完全に親を説得したわけでは無いですが、親の反対にあって泣く泣くお別れしてしまうようなことは嫌でしたし、たとえ結婚生活がうまくいかなかったとしても、そのリスクも含めて自分の責任だと強い意志をもって相手を選ぶのが結婚です。自分の選択が正しかったと思えるように日々努力することが大事だと思います。

たとえ親に反対されても、「今が幸せだから、あのときこの人と結婚して良かった」と思える夫婦になれれば、それはきっと親孝行に繋がることもあるかもしれません。

ちなみにこれらのことをとら婚のアドバイザーの方に相談もして、とても親身話を聞いてくださり、助言も頂けたのがとてもありがたかったです。もちろん最終的に決めるのは自分です。

最後に、結果として孫が生まれると親も孫の顔見たさに許す場合が多いみたいです。もっとも自分は子供を持つことについては興味が無いのですが・・。これについてはまた機会があればまとめようと思います。


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