見出し画像

【実例付き】chatGPTを使って検索意図のリサーチとペルソナ設計する方法

AIライティングツール「ブンゴウ」を運営している、あちょです。

ブロガーやwebライターでchatGPTを活用している方が増えてきていますね。

多くの人は次のような使い方をしてるんじゃないでしょうか?

  • 記事タイトル

  • 記事構成

  • 本文作成

この記事では、記事作成で重要な検索意図のリサーチ方法やペルソナ設計、ペルソナに体験談を語らせる方法について解説していきます。chatGPTにどんな命令をすればいいか?という具体例まで公開します。

記事の後半では、潜在ニーズを加味した見出しの生成方法も解説しています。

※この記事は、ChatGPTの無料版を使った結果を紹介しています。


検索意図の重要性についても話しますが、既に知っている方は「具体的なやり方3ステップ」から読んでもらってOKです。


この記事を読んで分かること

chatGPTを活用して、以下のことができるようになります。

検索意図をリサーチできる

ペルソナを設計できる

仮定したペルソナから成功談・失敗談を聞き出せる

ペルソナにあった商品も紹介

潜在ニーズを含めた見出しの作成方法

欲しい結果が得られなかった時にやること

chatGPTへの質問文さえ分かれば、誰でも同じような結果を得ることができます。最後にこの記事で扱う質問集をまとめるので、コピペで使ってもらればOKです。


検索意図の重要性

前提として、検索意図を知ることは、記事を作成する上で非常に重要になります。
ユーザーがあるキーワードで検索した場合に「どういう目的で検索したのか?」「何が解決したいのか?」を理解することで、よりユーザーに有益な情報を提供できるようになります。

1. ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
Google は、当初からユーザーの利便性を第一に考えています。新しいウェブブラウザを開発するときも、トップページの外観に手を加えるときも、Google 内部の目標や収益ではなく、ユーザーを最も重視してきました。Google のトップページはインターフェースが明快で、ページは瞬時に読み込まれます。金銭と引き換えに検索結果の順位を操作することは一切ありません。広告は、広告であることを明記したうえで、関連性の高い情報を邪魔にならない形で提示します。新しいツールやアプリケーションを開発するときも、もっと違う作りならよかったのに、という思いをユーザーに抱かせない、完成度の高いデザインを目指しています。

Google が掲げる 10 の事実

Googleは上記からも分かるように、ユーザーにとって有益か?を重視しているため、ユーザーのニーズを満たすことでSEOでも高評価につながりやすいです。


顕在ニーズと潜在ニーズ

検索意図を考える上で重要なのが顕在ニーズと潜在ニーズです。
顕在ニーズは、検索キーワードからそのまま想起されるユーザーのニーズのことです。潜在ニーズは、ユーザー自身が自覚していない欲求や目的のことです。

例えば、「ダイエット やり方」の場合は顕在ニーズと潜在ニーズは以下のように考えられます。

  • 顕在ニーズ
    ダイエットのやり方にはどんな方法があるか知りたい。

  • 潜在ニーズ
    - 健康的に痩せたい
    - ラクして効果的に痩せたい

ChatGPTを活用することで、これらのニーズを掴み、さらにペルソナも設計することができます。


では、本題に入ります。



【コピペOK】具体的なやり方3ステップ

「ブログ 始め方」で検索するユーザーを例にします。

Step1. SEOコンサルタントになってもらう

ChatGPTに以下の文をコピペして下さい。

プロのSEOコンサルタントとして活動してほしい。あなたは、私が伝える検索クエリから顕在ニーズと潜在ニーズを推測してくれる。潜在ニーズは、顕在ニーズを元に"ユーザーの真の目的、欲求は何か?"という観点で推測してほしい。推測した潜在ニーズに合うコンテンツの提案や商品を紹介してほしい。私の最初の文は "検索クエリ「ブログ 始め方」" です。

すると、こんな感じの返事がきます。

了解です。検索クエリ「ブログ 始め方」から推測できる顕在ニーズは、ブログを始める方法に関する情報を求めているということですね。

潜在ニーズとしては、このユーザーはブログを始めることに興味を持っており、将来的にはブログでの収益化や影響力の拡大などを目指している可能性があります。そのため、初心者向けの基礎的な情報だけでなく、ブログを運営する上でのヒントやアイデア、成功事例やベストプラクティスなど、より具体的な情報や実践的なコンテンツにも興味を持つ可能性があると思われます。

提案としては、ブログ初心者向けの記事から、より実践的なアドバイスまで幅広いコンテンツを用意することが重要です。また、ブログ運営に必要なツールやテクニック、収益化についても解説することで、このユーザーの潜在ニーズにも応えることができます。

さらに、このユーザーに向けた商品としては、ブログ開設に必要なドメインやレンタルサーバー、WordPressなどのブログ構築ツールや、ブログ運営に役立つ書籍やオンラインコースなどがあります。これらの商品を紹介することで、このユーザーが求める情報だけでなく、具体的な支援も提供できるでしょう。

ChatGPTへの質問の仕方次第で、顕在ニーズ、潜在ニーズだけでなく
どんなコンテンツを用意するのが良いのか、どんな商品をおすすめするのが良いのか、まで提案してもらえます。

他のキーワードで提案してもらいたい場合は、最初の質問文の検索クエリの部分をいじるだけでOKです。

私の最初の文は "検索クエリ「〇〇 △△」" です。

ニーズも掴めたので、次によりユーザーをイメージしやすいようにChatGPTにペルソナを設計してもらいましょう。

Step2. ペルソナ設計をしてもらう

ChatGPTの返事に対して、以下の内容を入力して下さい。

潜在ニーズを元に、ペルソナを設計してほしい。ペルソナの情報には、名前、年齢、性別、特徴・行動、困っていることを含めて欲しい。

ChatGPTの返事はこんな感じになります。

了解です。検索クエリ「ブログ 始め方」から推測される潜在ニーズに基づいて、以下のようなペルソナを設計してみました。

名前:太郎
年齢:27歳
性別:男性
特徴・行動:
最近はフリーランスのWebデザイナーとして働いている
趣味は音楽鑑賞やゲームで、ブログを書くことにも興味がある
SNSやオンラインコミュニティで情報収集をしており、ブログを始めるきっかけは、ブログ運営者が成功している姿を見て刺激を受けたこと
ブログ運営にはまだ不慣れで、どうすれば読者を増やしたり、収益化したりできるか悩んでいる。

困っていること:
ブログを始めるための基礎的な情報やコンテンツはすでに得られたが、より実践的なアドバイスや成功事例を求めている
ブログ運営に必要なツールやテクニックについても知りたい
読者を増やしたり、収益化する方法についても不安を感じている
以上が、検索クエリ「ブログ 始め方」から推測される潜在ニーズに基づくペルソナとなります。


1度おさらいします。
ここまでやったことはChatGPTに2つお願いをしただけです。

1つ目は、SEOコンサルタントとして活動してもらう。
2つ目は、推測してもらった潜在ニーズからペルソナを設計してもらいました。

上記の内容だけでも十分活用できると思いますが、もう少し工夫します。


Step3. ペルソナになりきってもらう

ペルソナになりきってもらうことで、成功談や失敗談などの体験談をペルソナに語ってもらうことができるようになります。

ペルソナに体験談を語ってもらうことで、よりユーザーに寄り添った記事にすることができます。

それでは、試してみましょう。

ペルソナ設計の困っていることの中に「収益化する方法について不安を感じている」とあったので、この悩みを解決したペルソナとして活動してもらいます。

ChatGPTに次のようにお願いをして下さい。

あなたは、ブログで収益化することに成功した太郎さんとして活動してほしい。ブログ収益化の成功談と収益化するまでの失敗談、苦労した話を語って下さい。

ChatGPTからの返事は

了解です。私は太郎さんとして、ブログ収益化の成功談や失敗談、苦労した話をご紹介いたします。

ブログ収益化の成功談としては、まずはブログのテーマを明確にし、ターゲットとなる読者をしっかりと設定することが重要だと感じました。また、コンスタントに更新することや、SNSでのプロモーションも欠かせませんでした。

収益化するまでの失敗談としては、初めはアフィリエイトや広告収入など、一般的な収益化方法を試していましたが、あまり成果が出ずに挫折してしまいました。そこで、読者との信頼関係を築くことに注力することにしました。具体的には、読者からの質問にしっかりと答えたり、専門性の高い記事を書くことで読者に役立つ情報を提供するようにしました。

苦労した話としては、ブログを始めた当初は、アクセス数や収益化に結びつかない苦戦が続きました。しかし、あきらめずにコンスタントに更新を続けることで、少しずつ成果が出るようになりました。また、読者からのフィードバックや要望に応えることで、ブログをより良くしていくことができました。

以上が、私がブログ収益化に成功するまでの経験や苦労した話です。太郎さんとして、これらの経験を活かして、ブログを始める方々の参考になれば幸いです。

記事執筆者自身が体験していないことでも、ChatGPTにそれっぽい体験談を語ってもらうことに成功しました。

100%内容が正しいとは限りませんが、記事を書くうえでかなりヒントになるのではないでしょうか?

最後に、ChatGPTでリサーチした内容が実際の検索結果と比べて合っているかを比較してみましょう。


検索結果と比較してみる

「ブログ 始め方」のキーワードをシークレットモードで検索した結果の
上位記事一覧

「ブログ 始め方」の検索結果

上位記事を見ると、ブログの始め方だけでなく、収益化の方法や成功のコツを取り上げている記事が多かったです。

また、実際に紹介している商品も

  • レンタルサーバー

  • オンラインビジネス講座

  • ブログ構築ツール

など、ChatGPTが回答してくれた内容とかなり近かったです。

ChatGPTを使うことで「検索意図がわからない・・・」「どんな商品をおすすめするのがいいか分からない」といった方の助けになるのではないでしょうか。

潜在ニーズを含めると次のような見出しが作成できるようになります。

それでは、早速解説します。


潜在ニーズを含めた見出しの作成方法


以下をコピペして、顕在ニーズと潜在ニーズを編集すれば他の記事でも使い回すことができます。

プロンプト

プロのアフィリエイターとして活動して欲しい。私の依頼にあわせて、顕在ニーズ、潜在ニーズを考慮した記事タイトル、記事の見出し、本文を作成してくれる。私の最初の依頼は”記事の見出しを作ってほしい。記事の見出しはユーザーファーストで作成してほしい。見出し以外は回答しないでほしい。”です。

###
顕在ニーズ: ブログを始める方法
潜在ニーズ: ブログ運営して収益化させる方法

###
見出しは以下のように作成してほしい
1. 見出し
1-1. 小見出し
1-2. 小見出し
1-3. 小見出し


Let's think step by step.

解説

今までとは、少し命令の仕方が異なりますね。
ポイントとしては、3つあります。

1つ目は、"###"で区切っている部分です。
###で区切ることで、ChatGPTが命令を理解してくれやすくなります。

2つ目は、見出し部分に注目して下さい。
ChatGPTには、"どんな形式で回答をして欲しいか"を命令することができます。

このように回答の形式を指定することで、より自分が欲しい回答に近づけることができます。

3つ目に関しては、後ほど解説します。



思ったような結果が得られなかった時にやること

今回の記事で取り扱った内容に限らず、ChatGPTに生成してもらったけど、「なんか思っている内容と違うぞ」という時も度々あると思います。

そんな時に、まず試してほしいことを3つリストアップしました。

その1

1つ目は、文章を再度生成することです。
ChatGPTでは入力に対して、何回でも生成し直すことができます。(無料版だと1時間に生成できる回数に制限はありますが)

"regenerate response"ボタンを押せば、簡単にできます。

regenerate responseボタン

また、生成し直した後でも以前の生成結果を簡単に遡ることもできるので
安心して下さい。

その2

質問文の最後に以下の文章を付け加えて下さい。

Let's think step by step.

Large Language Models are Zero-Shot Reasoners

簡単に説明すると、ChatGPTに「ステップバイステップで考えよう」と伝えると、回答の精度が上がることが分かっています。

その3

英語で質問する。

ChatGPTに限りませんが、英語で命令することで格段にクオリティが上がります。これは、AIモデルに学習させている文章が日本語よりも圧倒的に英語の方が多いことに由来します。

なので、どうしても納得いく回答が得られない場合は、DeepLで命令文を英語に翻訳してみて下さい。

ただ、毎回DeepLで翻訳するもの大変なので、以下のツイートを参考に改良したプロンプトもプレゼントします。

元のツイート:


改良したプロンプト:

【質問】
<ここに質問したい内容を入力する>

[1] 質問文を英訳して下さい。
[2] 英訳した質問に英語で回答して下さい。
[3] 回答を和訳して下さい。

>Run [1] -> [2] -> [3]

実際にツイートの内容で試すと

プロンプト:

【質問】
ビジネス界では、若い頃はとにかく「量」をこなすことが大事だと言うことがよく言われており、深夜まで仕事することが正当化されやすいです。

この考え方の根拠を心理学の「学習」の観点からかんg萎えると、どういったことが言えるでしょうか。

[1] 質問文を英訳して下さい。
[2] 英訳した質問に英語で回答して下さい。
[3] 回答を和訳して下さい。

>Run [1] -> [2] -> [3]

ChatGPTからの回答:

[1] Question:
In the business world, it is often said that in your younger years, it is important to simply handle "quantity" and working until late at night is more easily justified. What can be said about this mindset from a psychological perspective of "learning"?

[2] Answer:
From a psychological perspective of learning, the idea of focusing on "quantity" in the business world during one's younger years can be explained by the concept of deliberate practice. Deliberate practice involves practicing a skill with intense focus and repetition to improve performance. In order to become proficient in a skill, one needs to accumulate a certain amount of practice time, and this often requires a significant amount of time and effort. Therefore, the emphasis on "quantity" in the business world can be seen as a way to accumulate the necessary practice time to become proficient in one's field.

However, it is important to note that this emphasis on quantity can also lead to burnout and negative effects on mental health if not managed properly. Therefore, it is important for individuals and organizations to balance the importance of deliberate practice with the need for rest and self-care.

[3] Answer:
学習の心理学的観点から見ると、ビジネス界における若年期の「量」に重点を置く考え方は、熟練度を上げるために必要な練習時間を蓄積する必要があるため、意図的な練習の概念によって説明されます。熟練度を身につけるには、ある程度の練習時間が必要であり、これには時間と労力が必要です。したがって、ビジネス界での「量」に重点を置くことは、自分の分野で熟練するために必要な練習時間を蓄積する方法と見なすことができます。

ただし、適切に管理されていない場合、この「量」に重点を置くことは、バーンアウトや精神的健康への悪影響を引き起こす可能性があるため注意が必要です。したがって、個人や組織は、適切な休息やセルフケアの必要性と熟練度を向上させるための意図的な練習の重要性のバランスをとる必要があります。

ちょっとしたコツとして

[1] 命令文1
[2]命令文2
[3]命令文3

>Run [1] -> [2] -> [3]

とすることで、ChatGPTに順番に命令を実行させることができます。
もし、途中で途切れてしまっても”続き”と命令すれば続きから回答してくれます。

最後に、この記事が役に立ったと思ってくれた方は、スキやTwitterでシェアしてもらえると嬉しいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?