【逆転】低偏差値学歴厨に送る【合格体験記】

本書の対象は最大でもMARCH志望者です。
「バカだけどMARCHに行きたい」「勉強なんてしたことないけど日東駒専に行きたい」
そんな方に読んで頂きたいです。

1.はじめに


逆転合格を目指す受験生はたくさんいます。進学校にいってしっかりとした成績を収め、努力を積み重ねても
希望通りの大学に全員が受かるわけではありません。

そんな中、逆転合格を達成できる受験生は一握りです。

それではどんな人が大学に受かるのか、お話します。

受かる人・受からない人


どんな人が受かりやすいのか。それは合格を目指し《本気》で努力した人です。
「努力を続ければ受かる」と本気で思うこと。
「努力しても受かるかな...」と思っている人が
本気の努力を続けるには凄まじい自制心が必要でしょう。

東京大学進学率1位を争っている名門高校が毎年当たり前の様に
多数の東大合格者を輩出しているのは
学生が(自分は)当たり前に受かると思い、準備をしているからだと思います。
(自論です。)

まず皆さんには学力以前に本書を読んで「志望校に本当に受かるかも!」というモチベーションに
なって頂きたい。

自己紹介


私は神奈川県の偏差値39(武田塾HP参照)の公立高校に通っていました。
2021年度の合格実績はMARCHは0人、日東駒専は専修大学が1人、大東亜帝国が7人、
このあたりがトップ層です。(しかもほぼ指定校推薦のはず)

そんな高校の中でも私の成績は下の中でした。県下の学力考査で学年でビリをとったこともあります。
3年間勉強をせずにすごし(3年生になり)部活を引退してからは友達と麻雀・パチスロに明け暮れていました。

受験もせずに高校を卒業し1年間の浪人の末、一般受験で立命館大学産業社会学部に合格・進学しました。

進学校で落ちこぼれていたわけでも、Fラン高校で勉学に励み学力を磨いていたわけではありません。
Fラン高校の落ちこぼれでした。
そこからの立命館大学への合格は正真正銘の逆転合格だと思っています。

≪戦績≫
早稲田大学 商・社学   ×
立命館大学 産社     〇
日本大学  法・国際関係 〇

そんな私の合格体験記です。

2.受かりやすい志望校の選び方


それは①試行回数×②配点×③偏差値で決まります。
内容について説明します。

①試行回数


要は「同じ方式で何回受けられるのか」「同じ対策が通用する入試を何回受けられるのか」です。   
多くの大学は1~2回でしょう。
統一入試で1回、個別入試で1回受けれるけど出題形式は異なる...とか、
個別入試1回のみとかが多いのではないでしょうか。

同じ方式で3回以上受けれる大学・学部は狙い目です。

受験は3回受けて全て受かる必要は無く、1回でも受かれば入学できるのです。

私が立命館大学を受けた理由は同じ入試方式で5回受けられたからです。
1/5の確率で受かる状態にすれば合格できるな...と(笑)

結果は5回受けて2回の合格でした。

②配点


苦手科目の配点が少ない(もしくは受けなくてよい)、得意科目の配点が高い受験方式が当然一番受かりやすいです。
受験方式も(特に私立は)多様化しているので自分に合う方式は絶対にあります。

私は国語と社会が得意で英語が大の苦手でした。
そんな私の選んだ大学・学部・入試方式は下記です。
(早稲田は記念受験で戦略もなにもなかった為割愛します。)

立命館大学/産業社会学部
入試方式   :統一入試
配点     :国語100、社会100、英語120
受験できる回数:4回
備考     :MARCH・関関同立は英語が150~200点の配点が多く、
        それに比べるとやや英語の比重が少なかった。
        (4回も受けられるし)
結果     :1/4合格

立命館大学/産業社会学部
入試方式   :個別入試
配点     :国語100、社会200、英語100
受験できる回数:1回
備考     :4回の統一入試と同じ受験方式で受けられる。
結果     :1/1合格

日本大学/法学部
入試方式   :A方式2期
配点     :国語100、社会100、英語100
        ※最高得点科目を2倍。
受験できる回数:1回
備考     :「最高得点科目を2倍」ではないが、
        A方式1期を同じ受験方式で受けられる。
結果     :1/1合格

日本大学/国際関係学部
入試方式   :A方式1期&2期
配点     :国語100、社会100、英語100
        ※高得点2科目で判定。
受験できる回数:2回
結果     :1/1合格

③偏差値

言うまでもなく偏差値は低い方が受かりやすいです。
当時私が受けた立命館大学産業社会学部人間福祉学科は偏差値が59(パスナビ参照)で大学内最低、
前年倍率も最低でした。
なりふり構っていられる学力でもなかったので迷いなくこの学部学科を受けました。

下記の様な学部は偏差値が低く入りやすい傾向があると思います。

・福祉系
・神学系
・スポーツ系
・文学部・外国語学部のマイナー言語の専攻
・文理の区分が曖昧な学部(情報システム学部等)

3.受かる為の勉強方法、点数の取り方・落とし方


全ての教科を均一に勉強して受かる人、そんな人も中にはいます。
ただ受験は満点を取らなくても受かるのです。
8割を合格ラインとするならば2割を落とせるのです。

どこで合格点を稼ぐのか、どこで点数を落とすのか...というのを自分でコントロールするという考えを持ってください。

私が戦略的に勉強をしたのが英語でした。
大の苦手である英語はなんとなく単語帳を読み、ネクステ(文法問題集)をなんとなく解いていましたが、
一向に点数はあがらず浪人の9月のセンター模試では40点/200点(2割)で偏差値34を叩き出してしまいました。

このままではマズイと思い、「配点の高い長文だけ解ける様にしよう。」と思い立ちました。

10月からはネクステは1回も開かずにターゲット1900と全レベル問題集英語長文(旺文社)のみを解きまくりました。
解いた後は問題文と和訳を見比べ・精査しとにかく英文を読める様にしました。

本番の試験ではイディオム・文法問題は全て適当に埋め、全ての時間を長文に費やしました。
結果としてセンター試験ではイディオム・文法は11点/40点、長文は147点/160点、計158点/200点、得点率79%となりました。
(これは出来過ぎなので運も良かったんだと思います。)

立命館大学の本試験でもイディオム・文法問題は1問も解きませんでした。
ちなみに英単語は見て、意味はわかってもスペルを書くことはほとんどできません。
(マークが多かったので支障は無かったです。)
国語では漢字や慣用句の問題の演習は一切しませんでした。
(あまりにも配点が低いので)

4.最後に


大学を出て就職した今もやはり日本は学歴社会だな、と思います。
やはり有名大学を出ている人は「頭が良いね」となる風潮はたしかにあるし、
就職先も大学群(早慶・MARCH・日東駒専等)により偏りはあると思います。

大学卒業後、東証一部上場企業に就職しましたが50人いる同期の半数以上は
MARCH・関関同立以上の私立大学と国立大学の人達でした。

それでも半数に満たないくらいは日東駒専や大東亜帝国・無名大学の人達もいました。

でもやはり評価されるのは仕事ができる人、結果を出す人、でありここに学歴は関係無いです。
(トップ企業にいくと学閥等がもしかしたらあるのかもしれませんが、、、。)

何がいいたいかというと学歴はあった方がいいけど、
無くても生きていける…そんなものだと思います。

あまり思いつめずに人生の一勝負を楽しんでください。

おまけ(アドバイス)


・過去問をかき集めろ!
 →図書館・ヤフオク・メルカリを駆使して志望校の過去問をかき集めて
  ください。
  そして惜しみなく早い段階から過去問を解いて出題形式に
  なれましょう。

・模試の受け方
 →事前に出題されている範囲の勉強をガッツリして模試に望みましょう。
  そして高得点・高偏差値をバンバン出して自信につなげましょう!
  (同じ予備校の模試を1年間受け続ければ出題範囲をある程度網羅は
   できるはず。)
  あくまで模試です。本番に近い形式で受けるのは年末ごろの模試だけで
  いいでしょう。

・行きたい大学群を乱雑に受けるのは▲
 →結構いるのが行きたい大学群を片っ端から受ける人。
  ある程度学力があればそれでも受かる人はいますが、
  お金もかかるしギャンブル性も上がるのでオススメはしないです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?