毎週本を読むペースを保つ自分なりの方法

noteを隔週で更新する、というのが新年の抱負だったわけなのだけれど、前回のnoteを更新したのが2/12だったので、気がついたらもう2週間以上経ってしまい、年が明けてわずか2ヶ月で新年の抱負を破ってしまった。ショックすぎる。

「まあ、こういうのはだいたい隔週でやれば問題ないんだよ」と思って自分を慰めてはいたのだけれど、そういう言い訳をすると自分の性格上、絶対に隔週でnote更新は不可能になるので、次は絶対に2週間以内に更新するようにしていきたい(と言いながら、また2週間経ってからnote更新を忘れていたことに気がついてしまう自分が目に見えているのだが)。

ところで、新年の抱負としてほかにも「毎週最低でも一冊は本を読む」ということを決めているのだけど(むしろ、上記の隔週でのnote更新はこの抱負の副産物に過ぎない)、けっこうこれがしんどい。ぼくはそれなりに本を読む人間なので、この抱負を立てるきっかけとなった昨年を除くと、年間でトータルして50冊以上は読めているのだが、それはあくまで「めちゃくちゃ本を読む時期」と「まったく本を読まない時期」の平均がそうなっているというだけの話であり、けっして毎週コンスタントに本を読めているわけではない。

「最低でも年間50冊読むこと」という抱負と「最低でも毎週1冊本を読むこと」という抱負は似て非なるものであり、前者は好きなタイミングで本を読めばいいのに対して、後者はそうもいっていられないのである。この「毎週本を読む」というのがなかなかに曲者で、気がつくと「あー、めんどくさいな。なんでこんな抱負を立てたんだよ。もう好きなときに本を読めばいいじゃないか」という形になってしまうのである。つまり読書に対するモチベーションの維持が相当しんどい。

読書のモチベーションを維持するためになにをすればいいかをしばらく考えていたのだけど、ここでふと先日読んだ松岡正剛の『多読術』を思い出した。

この本は読書人・松岡正剛が「読書のコツ」を教えるというものなのだが、正直、松岡正剛の胡散臭いペダンチックな面が全面的に出ているので、そこまでオススメはしないのだけど、その中で確か松岡正剛が「読んでいる本に飽きたときは、ほかの本を読んでリフレッシュする」という意味の内容を書いていたのである。

松岡正剛は読書の鬼のような人間なので、彼のいう「ほかの本を読んでリフレッシュする」というのをそのまま真似してもたぶんうまくいくまい、と思っていたのだが、先日ふと「新しく読む本で行き詰まっているのだから、何度も読み直したいと思っている本を間に挟めばいいのではないか?」と気がついた。

新しい本を読む行為はかなりの体力を要する。どこになにが書いているのか、どのように物語が進んでいくのか、そういったものを頭に入れながら、何度もページを戻しながらちょっとずつ先に進んでいくわけだから、疲れないわけがない。「生みの苦しみ」というやつがそこにはある。一方で、何度も読み直している本、少なくとも一回読み通した本は、内容はぼんやりとしか覚えていなくとも、一度通った道だから「あー、こんな文章あったな」と勘所はなんとなく覚えている。しかも何度も読み直している本は当然自分のお気に入りなので、ページを進めるごとにテンションも上がってくる。読了する頃にはすっかりテンションも元に戻って、「よし、新しい本をがっつり読むか」という気持ちになってくる。

というわけで、いまのところなかなか上手くいっています。よかったら試してみてください。


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