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『ラッキーをつかみ取る技術』を読みました

『ラッキーをつかみ取る技術』小杉俊哉、光文社新書、2005

私は運がいい、ラッキーだ、と自分自身で思うことが多いのですが、
さらにラッキーな人間になりたいと思い本書を読むことにしました。
本書では、ラッキーをつかみ取る「技術」と書かれておりますが、
テクニック的なことというよりは、
メンタル面や行動面において、どのように考えたらいいか、どうしたらいいか、
という根本的なことが書かれていると思いました。

こちらの記事では本書を読んで印象に残った部分を紹介します。

 確かに、名取さんが一生懸命努力しているところを見たことがありません。以前同じ会社の隣同士の部屋で働いていたのでよく知っていますが、仕事はいつやったのかと思うほど効率よくしかも確実に仕上げ、朝の出社は遅く、毎晩七時過ぎになると飲みに行ってしまいます。また、ほとんど毎週のようにゴルフに行くなど充実したプライベートライフを送っています。ところが、彼にはラッキーなことばかり起こり、いつもいい目に遭います。
 名取さんにどうしていつもそんなにツイているのか聞いてみたところ、こういう答えが返ってきました。「人生は運だと思っている。僕はいつも、自分はツイテイル、ツイテイル、と念じているんだよ。だからいつもラッキーなんだよ」。

p.24

この話は本書の要点をよく捉えていると思います。
結局は考え方次第で、運がいい、ツイテイル、と思えるわけですが、
暗示をかけることはラッキーをつかみ取る上で最も大切なのではないかと思いました。


 苦虫をかみつぶしたような顔をした人、世の中の不幸を全部背負っているような顔の人、不満だらけで生きているような顔の人。考えてみてください。このような顔の人にラッキーが訪れることが想像できるでしょうか。その人たちにラッキーは似合いません。なぜでしょうか?
 それは、多くの場合ラッキーは人を媒介してやってくる、つまりラッキーを運んでくるのは人、だからです。

p.43

採用面接時も「顔」で決まるほど、人の顔にはパワーがあります。
もちろんイケメンや美人が面接をパスしやすいと言う意味ではなく、
その人が持つオーラが負でも陽でも顔に現れるという意味です。
電車の中や街を歩く時、もう少し顔を上げて口角も上げて笑顔を作っていきたいと思いました。
また、運がいい人には外交的な人が多いという説にも確信を持たせる部分だと思いました。


 今この瞬間は二度と戻ってこない。あなたはそこにいないことでその貴重な瞬間を無駄に使ってしまうことはないでしょうか?例えば、この一週間を振り返ってみてください。今ここにいない人にラッキーを呼び込めると思いますか?
 いつも「今ここにいる」ことにコミットする。そうでなければ、その間あなたは人生の貴重な時間をただ浪費しているだけ。

p.105

確かに必要なさそうな会議に参加している時は、この時間無駄だなと思うことは多々あります。
しかし、心ここにあらずだと、会議の場で人事権のある人がいると、印象が悪いですし、自分自身の成長の機会を自分で奪っていると思いました。



以上、印象に残った部分を抜粋しました!
皆様にもラッキーが訪れるといいですね、いや、
つかみ取れるといいですね。

最後までお読みいただきありがとうございました✌️

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