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DTP初心者が教えるDTP制作のきほん


みなさんこんにちは、スペースマーケット デザイン部の谷田部です。

今回は、DTP制作をする上で気をつけたほうがいいこと、ポイントなどをお話ししていきたいと思います。

タイトルの通りですが、本当に基本的なことを書いていくので、プロの方は薄目で見ていただけるとありがたいです☺️

さて、今回これを書こうと思った経緯としては、UIデザイナーとして入社した私ですが、弊社のデザイナーはデザイン全般と担当するため、DTP制作を任されることも多々あります。
私はDTP制作にも興味があり、施策を任され意気揚々とチャレンジした結果、知識不足のため数点ミスが見つかり(レビューをしていただいたので入稿時はバッチリでした)。きっとこういう方が他にもいるのではないかということで、備忘録も兼ねて書いていきたいと思います。

1.最低ラインのフォントサイズ

デザイナーならば意識するのは当たり前のフォントサイズ。
Webだったら、10pt〜16ptあたりが使われがちですが、DTPの場合、小さく注意書きを入れたい…などで小さめのフォントを使いたいことがあると思います。

スクリーンショット 2020-08-28 1.37.11

DTPの最小フォントサイズは6ptが推奨されています。
5ptでも読めなくはないですが、物によっては潰れてしまったりするので、ターゲットにちゃんと読んでもらうためには6pt以上を使うのがおすすめです。(個人的には7ptを使ってます)

2.CMYKとRGB

CMYKとRGBって結局なんなの?と思ったことがあると思います(私はあります、知っとるわという方はごめんなさい😂)

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簡単に言ってしまえば、印刷用のカラーモードと、Web用(ディスプレイ)のカラーモードです。
難しい話は省きますが、通常印刷では、RGBの色が表現しきれないため、CMYKに変換する必要があります
そのため、RGBでデータを制作してしまうと、印刷したとき思っていたのと違う色が出てしまう可能性があります。なので基本的にはCMYKで作成しましょう。(印刷所によっては指定があるので、確認をおすすめします)

3.黒色を使うときのポイント

背景やデザインで完全な黒を使うことはあまりないと思いますが、文章や見出しで使うときに役に立ちます。

スクリーンショット 2020-08-28 1.27.14

黒の設定は【C:40% M40% Y:40% K100%】が推奨されています。
これは、リッチブラックと言って、CMYKをバランスよく配合した黒です。
リッチブラックを使うことで、印刷に綺麗な黒が反映されます。(印刷所によっては推奨%が変わってきたりするので、確認することをおすすめします)

画面上では見分けがつかないので、入稿前にしっかり設定されているか確認することをおすすめします。

4.オフセット印刷とオンデマンド印刷

ここからは印刷所に関するポイントです。

オフセット印刷とオンデマンド印刷はどう違うのか?
安くて早くできるからオンデマンド印刷がいい!なんてことはありません。もちろん、オンデマンド印刷にも魅力はありますが、用途によってはオフセットのほうがいい場合もあるので、ここはしっかり考えましょう。

オフセット印刷
メリット:とても綺麗な仕上がり、印刷物を多く刷りたい場合(だいたい300以上、印刷所によります)におすすめ
デメリット:値段がオンデマンドと比べて高い、納期が早い

オンデマンド印刷
メリット:
納期が遅い、少数部から対応可能
デメリット:ベタや写真等の色ムラが発生しやすく、小さい文字が滲む可能性がある

基本的に企業の印刷物でしたら、量的にオフセット印刷になるかなと思います。オンデマンド印刷は、家庭用プリンターと比べれば圧倒的に綺麗な仕上がりなので、絶対に綺麗じゃないというわけではありません。

個人で印刷する分には、オンデマンドでも全く問題ありません。


いかがでしたでしょうか? 4つだけできほん的なことですが、これさえ頭に入れておけば綺麗な印刷物が出来上がると思います!

ここまで読んでいただいてありがとうございました。



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