ヴァルハラの晩ご飯の感想|掘り下げが弱いものの全体的に面白かった

一人称はその語りがつまらないと、どれだけストーリーが優れていてもつまらないため語りが重要だと思っているのですが、そこらへんがかなり好みでしたね。

主人公のセイはイノシシなんだけど、その思考といい想いといい何もかもが人間のそれで、人外ゆえのものを求めるとがっかりするんだけど、そうでない場合は面白いのかと。

ただ、全体的に掘り下げが弱く、主人公を好きらしいブリュンヒルデの想いが分からない。そもそも、なぜ主人公のことが好きなんだっていうね。

というわけで次巻があるのであれば、ブリュンヒルデとセイを中心に掘り下げていってほしいですね。次巻期待!

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