創作オタクが突然クリエイティブな衝動に苛まれた時に使えるしおり
『創作キャラ グッズ』『オタク 創作 おすすめ スポット』で
ツイート検索したことはありませんか?
「ある」方はもちろん、「ない」方もとりあえず知っておくと財布の中の絆創膏くらいの働きはするかもしれません。
以下に、突然クリエイティブな衝動に苛まれ毎夜ディスコードで創作カップリングの近所に住んでいる架空のご老人になりきってご近所バトルを繰り広げていた創作オタクが、情報の無さに苦しみながら試してみた創作活動について需要がありそうなものから順に『活動難易度』『かかった費用』『かかった時間』などを記載していきます。下にある目次を利用して、興味のある項目に飛んでください。
▽前書き・補足
『創作キャラについて何かしら具現化したいが、他の人は何をしているのだろう』と考えた時にまとまった情報の無さに大分尻込みしたので、活動記録も兼ねてまとめ記事を作成しました。作り方そのものではなく、実際に作った時に苦労した点などを中心にまとめています。
以下、何に狂っている人間が書いた記事なのか興味のある方向けに写真にそれとなく写っている創作キャラクターの画像を掲載しています。
下段は友達Sさんの創作キャラクターです。掲載許可ありがとうございます。以降の項目では、上段のキャラのグッズは私が、下段のキャラのグッズは友人が作っています。
忙殺され一度全ての活力を失った後、上×下のCPに突然狂い反動ですこぶる元気になりました。普段の趣味と違う、ノーマークだった2人に落ちたときのオタクの手の付けられなさが以下の文章で白日の下に晒されています。
▼イメージカクテルを作ってもらう
字が汚くてすみません。キャラ愛の発散方法として、まず真っ先に候補に上がるのがイメージカクテルかと思います。近場にイメージカクテルを扱っているカフェがあったので、秋頃に行ってみました。
お邪魔したのは、『cafe青猫』さんです。落ち着いたおしゃれな雰囲気の店内でカクテルを楽しめました。駅から徒歩7分で少し離れていますが、まっすぐな道を歩くので迷う余地がほとんど無いです。しょっちゅう迷子になる身としては、大変ありがたい点でした。
来店後、オーダーシートを書きます。
え!?
実家の犬に代筆してもらったかの如き文字でも無事解読していただけました。アルコールの強さを書く場所があるので、お酒が苦手な方でも安心です。ただし、「アルコール無しだと再現が難しい色がある(茶色など)」とのことで、色を忠実に再現してほしい方は『中』以上を選んでおくと優勝できるかと思います。(今回『弱』を選択しましたが、緑などは綺麗に再現していただけましたので、『無し』以外なら概ね大丈夫なのかもしれません)
また、シート最下部に画像があるとイメージが伝わりやすいと記載してありましたので、奇跡的に当日所持していた自作のカードを渡しました。カクテル注文後は提供まで間が空くので、他のメニューを注文します。
懐に隠し持っていた
カクテルは味の指定もできます。3杯注文しましたが、3杯中2杯は凄く飲みやすかったです。唯一画像を添付した青緑のものは癖があり苦めだったのですが、普段1滴もお酒を飲まない人間でも完飲できたのであまり身構えずに行って大丈夫です。
時間制限も無く、解釈一致のカクテルをまったり楽しめました。
▼ぬいぐるみを作る
帽子は犬用のものを買って被せています
版権のぬいの写真を見るたびに「うちも版元がこういうの作ってくれればいいのに」と思っていたのですが、一向に発売されないので自分で作りました。作ったぬいの写真撮影をしていると、「ぬいは生きている」「一緒に旅行に来てくれた」「旅行を楽しんでくれている」と強い確信を得られます。
まず型紙を用意するところからなのですが、『ぬい 自作』で検索したところ出てきた先駆者様の型紙を真似て、あとは作りながら調整という流れで形を整えました。
画像のぬいぐるみを作った時の手順は上記リンク先にすべて載っています。本当に助かりました、作者様ありがとうございます。
『かかった時間』は初心者2人が手縫いした時のものなので、ミシンであればもっと早く綺麗に作れると思います。ミシンカフェというミシンを使えるカフェに行くことも検討したのですが、都合が合わず断念しました。近場にミシンカフェがある方は、急に創作キャラのぬいを作りだしても大丈夫な空気感かどうかのレポを書いていただけると嬉しいです。
実は最初の画像に写っているのは2作目です。1回作ってみたところ勝手が分かって大分良くなりました。難しいのは頭、パーツ同士の縫い合わせ、刺繍でした。1作目は刺繍について理解できておらず、刺繍糸を割かずに利用して顔を縫ったため顔面がムチムチという理解不能な状況になりました。
作り方は上記のリンクに載っていることがすべてであり何も言えることはないので、残された仕事はぬい写真を連投していたずらに記事を重くする事だけなのですが、1点だけ書いておきたいことがあります。何故生地を探すことに4日もかかっているのかという点です。実際に作ることになった時に押さえておきたいポイントがあります。
絶対に肌の布はネットで買っておいてください。
市販のぬいの肌に近い質感の『トイキルト(トイクロス)』ですが、店舗では全然売っていません。4日間大阪中の手芸店・生地屋を回りましたが、当時は1店舗も売っていませんでした。唯一『大塚屋』だけは最上階で近い布を扱っていたのですが、日頃の行いが悪かったのかその日は肌色だけ無く、ホテルに帰れる精神状態ではなくなりました。肌色だけ生産終了したなどという噂があるので店舗に無いのも頷けるのですが、とにかく無いのでその点だけ注意です。
(1月某日、御徒町のユザワヤに肌色のボアがありました。本当に売っていることもあるのだなと感動しましたが、いつでもあるとは限らないので買っておくのが無難です)
じゃあこの布は一体どこから…?
………………………………
ドン・キホーテにカスタードが売っていたので…
汚れた両手で記事を書いています。
ぶすぬいの愛しさが晴天の空に映えます。
▼フィギュアを作る
自分がフィギュアであると言い張れば泥人形でもフィギュアになります。訓練すれば上達するのかもしれませんが、自分ではどう頑張っても呪物から抜け出せなかったため難易度を『(チャレンジ1回では)無理』とさせていただきました。今回利用した素材は石粉粘土です。
「いかがでしたか?」と言いだしそうな程に至極当然のポイントを並べてしまいました。作り方の参考にさせていただいたのは以下のサイトです。また、石粉粘土は別所でオススメされていたニューファンドを探しましたが、探せた範囲の手芸店・東急ハンズの店頭には置いてませんでした。"愚か"なのでぬいぐるみ作りの時にこの失敗を繰り返しています。ネットで注文しておくと良いです。
以上を購入して挑みましたが、ウキウキの構想から一転、元旦から粘土を捏ねて苦悶の表情を浮かべるオタクのエントリーです。
辛いという感情
加えて、表面にやすりをかけるときは粉が飛ぶから外へ…と思い外出したものの普段めったに降らない地域にも関わらずささやかに雪が降っており極寒の中フィギュアをやするオタクが生まれてしまいました。やすっているのか震えているのか区別が付かない他、サーフェイサーを表面にかけたら何故か表面が月面ばりにボコボコになるなど『半端に調べて手を出すと痛い目に合うんだな』と痛い目に合いながら知る展開に。
一旦制作完了後、即座に「フィギュア オリジナル 制作 代行」で検索したのはいい思い出です。(でも制作中は楽しかったです)一応、立体初制作で大体この程度の物が作れましたという参考になれば幸いです。
cute
▼イメージスイーツを作る
見た目は赤卒(※)ですが、味はハーバード卒です。レンタルキッチンを半日お借りして、普段お菓子を作らない二人で挑みました。今回作ったのは『キャラクターイメージのスイーツ』ではなく『キャラクターが普段作りそうなスイーツ』です。誰と狂気の濃度で戦っているのでしょうか。仮想のオタクとしのぎを削るシャドーボクサー集団と化しています。
※赤卒=「最終学歴赤ちゃん卒業」
レンタルスペースの検索と言えばここ、のスペースマーケットさんでキッチンを探しました。会員登録が必要ですが、メッセージのやり取りもサイトで完結しており、便利です。
人気なスペースほど先の予定まで埋まってしまうこと、またスケジュールの更新が手動で行われる(=スケジュールの更新漏れが発生しうる)ことから予約に失敗しないためには早い段階でリクエストを送る必要があります。また、必要な調理器具を把握するためにもメニューは決めて向かいました。近くに買い出しができる場所がある場合は大体説明文に記載してありますが、裏を返せば『書いていない場合最寄りのスーパーまで徒歩15分以上かかる可能性が高い』(コンビニ程度はあるかもしれません)ので、土地勘の無い場所だったこともあり食材の買い出しも前日に済ませています。
赤卒
(エッチな裸体を映りこませてしまい、申しわけございません)
クックパッドのレシピを素人2人でいじって作るという重すぎるフラグを背負っていましたが、すごく美味しい料理になりました。梨のシチューも「美味しいもの同士を足せばいいと思うな」「大人を舐めるな」という感情で作りだしましたが、最終的に「美味キメラ」になっていました。触感の良いガキは大好きだよ(2年前に妻に逃げられていないショウ・タッカー)
『1+1=2』の話ですが、レシピを改造する場合も似通ったメニューがあるかどうか確認してから実行すると失敗が無いです。
調理自体は特に滞りなく進みました。今回利用させていただいたキッチンは物の場所もわかりやすく利用しやすかったです。
ただ、入退室について明確でなく当日苦労したため疑問点があれば(特に施錠方法など)確実に質問しておくべきと感じました。よく料理教室等に利用されているキッチンであれば、調理器具は実家のものよりも確実に手入れされていますので、調理そのものよりもキッチンの貸し借りの方に注意した方が良かったです。
▼ドリンクを作ってもらう
眉間に風穴が空いていますが、これでもマシな方です。今回は、ドリンクを作ってもらいに『推しのいる生活。』さんにお邪魔しました。その日は開店直後だったこともあり2組ほどしか並んでいませんでしたが、注文方法の把握で手間取り、注文までに少し時間がかかりました。また、サンシャイン付近の道を少し外れた位置にあるため、何かのついでに寄りやすいスポットです。
まず注文方法ですが、LINEでお店と友達登録することが必要条件に組み込まれています。その後、LINEからメニュー・トッピング・甘さや印刷してもらう画像を送信します。(送信前にレジで確認が必要です)
画像サイズの規定が見つからなかったため500×500で画像を作成していきましたが、写真の通りの印刷具合でした。そこまで荒くないです。色は古いコピー機の様に青や赤が濃い部分が少しあります。
ホットドリンクはまだ無事だったのですが、コールドドリンクは爆速で顔面が中心に吸い寄せられ、撮影台が空く頃にはこの状態でした。食べれるコースターに印刷してもらえるメニューも存在しますので、不安な方はそちらを注文することをおすすめします。
また、Twitterにいくつか写真が上がっていますが、どう見ても版元に許可を取っていない画像が並んでいて恐怖で椅子から落ちてブラジルの人に迷惑をかけました。
▼グッズを作る
マウスパッドの印刷が綺麗!
有名店のため今更説明不要ですが、池袋同人工房さんでクリアファイルやミニ巾着、マウスパッドなどを作りました。ホームページが親切で説明の余地があまりないため、この項目は薄味仕様になっています。
電話予約不可のため、データを入れたUSBを用意して早速お店に向かいます。サンシャイン60通り直進、松屋を右折した道の角の建物の5Fにあります。
初回の来店ではイベントが近かったこともあり入り口にある紙に名前を記入してしばらく待ちましたが、以降は一度も待ったことがありません。昼を過ぎると待つ場合もあるようですので、初回は店員さんの手ほどきも受けやすい午前がオススメです。
入店後に画像のチェックをしながら、どのグッズを何個作るか決めていきます。画像は、サイトにあるテンプレート通りに用意すれば問題ありません。ただでさえ作れるものが豊富にも関わらず、池袋店ではレジン体験も始まったようですので、「1日で作りきれる量」の画像を用意するよう注意してください。
制作の際はマシンを店内で使い回すので、同じ商品を作る人間が一堂に会するとマシンの待ち時間が発生するかもしれません。(基本的にお店側が調整してくれます)印刷は綺麗で、熱転写するものは大体少し濃く印刷されます。作ったものの中では唯一ガラスコースターのみ明確に彩度が落ちたので、画像を用意するとき注意してください。このあたりの注意事項もホームページの商品紹介に書いてあるあたり、とても親切です。
私はあまりホームページを見過ぎると「創作世界の一番くじが作れる気がする…」と大きな夢で思考を塗りつぶされ昼夜問わず『一番くじ執着おじさん』になります。
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