うつ病のあなたへ
<はじめに>
2021年最後のnote更新です。今年はお世話になりました。2022年もどうぞよろしくお願いします。
さて、ぼくは年内はもちろんのこと、年明けもとある事情(なにもやましい事情ではないです)でTwitterを封印しています。
そのうち元に戻しますが。当分は、です。理由は最後まで読めばわかります。
なのでTwitterはマジでこの瞬間まで開いてませんでしたし、いまでも絶対にTLは見ませんし、基本的にDMも返せません。
LINE知ってる人はOKです。でもよほどの緊急事態とかない限り、DM返しません。それもnote更新時しかTwitterを開かないので、マジでリアクション遅いです。ごめんなさい。
それはそれとして、ぼくは活字中毒、かつ文章を書くのも大好きなので、note更新に限りTwitterをすることにしました。
特にこのnoteは絶対に書くと決めていたので。
前置きが長くなりました。本題に移りましょう。
<マシュマロに来た質問>
ぼくがTwitterを封印する直前、こんな質問がマシュマロに来ました。
ぼくのTwitterを見ている方はご存知の通り、ぼくは一時期うつ病でした。
ようやく寛解しましたが、それでも寛解までには数年かかりました。メンタルをやるってそのくらいキツイことです。
なので、みなさんは絶対にメンタルをやらないようにしてください。ほんとに、マジでやらかしたぼくが言うから信じてください。地獄の数年を過ごしました。
でも質問主さんはやっちゃいました。わかります。ぼくもやりましたので。
なので、このお手紙はあなたに、あるいはうつ病で苦しんでいる人たちに向けて書きました。
熱が入ったので、もしかしたらうつ病のあなたには読めないかもしれません。いいです。落ち着いたらでいいです。そのときに読んでください。
ぼくはあなたの味方です。ぼくはあなたがどこのだれかすら知りません。でも絶対にあなたの味方です。
<うつ病のあなたへ>
はじめまして。いわんこと申します。
あなたはぼくのことをもしかしたら長年フォローしてくれていたのかもしれませんし、たまたま流れてきたぼくのツイートを見たのかもしれません。
でも、そんなのどっちだっていいです。いま苦しんでいるあなたに、この文章が届いてほしい。そういう気持ちでnoteを書いています。
さて。
あなたはご存知の通り、ぼくは数年前にメンタルをやらかしました。で、ようやく寛解しました。先の通り、数年かかりました。
もしかしたらあなたは一か月で元に戻るかもしれません。あるいはぼくのように数年、あるいはもっとかかるかもしれません。
その上で書きます。
絶対に大丈夫です。だからいまはとにかくなにもせずに「休む」ことだけに集中してください。
焦る気持ちはわかります。ぼくだってそうでした。同期はバリバリ働いているのに、なにもできずに天井を見上げているだけの自分。本当にキツかったです。
でもぼくはここで焦ったばかりに寛解までに数年の時間を要しました。そのぼくが断言します。とにかくなにもせずに「休む」ことだけに集中してください。
ちょっとずつ元気が戻ってきたら。そのときはおいしいご飯を食べたり、友達と電話したり、あるいはおいしいご飯を食べたり、少しだけ本を読んだり。
ちょっとずつでいいです、繰り返しますが、焦らないでください。大丈夫です。人生100年時代です。1年会社休んだからなんだっていうんですか。むしろ人生の夏休みくらいに割り切ればいいです。
で、あなたはこう書いてくれましたよね。
いわんこさんの「また仕事が楽しいと思えるようになった」というツイートを読んで泣いてしまいました。メンタル壊してもまたそう思えるようになるんだ。自分だってきっといつかまた……と未来に希望を持てた気がしたからです。
とんでもないです。あなたのこの一言で、ぼくがどれだけ救われたか。この一言をもらうためだけにぼくのTwitterはあったといってもいいです。本当にありがとうございます。
あなたが仕事をそもそも好きかどうかわかりません。ぼくの友達にも「仕事はお金稼げたらなんでもいいw」というやつはいますし、あるいは「男は仕事やってなんぼじゃい!」のやつもいます。
で、これについてはぶっちゃけどっちでもいいです。いちばん大事なのはあなたが「仕事を楽しめる」ことではなく、あなたが元通り、健やかに過ごせるようになることです。
ぼくはいま、心から仕事が楽しいです。その上で、そう思えるようになった自分が嬉しいです。
こんなことふだんは死んでもツイートしませんが、「ここまでぼくの面倒を見て、メンタルを建て直してくれた会社のためになら、人生を賭けてもいい。死んでも恩返ししたい」、そういう気持ちですらいます。
でもあなたがはたしてどうなのか、これはぜんぜんぼくと関係ない話です。
もしかしたらいまの会社に復職するかもしれません。あるいは居づらくなって、転職するかもしれませんよね。もしかしたら実家に帰るかもしれません。
ぜんぜんどれ選んだっていいです。マジでどれを選んでもいいです。
大事なのはあなたが元通りの健やかなあなたに戻ることです。それだけを考えてください。
人生ネガティブになると、ましてうつ病になると死にたくなるとき、きっとあると思います。
そんなあなたにこち亀の両津勘吉の名言を送りますね。
悩んだらまず『生きる』モードの切り換えてからスタートだ!それからどう生きるかを探せばいい!
これです。これなんです。
だから『生きる』モードに切り換えるために、あなたがやるべきこと、繰り返します。
いまはとにかくなにもせずに「休む」ことだけに集中してください。
<あなたの質問について>
さて。あなたはこんな質問をくれましたね。
(もし、メンタルを健やかに保ち続けるために心掛けていらっしゃることがあれば教えて頂きたいです。でも、回答がご負担になるようでしたら不要です)
答えます。でも、先にごめんなさい。ぼくはメンタルのプロではないです。あくまで個人の経験則です。
メンクリの先生にはもちろん、友人にも死ぬほどアドバイスもらった上でやっていることですが、でもあくまで個人の経験則です。それは許してください。
では答えます。
① たっぷり寝ること
② ちゃんとご飯を食べること
③(もしあなたがTwitter中毒者なら)Twitterを封印すること。あるいはたまにしか開かないこと
それぞれについて書きますね。
①「たっぷり寝ること」についてです。
当たり前の話ですが、人間、寝ないと頭がおかしくなります。しっかり寝てください。
でもあなたはうつ病です。夜もなかなか寝れないかもしれません。
ではどうするか?
簡単です。かかりつけのメンクリの先生にGoです。そのためのプロです。使い倒しましょう。
休職されているということなので、たぶんすでにメンクリ、または産業医の意見はとっていると思います。
でも、もしメンクリに行ったことないなら。即座に行ってください。即座に。
なぜか?メンクリの初診って予約取りづらいんです。まして、あなたはいまうつ病です。
もしかしたら電話すらつらいのかもしれません。そうであるならば、繰り返します。まずは休みましょう。
でも、あるいは「メンクリなんかに行ったら、いよいよ自分がうつであることを認めてしまうことになる気がして、それが怖い」のかもしれません。
メンタルやらかしたぼくが断言します。絶対に行くべきです。そのためのプロです。メンタルのプロをいま頼らなくていつ頼るんですか。いまです。
可能な限り近場をオススメします。理由は簡単で、うつでしんどいときに遠くのメンクリなんて行ってられないからです。
なのでメンクリの先生を使い倒してください。
次に②「ちゃんとご飯を食べること」についてです。
まず、想像してみてください。毎日マクドナルド食って、いまのメンタルよくなると思いますか?
ならないですよね?当たり前です。でもこれ、ついつい忘れがちです。食事はあなたの身体と心の基礎となります。
なので、健康な食生活をしてください。もちろんたまにはジャンクなのもいいかもです。でも基本的にはこれです。
でも、うつ病のあなたにはそれすらしんどいのかもしれません。でもそんなたいそうなものを食えと言っているわけではないんです。
近場の定食屋とかそういうのでもいいです。あるいは、たとえばファミマの「お母さん食堂」でもいいかもしれない。
それすらしんどいなら。書きましたよね?
即座にメンクリの先生にGoです。
最後に③「(もしあなたがTwitter中毒者なら)Twitterを封印すること。あるいはたまにしか開かないこと」についてです。
さて、ぼくはいまTwitterを封印していますね。じつは理由はまさにこれです。友人から「おれがOK出すまでTwitterは禁止や」と言われているからです。
じつはぼく、ちょっと前までウルトラ激務でした。けっこう仕事頑張りました。
で、どうやらその期間、自覚なく攻撃的だったみたいです。仕事が落ち着いてから友人に指摘されて、ようやく気が付きました。
あなたはいまうつ病ですよね。想像してみましょう。
Twitterっていろんな情報が目に入ってきます。
たとえば誰かの訃報が目に入ったりしますよね。あるいはあなたの何気ないツイートに攻撃的な人がいるかもしれません。
あなたはどうなるか。落ち込むか、カッとなりやすくなるか。わかりません。
少なくともこれだけは言えます。絶対にいいことないです。
Twitterはメンタルが万全のときだけにしましょう。ぼくはこれ、友人と約束しました。
ぼくは寛解してます。でもダメ押しのTwitter封印です。二度とあの地獄の日々に戻りたくないので。あの地獄の日々に戻るくらいなら、ツイ廃のぼくですら年単位で、あるいは一生Twitterなんて捨ててもいいです。
で、その上で「このnoteに限り、年内に更新させてくれ」と許可を取って、更新しています。
ツイ廃、年がら年中Twitterに張り付いていたぼくですら、ここまでダメ押しのTwitter封印してます。
あなたはどうでしょうか?
もしかしたらTwitterで仲のいい、メンタルを打ち明けられる人がいるかもしれませんね。
その場合はいいです。ただし、絶対にタイムラインは見ないでください。その人とのDMに限ってください。
では、ツイート自体はどうでしょうか?いろいろ意見はあると思いますが、ぼくは基本的にやめた方がいいと思います。
うつ病のときのツイート、だいたいネガティブか攻撃的です。まあそれを吐き出すためのアカウントならいいです。でもそうじゃないならやめましょう。
なんでぼくがこれを言ってるかというと、まさにこれが原因で人間関係が大変なことになりかけたからです。詳細は伏せますが。
だから基本的にやめた方がいいです。でもお任せします。
<最後に>
ごめんなさい。なるべくわかりやすい文章にしたつもりですが、それでもめっちゃ長くなっちゃいました。
でもこのnoteがあなたに届くことを祈っています。でも最悪、届かなくてもいいです。大事なのはあなたが健康になること、それだけです。
大変な2021年でしたね。
でも大丈夫です。2022年はよくなりますよ。絶対に。そう信じることからはじめましょう。
それでは。よいお年を。
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