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三国恋戦記【文若】ルート・プレイ実況寄り感想文

◆三国恋戦記本編と思いでがえし【文若】ルートプレイ実況・感想


自分の創作用のメモ兼備忘録として、詳細なカンペを作ったのですが
せっかくですのでwebに上げます
気になったシーンや台詞一点一点について、自分なりの感想を書いています。
キャラの台詞や描写については、自分なりに内容を要約したり
意味を取りやすく内容の補足や変更をしています
ゲームシナリオをそのまま転記しているのではありません。ご注意ください。

原作ゲームシナリオで明記されている情報をもとに
可能な限り原作に忠実に解釈しているつもりですが
恋戦記の原作ゲームシナリオは余白や想像の余地を残して描写されているので
どうしても原作情報をもとに推理しきれないところは
自分の推測や願望で解釈や読解をしています
自分が比較的善良寄りのキャラクターが好きなので
性善説寄りの解釈になっているかもしれません

とりとめのない雑な長文ですが、
創作用リファレンス資料も兼ねた自分用メモで
省略したくなかったため長くなりました
ゲームの再プレイをしながら頑張って書いたので、
ぜひ見て頂けると嬉しいです


【※】
以前、孟徳さんの感想文兼リファレンス資料用メモを書いたのですが
今回文若さん版を書いてみました。
連休を潰して時間とエネルギーを割いて作成しているので
ぜひ見て頂けたら嬉しいです。
感想文への感想文やコメントもとても嬉しいです。
マシュマロなどの匿名メッセージツールも置いています
(pixivは筆者のプロフにリンクがあります)
もし気が向かれましたらぜひ一言よろしくお願いします。笑

筆者は孟徳さんファンなんですが
改めて感想メモを取りながら文若ルートを再プレイして
文若さんもいいな~と思うようになりました。
愛すべき堅物男子大好きです。
これからも花ちゃんや仕事仲間とお幸せに!
面倒くさくて回りくどい君が大好き!

***


長坂橋で川に落ちて孟徳さんに助けられて
孟徳さんと文若さんと元譲さんたちの前に連れていかれて
自己紹介させられる場面から始めています。
(以降の文章では便宜上、お目当てキャラの好感度が上がる選択肢を
正解選択肢と表記します)


この場面の選択肢で早速分岐になるんですよね。
文若ルートに入りたい場合はここで
「私を呼んだ理由を教えてください」
孟徳さんにわが軍に仕官してと言われても「そんなことできません」
と答えて文若さんの好感度を上げる必要があるのですが
状況や空気は読めずともクソ真面目でまっすぐな発言をすると
好感度が上がるのが文若さんらしくて愛しいです。


その後もひとりで散歩をしていた花ちゃんが文若さんと遭遇する場面があって
このときにも(ちょっと孟徳軍のことでも聞いてみようかな)を選択して
文若さんに孟徳軍のことを質問すると文若さんの好感度が上がるんですが
花ちゃんに「バカな質問をしてくるな。敵軍の間者のお前なんかに教えるわけないだろう」
と怒りつつも花ちゃんへの好感度を上げてしまう文若さんが面白いです
(正確には「理解しがたい。内容ではなくそんな質問をする行為が理解しがたい。
捕虜であるお前にわが軍がこれからどこに攻めるかなど教えるわけない。
伏龍の弟子なんて嘘だろう。お前は何者だ」と返されるのですが)
「捕虜であり敵の間者と疑っている邪魔な女の子」とはいえ
(二周目彼視点「正直すぎる間者」で文若さん本人がそう発言しています)
間者としての職務に忠実なのは好ましいと思うから(本当は間者じゃないですが)
好感度を上げてしまうんでしょうか。
敵ではあるが好ましいと思ったのかな?
文若さんはやっぱり正直でまっすぐな子が好きなのかな


あと文若ルートでは面会を申し込まないと孟徳さんに会えないのが
他キャラルートなんだなと思います。
本人ルートでは向こうから会いに来てくれるし気軽に呼んでくれるのですが……。
その差に少し驚きますが、本来は気軽に会えない人なので
こちらの対応が普通なのかもしれません。
本人ルートのフランクさの方が特殊というか……。
話を戻します。
孟徳さんに面会を申し込んでも多忙なので夕方まで会えないと断られて
成り行きで文若さんと面会することになります
このあたりのやりとりで正解選択肢を選ぶと文若さんの好感度が上がります。
「私のことを疑ってるんですか?」
「ああ疑っている」
これで好感度が上がるんですが、この辛口のやり取りで好感度が上がるのが愛しいです
辛口だけど真っすぐで素直だからそれが文若さんに刺さったのでしょうか
そして
「なぜ丞相に面会を申し込んだ?」
「やっぱり本を返してもらいたくて」
(ここで花は「公玉の命を助けるために取引材料として孟徳に渡した本を
やっぱり返して欲しい」と文若に説明する)
「丞相はお前との約束を守ったのに、お前は何を言っているんだ?
身勝手なやつだな。私は筋の通らないことが嫌いだ」
云々のやり取りがあってこの場面は終了します。


そして侍女の人と花ちゃんの全ルート共通の短い場面が入り
(「上の上の人が変わっても私たち下々の者の生活はそんなに変わらない。
玄徳様たちについていった人もいるけど、
私は襄陽が戦場にならなかっただけで充分」という発言のある場面です)
文若さんに呼ばれます。
「仕事だ」捕虜に書簡の整理の仕事を頼む文若さん。
花ちゃんを試そうとしてきます。「孔明の弟子なら簡単な仕事のはずだ」
この場面では
「(書簡のの整理が)できないのか?」
「(そんなの)やってみないとわかりません」
ここで花ちゃんが字が読めないのが明らかになり文若さんに呆れられます
「伏龍の弟子というのは嘘だったというわけか」
そして
「文字すら読めないお前がなぜあんな書物を大事にしている?」
「私にとって(あの本は)必要なものだからです」
「読めもしない書物がか?」
ここで元譲さんが扉を開けて入ってきます。
「元譲殿、せめて一言かけてから扉を開けて……」
「いちいちうるさい奴だ。……ん?(花の存在に気がつく元譲)」
元譲さんが登場してすぐ花ちゃんは退場します。
余談ですが、孟徳さんといい元譲さんといい
声もかけずに扉を開けるのが面白いですね
元譲さんはその後文若さんと花ちゃんが抱き合っているのに遭遇したり
間の悪い事態に巻き込まれます。
ノックせずに開けるからそんなことになるんですよ……!笑

話を戻します。
試されて何も言い返せなかったのがくやしい
云々と花ちゃんのモノローグが入って夜になり全ルート共通シーンが入ります
子龍くんが助けに来てくれます。
「明日の夜にまた来ます、一緒に玄徳軍に戻りましょう」


翌朝、花ちゃんの部屋に文若さんが来ます。
「昨夜、不審な侵入者があった。お前は心当たりがあるのか。
……ありそうだな。玄徳軍の間者か?」
「……そうです」
ここで文若さんの好感度が上がります。
孟徳ルートもそうですが、正直に答えると好感度が上がるんですね、
まあ当たり前と言えばそうなんですが……
「やはり通じていたのだな」
「違います!通じていたんじゃなくて、ただ私を迎えに来てくれただけで」
「そんな話を信じるとでも思ったか」
この場面、孟徳ルートだと孟徳さんは花の発言を信じてくれるんですよね。
嘘を見抜ける特殊技能は便利ですね……。
普通はそんな話は信じないと思うので、文若さんの言動の方が妥当かなぁと思います。
まだお互いに敵の立場なので、
立場に忠実な文若さん(のちにモブ料理人がこう発言します)は
花ちゃんにきつい対応をしています。
「ではなぜおまえは今もここにいる?迎えが来たのなら一緒にこの城を出ているはずだ」
「本を返してもらってないからです」
ここで文若さんの好感度が上がります。
「またそれか、理解できん」
殺伐としたやりとりで好感度が上がるの公瑾さんを思い出します。参謀~~笑
「たとえ本当に迎えに来ただけだろうと玄徳軍は我々の敵だ。
ことが明るみに出てからの処遇は覚悟しておけ」
文若さんにこう怒られて(釘を刺されて)この場面は終了です。


そして夕方。面会を申し込んだ孟徳さんにようやく会えました。
この場面は共通パートになるのかな。
「本を返して欲しいんです」
「それは無理だなあ」
そこからなぜ戦うのかの話になります。
「女の子は男に守られていてもいいんだよ。君が戦う必要なんてない」
「あとは孫家の揚州と益州を手に入れれば戦いは終わる。
俺が終わらせる。君が戦う必要なんてないよ」
「物事にはいくつもの側面がある。誰かを傷つけていても誰かを救っている」
孟徳さんとのこのやりとりをきっかけに
花ちゃんは「自分はなぜ戦おうとするのか」を真剣に考えます
「私はどうしたいんだろう。
ただ家に帰りたいだけならこの世界で戦う必要はないけど
やっぱりお世話になった人たちを死なせたくないから戦いたい
小さいかもしれないけど私が戦う理由はちゃんとある
でもそうすると、私が戦うのに必要だからやっぱり本は返してもらわないといけない
今は無理でも本を読むだけでも読んで内容を覚えておいて
孟徳さんが本を使えないように駒を小石に変えておこう」
この場面で孟徳さんが赤壁で負けたり
寿成処刑で文若さんと孟徳さんが仲たがいしたり
文若さんが自殺したり、その後玄徳軍の面々が死んだり
など色々な不幸な未来が明らかになります
そして、この場面で赤壁の戦いの部分が
この本の最後の空白だということも明らかになります
あたりが暗くなって孟徳さんが戻ってきました
明かりをつけてくれました。実はここは孟徳さんのお部屋でした。
「また来なよ。君なら正式な面会じゃなくてもいい、歓迎する」
孟徳さんに密着されて微妙に口説かれますが、
文若ルートに行きたいのに孟徳さんに口説かれても困るので逃げます。


これからどうしようと悩む花ちゃんですが
文若さんや玄徳軍のみんなを死なせないために行動したいけど
そのためには本が必要だから玄徳軍には戻れない
だから子龍君には悪いけど帰還を断ろうと決意します
子龍君の帰投のお願いを断って孟徳軍に残ります
玄徳さんに貰った外套を子龍君に返します。


そして数日が経ちます。
いつの間にか花ちゃんの部屋の前にいた見張りの兵士もいなくなりました。
そして赤壁前の宴会の場面です。場所は襄陽です
孟徳ルートだと宴会の場所は江陵なんでしたっけ……?
自分が地理が苦手なので地名が時々うろ覚えになります……。
間違えていたら申し訳ないです
朝(昼間?)に本日の宴会のお召し物が届きました。
花ちゃんを宴会に呼んだのは孟徳さんだけど、衣装を選んだのは文若さんです。
恋戦記本編VFの「地味好みの文若」というワードが笑えます。
このあたりはVF所収のSS「宴の支度」に裏話が描かれていて興味深かったです
そしてあっという間に夜になったので宴会に行きます。
文若さんの暗赤色の正装がかっこいいですね


文若ルートでは侍女として普通に仕事をするので
他の女性に嫉妬されない代わりに武将にセクハラされます。
「玄徳の妾」だの「今度は丞相に取り入るつもりか?」だの
「貧相な体じゃ丞相を誘惑できんぞ笑」だの言われて
おしりを何度も触られたりしますが、こんな目に遭っても
他キャラルートなので孟徳さんは声もかけてくれず守ってもくれず
花ちゃんはひとりで逃げ出して、酔い冷ましに来ていた文若さんと出会います。
「必要だと理解しているが宴は苦手、
酒はあまり飲めない、騒々しい場所も苦手だ」
花ちゃんはとげとげしくない文若さんに衣装のお礼を伝えます
「(また凝視されてると不安になりながらも)似合ってないですか?」
「(若干動揺しながらも)……いや、そういうわけではない」
似合っていると言えない文若さんがかわいいですね。
文若さんは武将たちのフォローをしてその場に座ります
ここで選択肢(ここにいたら邪魔かも)を選ぶと好感度が上がります
「(宴会場に戻りたくないけど文若さんの邪魔になりたくないし)
私そろそろ行きますね」
「待て、酌をするのは苦手なのだろう。見ていればわかる。それならここにいろ。
あんな下手な酌では武将たちも酔うに酔えんだろうからな」
文若さん優しいですね。さっきは「早く戻れ」とか言っていたのに、
今は「ここにいろ」と引き留めてくれました。
このときの文若さんはお酒数杯で既に酔っているのですが
顔色や言動が普段とあまり変わらないので気づけません
そしてスチルが入ります
文若さんはきっちりしているので(さすが生真面目なお役人!)
時系列とか説明してくれるのでメモが捗ります
恋戦記魁・十三支演義1と2をプレイして吉川三国志演義全巻を読んで
人名や歴史の流れを頭に入れてからだとこの場面の説明もなるほどと思えます。
無知だった頃は理解できずに流すしかなかったので……


「昔はよく洛陽で丞相と月見の酒を飲んだ。
あの頃はまだ丞相も一官吏に過ぎなかったが」
「帝に仕える官吏を目指して太学で学んでいた、丞相と出会ったのはその頃だ」
「酒を飲んではこの国の未来をよく語った。宦官によって腐敗した政を正し、
漢王朝を再興させ、万民が平和に暮らす世の中を作ろうと」
「学問を修めた私は官吏になったが、
その矢先に霊帝が崩御され、洛陽は黄巾党の反乱に飲み込まれた」
(図書館で本を読んだ時は黄巾の乱は失敗したって書いてあったのに
やっぱりこの世界では成功したことになってるんだ……)
「反乱で主に狙われたのは宦官だったが、それ以外の官吏も多く殺された。
私は洛陽の街が騒乱に飲み込まれる前に逃げることができたが、
その選択が正しかったのかはわからない。
都に残り皇太子をお守りするべきだった、そう思うときもある」
「騒乱のさなかに皇太子の後見人となった仲穎が
それを権力の道具として天下の覇者になったが、暴政で世の中は乱れた。
あのとき我々が皇太子をお守りしていれば歴史は変わっていたのかもしれない」
この後悔はのちの過去編以降で回収されますね。
そしてノーマルルートでも……涙
「でもその後仲穎から逃げだした帝を救ったのは孟徳さんなんですし、
それなら結果的に文若さんは帝を助けたことになると思うんですが……
文若さんは仲穎さんみたいに帝を権力の道具にするつもりはないんですよね?」
「もちろんだ。だが、丞相は……」
「違うんでしょうか?」
「……丞相は乱世の平定を目指している。
乱世を終わらせることができるのはあの方だけだ、
だから私は漢の臣としてあの方を支える……支えなければ……」
そして文若さんが寝落ちして、
元譲さんが登場して文若さんを回収していきます


私の好きな恋愛系の格言で
「この人を好きになっちゃいけないと思うときは、もう好きになっていて
この人を好きでいなきゃいけないと思うときは、もう嫌いになっている」
というのがあるのですが、
孟徳ルートでは「孟徳さんを好きになっちゃいけないと、
思いながら好きになっている花ちゃん」といったような
恋のドキドキとスリルを味わえますが
文若ルートだと「丞相を支えなければいけないけど、本当はもう支えたくない。
かといって裏切ることもしたくない。立場や義務感に囚われて苦しい」
という忠誠心や正しくありたい義務感の苦しみから
文若さんを救うストーリーが楽しめるので
本当に孟徳さんと文若さんは対照的だなと思います。


後半の場面でモブ料理人のおじちゃんに
「文若さんは真面目だけど、自分の職務や立場にすごく忠実なだけだから……」
云々と説明されますが、それを踏まえるとこの場面の
義務感に囚われて苦しむ文若さんの苦悩が際立ちます
「正しい人というよりは正しくありたい人。
清廉な人というよりは清廉でありたくて苦しんでいる人」
文若さんはそんな感じがします
終盤の「お前が私を真っすぐだと評するのなら、それに足るようにありたい」
も素敵でしたが、でもこれが最終的に
「そばにいてくれ、正しくなくても」
に収斂するのはシナリオの巧さだなと思います。
伏線がきっちり回収されて、
ヒロインとの恋を通して変わっていく男子キャラっていいですよね。
堅物は崩すためにあるんです。笑


いよいよ孟徳軍が仲謀軍を征伐するために軍を進めます
孟徳さんに戦場(江陵)に連れて行ってもらいたい花ちゃん
そのために
「孟徳軍の邪魔はしないので戦場に連れて行ってください」
「私の献策が孟徳軍の役に立ったらあの本を返してください」
と孟徳さんにお願いしてOKを貰うのですが、このときに
「お前は玄徳のところの人間ではなかったのか」
とちょっと不機嫌になる文若さんが面白いです
孟徳さんは喜びそうですよね
文若さんと孟徳さんはこういうところは対照的ですよね。
文若さんは花ちゃんの江陵行きを最後まで反対しますが
孟徳さんに「(花ちゃんを江陵に連れていくと)もう決めた」
とゴリ押しされて閉口します
孟徳さんを睨むわけにもいかないので
文若さんは無言で花ちゃんを睨みますが、仕方がありません


そして、孟徳さんと元譲さんと花ちゃんは江陵に行って
そのまま赤壁の戦いとなります。
文若さんは許都に戻って留守を守ります。
赤壁の戦いの場面は文若さんがいないので割愛します。


戦いに負けたので孟徳さんたちと許都に戻ります。
戦功を立てたので本を返してもらえることになりましたが
孟徳軍に仕官することになりました。
(誰かに仕えるなんて出来ないと思っていたけど、
それで本が返してもらえるなら……。
本が戻ってくれば、文若さんが死ぬ未来をを変えられるかもしれない。
一緒にいれば哀しい未来を変える方法を見つけられるかも)
花ちゃんは孟徳軍の一員になり、文若さんの下につくことに。
そしてその後、文若さんと一緒に過去に飛びます。


花に説明を求め、山賊に説明を求め
武器も持ってない丸腰なのに「黙れ、賊風情が」と発言し
山賊を怒らせて亮君に助けられ
なのに逃げる賊を追いかけようとして花ちゃんに止められ
(勝てる見込みもないのに追いかけてどうするのか)
正直すぎる発言で亮君のお父さんを混乱させて、
場を収めるために花ちゃんに頭のおかしい兄扱いされる
そんな文若さんが愛しいです。
この過去に飛んですぐの場面は孟徳さんと対極で面白かったです
孟徳さんはあんなに頼りになったのに……!笑


この亮君の策で山賊を追い払った直後の文若さんと君貢さんのやりとりで
年号とかが出てくるのがいいですね。
文官で几帳面な文若さんらしいです
「どういうことだ。光和四年といえば今から十年近くも前だろう」
「今の元号は健安です。光和は十年近く前に廃された呼び名です」
覚えておきます!文若先生!


「嘘でないなら同じことを君貢殿にも話せばいいだろう」
は無茶言うなですよね笑。とはいえ
「君貢殿が嘘をついているとは思えない、もちろんお前もな」
という発言に優しさと誠実さを感じます。
「真実を確かめるためにも洛陽に行くぞ」
この論の運び方が文若さんらしいと思いました


旅の途中、賊に無残に荒らされた町や村を見て悲しむ花ちゃんに
「私も昔洛陽から潁川(えいせん)に逃げるときに同じようなのをよく見た」
と語る文若さんです。ここでスチルが入ります。
「帝の力が弱まり政が腐るとこういうことがよく起こる。
だから私はこういうことをなくすために……」
「漢王朝を再興させて、民が平和に暮らせる世の中をつくりたいと思ったんですか?」
「そういう世の中を作るのは、私ではなく丞相だ。だから私は丞相を支えたいと思った」
文若の王佐の才、孟徳の治世の能臣・乱世の奸雄の話がここで出てきます
(文若さんは孟徳さんのすごさを誰よりもわかっている……)
「……文若さんは孟徳さんを信頼しているんですね」
花ちゃんは孟徳さんのすごさを深く理解している王佐の文若さんを褒めるんですが
「……っ。……そうだ。私は曹孟徳を信頼している」
(あれ、今、間があったような……)
孟徳さんと文若さんののその後のギスギスを思うとこの台詞がつらいですね
最初は孟徳さんを心から信じていたけど、
今はもう信じられなくなってきている文若さん
文若さんが孟徳さんを再び心から信じられるようにならないと、文若さんは死んでしまう
孟徳ルートでは花ちゃんと孟徳さんの信頼がテーマでしたが
文若ルートでは文若さんと孟徳さんの信頼が問われます
ハピエンでは花ちゃんの助けで
文若さんは孟徳さんを再び信じられるようになりますが……


その後
「こんなにみじめな旅は初めてだ。私は枕が変わると眠れないのだ」
とぼやく文若さんに
「今は枕そのものがないです」と返す花ちゃんが天才だと思いました。
「お前のようにどこでも眠れるわけでもない」
「私、野宿はじめてなんですけど案外平気みたいです。
洛陽につけば何とかなりますよ、多分」
「根拠は?」
「ないです」
「……」
文若さんの扱いに慣れてきた花ちゃんです。
そして榮陽(けいよう)の街につきました。


子供が病気の母の薬を買おうとするのですが、
持っていたお金が悪銭で薬屋に売ってもらえずに
揉めている場面に遭遇します
文若さんが口八丁で小狡い兵士と悪徳っぽい薬屋を丸め込んで
金細工を薬屋に渡して薬を買って、子供にプレゼントします
真っすぐで優しい文若さんですが、この件で無事に路銀が尽きたため、
この町にしばらく滞在して路銀を稼いでから改めて洛陽に向けて出発します


光和四年の洛陽に着きました。
本に新しい空白ができていたのでそれを埋めます
黄巾党の反乱を成功させれば元の世界に帰れるかも、ということで
本の不思議な力を使って反乱を成功させる策を出しました。


本の策を聞いた文若さんが「私に考えがある」と
宮殿に連れていってくれました
太学を出たあと官吏として出仕していた洛陽の宮殿です
ここで旧友に出会います
「文若じゃないか、いつ陽城から戻った?あとひと月はあっちのはずだっただろう」
文若ルートの洛陽の宮殿で出会う官吏の青年の声が、孟卓さんの声っぽく聞こえますww
声優さんが同じなのでしょうか
孟徳ルートの歌妓さんの声は芙蓉姫の方らしいと見たことがあるし
脇役声優さんは多くのモブを担当されているのかな
花ちゃんは行き倒れているところを文若さんに拾われた子供で
今は文若さんの従者をしているということになりました
文若さんの旧友に帝(霊帝?)が危篤らしいという話を教わります
文若さんの台詞で
「私の知る世界では、帝が崩御されるのは数年先のはずだが、なぜか歴史が早まっている」
とありますが、花ちゃんが不思議本を図書室で読んだときも
黄巾党の反乱は反乱軍が洛陽に侵入する手前で鎮圧される(反乱は失敗する)のが、
あとで読んだら反乱が成功した(反乱軍が洛陽を落とした)と書かれていたりするので、
不思議本の内容は花ちゃんたちの行動でどんどん変わっていくようです
「先ほどの清流派の旧友を必ず説得して、なんとしてでも反乱を成功させる。
……以前と同じように洛陽から逃げ出すわけにはいかないのだ」
文若さんはその夜、旧友の屋敷に行って明け方まで打ち合わせをしてきました
そして無事に文若さんの策は成って反乱成功となりますが……


反乱軍をうまいこと城内に引き入れて
黄巾党の反乱が無事成功かと思いきや
暴走した反乱軍のせいで洛陽の宮殿が火事になりました
「以前と同じように洛陽から逃げ出すわけにはいかないからな」
「あのとき洛陽に残って我々が皇太子をお守りしていれば、あるいは……」
かつての後悔を拭おうとするかのように
文若さんは燃える宮殿に飛び込んでいきます
「皇太子や帝の無事を確かめなくては……!」
燃えている宮殿で花ちゃんが赤ちゃんの皇太子(献帝)と
玉璽を見つけて保護しますが、運悪く仲穎が登場します。
文若さんが炎の中で花ちゃんを抱きしめて庇ってくれます
そこで本が光って文若さんと花ちゃんの二人は元の時代に戻されます
二人で抱き合っているところを元譲さんに見つかってひと悶着ありますが、
戻ってこれて良かったですね
花ちゃんは先ほど文若さんに抱きしめられたことを
思い出してドキドキしますが、その後は何もありませんでした……


過去から戻ってきてしばらくしてから
孟徳さんに涼州の馬一族をどうにかしたいと思っていると相談されます
孟徳さんに連中をなんとかするための西伐の策を出してねと言われます
「必要なものがあれば文若に言うといいよ。
なんでもすぐに用意してくれるから」
「無理だと申し上げても丞相が私の意見を聞いてくれないだけです」
「でも最後には兵糧でも何でも用意してくれるじゃないか」
孟徳さんのこの信頼?がいいのか悪いのか……笑
文若さんのお仕事はメーカーの調達部みたいですね。
そして花ちゃんの部屋で文若さんと二人で
馬一族をなんとかするための策を考えるのですが
花ちゃんは本を読んで寿成の処刑をきっかけに
孟徳さんと文若さんが仲たがいして文若さんが自殺する
という未来を知っているので、その未来を変えるために
あとは元々戦争を起こしたくないので
寿成を死なせず戦争も起こさず孟徳軍が涼州を取るために
馬一族を味方にする寿成人質案を文若さんの知恵を借りながら考え出します
義務感や常識にに囚われることなく自分の目指したい理想を実現しようと
伸び伸びと頑張る花ちゃんに対して文若さんが
「……なぜおまえは自分の心にそれほど素直に従える」
と発言するのですが、この発言も好きです。
自分が義務感で苦しんでいるからこその発言ですよね。
やりたいようにしたいけど、できなくて苦しいから、
伸び伸びしてる子が羨ましく思えるのでしょうか


数日後涼州征伐の軍議が開かれます
「俺は彼女の策を聞いてみたいと思っている。
なにせ長坂橋でわが軍を破った子だからね、
花ちゃん、策を聞かせてくれる?」
花ちゃんと文若さんで協力して軍議を乗り越えます
孟徳ルートでもそうなんですが
最後の軍議は彼氏と協力して二人三脚で挑む最初で最後の軍議なので
思い入れがあって大好きです。彼の台詞もすごく優しいですよね。
「安心しろ、私がついている」
「退屈な会議も君がいると楽しいな。
 もっと早く出会っていたらもっと一緒にいられたのにね」
この場面ではいつもなんだか泣きそうになるんですよね。
近づく終わりを感じてしまって……
いよいよ長い旅の終わりが近づいてきました
帝に勅命を出させて寿成さんを許都に呼んで人質にして
馬一族を出世させて孟徳軍の味方につける寿成人質策です
この策が孟徳さんにOKを貰えて
孟徳軍の涼州攻めの話は一旦なくなります


花ちゃんが孟徳さんに呼ばれます
献策の褒美に羊脂玉の首飾りを貰います
孟徳さん自ら花ちゃんに首飾りをつけてくれます
密着して「受け取ってくれるよね?花ちゃん」
高価なご褒美なんてもらえないので断ろうとする花ちゃんですが
孟徳さんの圧を感じて拒否できずに受け取ることに
文若さんがやってきます
「丞相、よろしいでしょうか。失礼します。……っ!」
花ちゃんも無言で動揺しますが孟徳さんは平然としています
「どうした文若」
「い、え。……丞相、徴税の件ですが」
「いいところに邪魔するなよ。
「人が宝石で癒されてるところに生臭い話を持ってくるなあ」
孟徳ルートの孟徳さんなら「花ちゃんで癒されてるところなのに邪魔するな」
って言いそうなんですが、そうでなくて「宝石で癒されてるところ」
なのが文若ルートの孟徳さんらしいですね。距離がある……
文若さんが嫉妬します。可愛いですね。
「首飾りは外していけ」
「なんで~~?」
「揉め事のもとになるからです」
結局もらった首飾りは服の中に隠しておくことになりました。


その後寝ぼけた文若さんが首飾りをむしりとろうとする場面が入ります
「お前はこんなものが欲しいのか?お前は丞相のことが……」


その件から数日後、文若さんと一緒にお茶を飲みます。
花ちゃんが入れようとしますが失敗して火傷して文若さんに心配される場面です
お茶の支度をするために厨房に行く花ちゃんです。
ここで怪しげなモブ武将さんと入れ替わりになります
「おや、花殿。文若殿は部屋におられるかな?」
「あ、はい……」


厨房でモブの料理人のおじさんが
「文若様は茉莉花茶が好きだよ」って教えてくれます
この料理人のおじさんは
孟徳さんのドラマCD「過保護すぎる丞相」と
孟徳軍ドラマCD「月下の争奪戦」に出てきた料理人の人と同じ気がします
あの独特の声としゃべり方が同じな気がするんですよね……
「文若様はこのお茶の香りが好きなんだって」
「文若さんでもそんなことを思ったりするんですね」
「あはは、素直な子だね。
でも文若様は見た目ほどお堅い人じゃないよ。ただ立場に忠実なだけさ。
クソ真面目なお方だから、今疲れてるんじゃないかって心配してる。
最近は文官も武官も禅譲論に傾いているから。
だけど漢王朝を廃するなんて乱暴だよね~
文若様は板挟みだろうねぇ、あの人は本当の意味で漢王朝の臣だから」
しかしこのモブおじさん料理人なのに色々詳しくて凄いですね。
皇位禅譲の件は機密事項だと思うのに事情通ですね。
人事の噂(出世の噂話)はオフィスの華ですね笑。←違います
しかしこのモブおじさん孟徳さんのこと丞相じゃなくて孟徳様って呼ぶし
文若さんにも親しげだし人事の噂も詳しいし何者なんでしょうか
現場職でも社歴長いベテランなのかな←??
モブ料理人おじさんはその後も登場します。


怪しげな武将と入れ替わりに
お茶を持った花ちゃんが文若さんのもとに戻ります
そして花ちゃんの火傷のスチル入ります
「孟徳さんが帝になるって本当ですか?」
「まだ決まったことじゃない。でもそういう話が出ているのは本当だ。
早く火傷した手を冷やしてこい。早く行け」


そして風雲急を告げる許都で事件が起きました
寿成さんが二人の息子さんと一緒に処刑されました。
孟徳さんと文若さんが喧嘩しています
「今回のこと私は納得してはおりません。
 寿成の処刑は過ちだったとお認め下さい!」
「間違いを認めろだと?偉くなったものだな文若」
「……」
「寿成は帝に近づきすぎた」
「どういう意味でしょうか」
「帝はよほど俺が好きじゃないらしいよ」
「帝が丞相を殺せと指示したということですか」
「皇位禅譲の噂も耳に届いてるだろうしね」
「丞相は帝から皇位を奪うおつもりですか」
「お前は反対だろう」
「覇者と権威は別であればこそ、国は安定するのです。
 漢王朝の権威はそのために必要なのです」
「だがその漢王朝はもう腐りかけているじゃないか」
「佞臣を排除すれば腐った血でも神聖さを取り戻します!」
「俺は一度腐ったものは元には戻らないと思うけどな」
「仲穎同様、あなたも漢の賊臣になるおつもりか!」
「――誰に口を利いている」←この丞相孟徳さんの声怖くて最高です
「……」
「もういい、文若お前は下がれ」


そして花ちゃんと孟徳さんの場面です。
「花ちゃん、待たせて悪かったね。お茶とお菓子を用意させるよ」
この明るくて甘い喋りの孟徳さん、さきほどとの落差がすごすぎて怖いです
「屋敷の密書は確かに偽物だけど、使者の襟裏から本物が見つかっていたから。
俺が寿成を処刑したのは、帝に命じられて俺の暗殺を企図していたからだよ。
帝を斬るわけにいかないから寿成を殺した」
「文若にはまだ言ってないから知らないだろうけど
そのうち伝わると思うし、それに伝えても無駄じゃないかな」
「文若のことだしどうせ、曹孟徳は賊臣だから討たれても仕方ないって思うだけだろ。
文若が俺に仕えているのは俺が一番覇道に近いからってだけだよ
国を平らげる。そこまでは俺も文若もきっと同じ未来を視ている
けれどそこから先は違うのかもしれないな」
「孟徳さんは漢王朝を廃するつもりなんですか」
「さあどうかな。帝という存在は必要だとは思っているけどね」
その後涼州で反乱がおきて孟徳さんはそれを武力で鎮圧します


孟徳軍勝利に周囲が沸く中、ふさぎ込んでいる文若さんです
モブ料理人おじさんが文若さんに差し入れを持っていこうとしているところに
花ちゃんが遭遇します
花ちゃんも文若さんを心配します
本の文面は変わっていません、文若さんは自殺すると書いてあるままです
やりきれない気持ちになった花ちゃんは夜ですが自室を飛び出します


月が綺麗スチルの場面です 
背景は孟徳さんと桂花茶を飲んだ東屋です
文若さんに「変わったやつだな」と言われる花ちゃんです
孟徳ルートでも孟徳さんに変わった子(面白い子)扱いされていた気がします
「お前の言葉は私をよく惑わせる」
孟徳さんにも「話が面白い」言われていた気がしますし
ノーマルルートでもあんじさんに「あんたの語る未来は光」とか
子龍ルートでも子龍君に「あなたの語る策のために戦う」と言ってもらったし
さすが花ちゃんは名軍師ですね。
トークだけで男たちの人生と世界の命運を変えていきます


「丞相に仕えると決めてから、故郷に帰りたいと思ったことはない
自分のいるべき場所は曹孟徳の旗のもとだけだ。これまでそう思っていたが、
こうして月を見ていると無性にどこかに帰りたくなる
こんな気持ちは初めてだ。月に惑わされたかな」
この場面、文若さんの揺れる心の暗喩が上手いですね
「自分がいるべき場所は曹軍の旗のもとだけと思ってきたが~~」
今もなおべき論に囚われている文若さんです
もう孟徳さんに仕えたくないという悲痛な叫びが聞こえてきそうです
これまではずっと文若さんは孟徳さんを信じ続けていて
ずっと孟徳さんのために働いてきて、でもいま初めて迷っている
これまでずっと孟徳さんに尽くしてきて
一度も裏切ろうなんて思ったことのない
昔からの孟徳さんの忠臣だった文若さんが迷っています


元譲さんも孟徳ルートの思いでがえしの「最果ての廟」で
孟徳さんが偽装死してこれからどうするって話になったときに
「しばらくは後継の様子を見て、そしたら故郷にでも帰るかな。
もう長く帰ってないから。
俺の主人は曹孟徳ただ一人だから、他の人には仕えられない」
と言っていましたし、文若さんと元譲さんは本当に忠臣コンビですね
故郷にも帰らず孟徳さんに長く仕えました
公式漫画の「籠中の鳥」の二巻終盤でも元譲さんは文若さんを心配していました
「あいつの主もまた曹孟徳ただ一人だったからな」
ゲームの文若ルートのラストでも文若さんが孟徳さんに
「私の主は曹孟徳ただひとりです。
そして曹孟徳の作る国には漢王朝が絶対に必要だと考えています」
と発言しますし、文若さん!いつまでも孟徳さんの忠臣でいてください!涙


相変わらず皇位禅譲の噂で揺れる許都です。
遷都の話が出てきます。
鄴に銅雀台が建設中です。ここが新しい丞相府になる予定です。
孟徳さんは忙しいようでもうずっと会えていません。


モブ料理人おじさんがまた登場します。
いつものお茶に加えてお菓子をすすめてくれました。
最近文若さんが全然食べてないと心配しています。
文若さんもお茶が好きでお料理上手だし
お料理つながりで交流でもあるんですかね、この二人は……
尚書令と料理人が妙に仲良しなのが不思議です


料理人のおじさんに渡された差し入れを文若さんに持っていった花ちゃんです
すると真っ青な顔の文若さんがいました
文若さんに上げられている書簡の中に
丞相暗殺のお誘いの密書がまぎれていました
それについて文若さんと花ちゃんが口論します
「届かないに決まってるから何も言わないなんて違うと思います!
孟徳さんの暗殺を黙認するなんて文若さんらしくないです。
いつもまっすぐな文若さんらしくないです
孟徳さんを信じるっていう文若さんの気持ちは
そんな簡単にあきらめてしまえるほど軽かったんですか!?」
「お前に私の何がわかる!お前なんかに私の苦しみや願いが分かるはずない!
しかし不思議だなお前の言葉はなぜか心に響く
お前が私を真っすぐだと評するのならそれに足る私でありたい
王を正しく導くのが私の役目だ。お前のお陰で思い出せた。
丞相のもとに行くぞ。丞相をお守りするのだ」
ハピエンの場合、このように文若さんが花ちゃんの進言を聞き届けて
花ちゃんと二人で孟徳さんを助けに行きますが、バドエンでは違います……。


孟徳さんを助けるために、馬で陳留城まで駆けていく文花の二人です。
孟徳さんが陳留城に入る直前で追いつきました。
孟徳さんと一緒にいた元譲さんも突然現れた文花の二人に驚いています
ここでの文若さんと花ちゃんと孟徳さんのやりとりも熱いですね
「丞相、このまま許都にお戻りください」
「理由は」
「言えません」
「花ちゃん、君も文若と同じ意見なの?」
「……はい」
「理由は言えないが許都に戻れ、そんな言葉に従う必要はないな」
ここでも必要性の有無を問題にする孟徳さんの言動の一貫性がすごいです。
徹底した合理主義者です
孟徳さんの冷たい言葉に文若さんは黙りこみます
「……行くぞ」
そんな文若さんを置いてそのまま行こうとする孟徳さんを、花ちゃんが止めます
「孟徳さん待ってください!孟徳さんは今までずっと
文若さんと力を合わせて戦ってきたんですよね」
「そうだよ。……というか『そうだった』かな」
「だったらお願いです。もっと文若さんの話を聞いてあげてください」
「それは前にも言ったはずだよ。俺が話を聞かないんじゃない、文若が話さないんだ」
孟徳さんだってオーラと雰囲気で圧力かけて文若さんを無理やり黙らせたりしてたのに、
と思うこともありますが仕事なので仕方ありません
ひねくれてて甘えん坊で人を信じない
他ルートの孟徳さんに期待をしてはいけません


関係ないんですがこの
「前にも言ったけど、俺が話を聞かないんじゃなくて文若が何も言わないだけ」
の「前にも言った」って、一体どこの場面でしたっけ孟徳さん~~
何か見た気がするけど忘れてしまいました
この「前にも言った」場面がどこだったか分かる方、
教えて頂けたら嬉しいです、すみません。


話を戻します
「文若さん……」
「大丈夫だ、花。お前の忠告を無駄にはしない。
 丞相、今一度だけ私の言葉をお聞き届け下さい。
 許都にお戻りください。
 この国は今あなたの命を失うわけにはいかないのです。これで察してください」
「失うわけにはいかないか。お前がそれを言うのか文若。
 漢王朝を守りたいお前にとって俺は敵だろう」
「あなたを敵と思うのなら、このように筋の通らぬことは致しません。
 それはあなたもよくご存じのはずだ。どうか私を信じていただきたい」
この台詞もいいですね、
嘘の分かる孟徳さんはこの言葉が真実だとわかったはずですし
文若ルートの文若さんは花ちゃんに対しても
「そばにいてくれ、正しくなくても」とアイラブユーを伝えていますし
「私が筋の通らないことをするのは、貴方を大切に想うからです」
というのが伝わってきます。文若ルートの肝ですね。
孟徳さんへの想い、花ちゃんへの想い
文若さんにとっての愛は「その人のためなら筋の通らないことでもできる」なのかもしれません
文若さんが孟徳さんをあなた呼びするのもレアですね。ずっと丞相と呼んでいました。
「私を信じていただきたい」という発言も
孟徳ルートの「重なる影」の花ちゃんの「孟徳さん、私を信じてくれますか?」
と重なる台詞回しで胸が熱くなります。
そして、孟徳さんが文若さんの言うことを聞いて「許都に戻る!」と言ってくれます。
安堵するもつかの間、ここで孟徳さんの命を狙っていた陳留城の武将が
「させぬ!」と叫んで孟徳さんに斬りかかります。
とっさに花ちゃんが孟徳さんを庇って前に出て
文若さんはそんな花ちゃん(と孟徳さん)を守るために花ちゃんの前に出て、
武将の太刀を小太刀で受け止めます。
「おのれ文若、大義を捨てるか」
「この国に必要な方だ。私は曹孟徳を信じる!」
「文官風情が!女ともども斬り捨ててくれる!」
「文官の私にも守りたいものがある!そのためなら命も賭けられる!」
と文若さんが武将を撃退して、丞相暗殺未遂事件は無事に未遂で終わります


みんなで許都に戻る道すがら。
ここでswitch版の新規スチルが入ります。初めて見たのですが、
この孟徳さん文若さん花ちゃん元譲さんの四人のスチル可愛くて好きです。
孟徳さんが悪役顔ですが表情がかわいくてかっこいいですね。
むくれたりにやりと笑ったりかっこいいです。
孟徳さんのちょっと距離感のある悪い笑顔は男に見せる顔かな?
他ルートの孟徳さんもかっこいいです
文若さんもむすっとした顔ですが可愛いです
この皆で許都に戻る場面
文若さんと孟徳さんの和解やらすれ違いの種明かしのシーンが好きです
「無茶ばかりしていたな。お前たちに甘えてばかりいた」
アッ自分が甘えてたの認めるんですね孟徳さん!
そうですよ~~甘えてたんですよもっと部下たちをいたわってあげて
文若さんと元譲さんにも優しくしてあげてください
「やっぱり話す気にはなれないか」
「申し訳ありません」
「話さなければ処罰すると言っても?」
孟徳さんのこの発言でようやく文若さんが真実を話し始めます
「丞相暗殺指令の密書を受け取りましたが、計画に加わるつもりはもとよりなかった」
「でも丞相にこの計画を伝えるべきか迷ってしまった。
迷ったのは絶望しかけていたからかもしれません。
けれど私がそれを振り切ることができたのは花のおかげ」
「丞相暗殺指令の密書に書かれていた人たちの名前は言えない。自分も気持ちがわかるから」
この発言を受けて孟徳さんは文若さんに
「この計画を立てた者たちとお前は同じだと?」と尋ねますが
「私の主は曹孟徳ただ一人です。
 ただ、曹孟徳が作る国には漢王朝の血が必要だと私は今も思っています」
漢王朝が大好きなわけじゃなくて、あくまでも自分は孟徳さんに仕えている
その孟徳さんのために漢王朝を生かすべきと考えている
そう主張する文若さんです


筋の通らないご都合超理論だけど、これが文若さんの愛の形だから……!
漢王朝再興の願いも大事で孟徳さんも大事だからこういう形で両立させました!
最大限融通をきかせてみました!だって自分がそうしたいから!
義務感や筋を通すことに囚われず「自分の心に素直に従った」結果です
このあたりは涼州の寿成さんの処刑を避けるための策を
花ちゃんと二人で考え出したときのやりとりに影響されてますよね
これが孟徳さんへの忠誠心と漢王朝復興の願いを両立させるための
文若さんの策なんですよ
嘘が分かる孟徳さんは文若さんの発言が真実だと見抜けたはずで
「頑固なやつだな、文若。俺は帝になるつもりはない。窮屈な位はいらない。
俺が望むのは俺たちが目指してきた理想の国だ。
お前にはこれからも支えてほしい。お前は俺の王佐なんだろ?」
孟徳さんが文若さんの想いに応えてこう締めて、この場面は終わります


それから。
陳留の城の武将に「けじめとして」厳罰が下されて日常が戻りました
本の表紙が青になりました。
その内容からは「文若が自殺する」という文章が消えて
「涼州の軍勢を離間の計で破った孟徳は、涼州を配下に組み込む。
孟徳は銅雀台に政治の機能を移した」と書かれていました。
政治の中心の丞相府は銅雀台に移りましたが
許都には帝が残って、都も帝のいる許都のままになりました。
孟徳ルートハピエンでも出てきた政治の実権と権威の分離です。
「私はこれでいいと思っている」
文若さんはどこか嬉しそうにそう言いました。
文若さんが嬉しそうなので花ちゃんも嬉しいのですが、
文若さんに元の世界に帰る話をしないといけなくて、
花ちゃんは落ち込み気味です。


常日頃、孟徳ルートで本が燃えて「帰れない……」
と絶望する花ちゃんばかり見ているので、
帰る話をいつ切り出すか悩んでいる花ちゃんが新鮮です。
孟徳ルートでも本が燃える前に帰る話をいつ切り出そうと迷う場面がありますが
孟徳ルートではそのときにはまだしっかり両想いになっていないので
なんか重さが違いますよね


お茶を入れるのが上手い文若さんです。作業も手馴れています。
指の動きが優雅です。
そういえば過去に飛んだ時も火おこしが上手くて、意外と器用な文若さんです
(文句が多くて皮肉屋で気難しいけどまっすぐで、私はそんな文若さんが好き)
ここでようやく花ちゃんが自分の気持ちに気が付きます


「花茶に桃を干したのを混ぜてみた」
文若さんがいれてくれたお茶はちょっと甘くて酸っぱい優しい味でした。
毒の続編「白」でも優しい味の手料理を振る舞ってくれるし
思いでがえしで記憶喪失になったときも、
花ちゃんの手料理に対してダメ出しがすごいですし
文若さんは料理がとても上手なんでしょうか。
たしかどこかで孟徳さんに
「長年の女っけのない男の独り暮らしで、だから上手くなったんだろ」
と野次られていた気がします
そうかあ、孟徳さんは全部他人にやらせてたから壊滅的に下手なんですね
(ドラマCD甘い生活での料理下手さに「やったことない」発言)
いつも女とか女とか女にやらせて……!許せないッ……!
話がそれたので戻します。


「文若さんのお茶美味しいです。ずっと忘れられないくらい美味しい……」
(私、帰ることを言わないと)
「……(元の世界に)帰るのか?」
花ちゃんが言い出そうとしていることに気づいて、文若さんが水を向けてきました。
「帰るつもりなのだな」
「帰らなくちゃいけないと思っています。家族も友人も心配してるだろうし
この世界で私がやるべきことももう終わった気がするし
(それが私にとっての正しいことだと思うから)帰ろうと……」
文若さんに心を残しつつも義務感で帰ろうとする花ちゃんです。
「〇〇しなきゃいけない」を連呼する花ちゃんが
序盤の義務感に苦しんでいた文若さんを彷彿とさせます。
子龍ルートは忠義と愛の狭間で苦しんだり、仕事VS恋愛で悩んだりしますが
文若ルートは義務感と愛の狭間で苦しみながら、
最後には愛の力で救われる感じですね


花ちゃんが本当は帰りたくないと思っていると察した文若さんは
回りくどく花ちゃんを引き留めはじめます
会社を辞めたいと言い出したお気に入りの部下を
必死で慰留する寡黙で不器用な上司のようです笑
「飛びぬけて優秀なわけではないが、それでも役に立っていた」
口下手な文若さんですね
「今度の人はもっと優秀な人が来ますよ」
「私はそんなもの望んでない。まるで他人事だな。話の通じん奴だ。
……お前なら邪魔にならないと言っているのだ。
そばにいろ、花 私のそばにいてくれ。
最初はお前を疑っていた。玄徳軍の間者か何かだと思っていた。
お前の存在は孟徳軍の邪魔になると思っていた。
それが変わったのはいつだったのだろうな。
気が付けば疑う気持ちもなくなっていた。
そばにいて当たり前の存在になっていた」

孟徳ルートでも孟徳さんに信じてもらうことでハピエンになりますが
文若ルートでも男子キャラにからの信頼がハピエンになるんですね
まあ元々は花先輩は敵軍にいましたし、
魏軍メンバーに心から信じてもらうことがひとつの区切りになりますよね
「能力の高い人間や役に立つ人間は他にもいるけど、
お前のようなそばに置いても邪魔にならない人間はお前しかいない」
過去世界でも旧友に「お前が他人をそばに置くのは珍しい」と言われていますし
花ちゃんは文若さんにとって初めて?そばに置きたいと思った人間だったのかもしれません
「お前なら邪魔じゃない、私のそばにいてくれ」
他人をそばに置くのが嫌いな人にこうやって求められるのは愛の深さを感じます
彼にとっての唯一無二の存在になる。これもなんか孟徳ルートを彷彿とさせますね
孟徳さんの沢山ある幸せの形の一つ(愛人のひとり)じゃなくて
唯一無二の存在(心から愛される存在)になる
文若ルートの場合は優秀なだけの部下ならたくさんいるけど
文若さんが本当に求めているのはそんなんじゃなくて
そばにおいても邪魔にならない部下で
花ちゃんはその唯一の傍においても邪魔にならない部下兼恋人に
なれたということかもしれません
どこかで孟徳さんが「文若のところではすぐに逃げ出す人間が多い」
と文句を言っていて、文若さんは「皆根性がないだけです」と返していました
「文若さんのところで続く(長く働ける)人間は貴重」
みたいな話も出ていましたね。


「ここにいろ。ここにいてほしい。そういえばお前を困らせるか」
ここからの文若さんの怒涛のぐい押しに、男らしさを感じてドキドキしました。
やっとちゃんと乙女ゲームになりました笑
「文若さんと離れたくないです。
だけど私は家族の待つ元の世界に帰らないといけないのに、
文若さんにそんな風に言われたら帰れないです」
「ならどうすればいい。……泣くな、そばにいろ、私もお前のそばにいる。
お前と一緒に生きていきたい」
帰らないといけないのに、文若さんと離れたくなくて
帰れなくて困って泣いている花ちゃんをこの世界に引き留めるために
文若さんが花ちゃんにプロポーズして文若ルートは終了になります。
お疲れさまでした。


プロポーズの場面は情熱的でしたね。ドキドキきゅんきゅんしました
「私も男だ」っていいですね。
「愛する方と愛される方、どちらが幸せ?」という質問に対して、文若さんには
「愛する方だ。私も男だからな」と言ってほしさがあります
孟徳さんの場合は
妾エンド「愛される方、かな。……君に愛されたい」
ハピエン「愛する方かな。俺にとってただ一人の……。君を愛してるよ、ずっと……」
と言ってほしさがあります。
ドラマCD2の「永い旅路」のタンチョウヅルの話は泣けました。


話を戻して文若ルートです。
EDでは恒例の二周目彼視点が再生されます。名補足ですよね


1「正直すぎる間者」
「あまり厳しくやると孟徳がうるさいぞ」
「丞相がどう思われようと、
我が軍にとって邪魔になるなら取り除かなくてはいけません」
序盤の文若さんはべき論の権化ですね。
そんな彼が変わっていく姿が愛しいです


2「酔醒め」
「朝まで起きんと思ったが起きたか。
俺と孟徳以外の前でお前が酔いつぶれるのは初めて見たぞ」
(お酒に弱い文若さんは少し飲んだらすぐ酔います
酔ってないように見えるけど酔っています
そして突然寝ます、寝たら朝まで起きません)
花ちゃんとと何を話していたのか
元譲さんに尋ねられても答えを濁す文若さんです
「あれは不思議な娘だな。どこかこちらの気を緩ませるところがある」
「子供じみているというだけですよ」
「そういうものか」
「……そうですよ」
このやり取りも愛しいです。
宴会で働くのに着飾った花ちゃんを凝視したり、
酔いに任せて込み入った昔語りや本音トークをしてしまったり
すでにこの時点で文若さんは相当花ちゃんに絆されてますよね(愛)
本当に文若さんはかわいい人だなと思います


3「成り行きの従者」
「本当にあの子は従者なのか?前が自分のそばに他人を置くというのが意外でな」
昔の友人に疑われている文若さんです。
「恋人じゃないの?」と直球で聞いてこないのは奥ゆかしさを感じますね
孟徳ルートだと「今度の子(恋人)は随分違う感じなんだな」とかド直球ですが、
文若さんの友人は文若さんと同じく比較的生真面目なのかな……?笑
洛陽から故郷に逃げ落ちるときの旅には従者いたって言ってたのに
基本自分のそばに他人を置くのが嫌いな文若さんです
「成り行き上仕方なかっただけだ」
「本当に?本当に?」
「何が言いたいんだ」
「別に~~珍しいなってね!」
ここまで疑うなら直球で質問された方がまだましです笑


4「独占欲」
花ちゃんが孟徳さんに羊脂玉の首飾り貰った直後、
孟徳さんに嫉妬する文若さんです
文若さんのところの侍女は地味ですが孟徳さんのところは着飾ってて派手で、
文若さんに片想い中の恋する乙女な花ちゃんはつい
孟徳さんところの女子力高い侍女さんをじっと見つめてしまいます。
そこから「装飾品が欲しいなら」と孟徳さんから高価な首飾りを貰うことになりました。
本編でも嫉妬されたくないなら首飾りはしまっておけとか
色々文句言う文若さんが愛しいですがこの場面もかわいいですね
「丞相、花にはあまり軍師としての役割を期待しない方がよいかと」
「どうして?花ちゃんはうちの軍師だよ?
筋の通らないことを言うなんてお前らしくないな」
孟徳さんこの時点で絶対気づいてますよね。笑
筋の通らないことを言うなんて~がのちの伏線になっていて
シナリオ運びが相変わらず巧いなと思います
「心配なら手伝ってやればいいのに。それとも独占欲か?冗談だよ。怖い顔するな」
「花は戦を望んでいません。そんな人間に命じたところで良策は出てこないと思います」
「望むとか望まないとかは関係ない、実際に戦はあるし避けられない。
それくらいお前もわかっているはずだ。
お前が何と言おうと次の軍議には彼女も出す。これは決定だ」
現実主義な孟徳さんです。
そしてこの「望む望まないかは関係ない」って言い回しは孟徳ルートでも出てきましたね
孟徳ルートはトムさん、文若ルートは宙地さんと担当ライターさんが違うのに
キャラクターの台詞回しが細部まできちんと共通していて仕事が細かいなと思いました。
そして孟徳さんは相変わらず高圧的ですね。
その方がいいと判断したからそうするにしたって
文若さんの忠告をこんな言い方で何度も何度もはねつければ
文若さんももう何も忠告したくなくと思います……。
圧倒的な立場や権力の差のある上司と部下とはいえ
もう少し優しくしてあげて欲しさがあります
赤壁の戦いの前、花ちゃんを江陵に連れていくかで意見が割れたときも
「彼女は連れていく。もう決めた」で文若さんを無理やり黙らせていましたし
仕事だから仕方ないとはいえ、孟徳さんはもっと優しく……と思うのですが
丞相という立場を考えれば、
こういう局面では部下に甘くできないのかなとも思います。哀しいですね


5「夜明け」
「あれ、花ちゃん寝ちゃったね」
「丞相をひどく心配していましたからね。丞相が無事で安心したのでしょう」
「そうかな。彼女が心配してたのは俺じゃなくてお前だったように見えたけど」
「お前みたいなやつを心配してくれる女の子なんて貴重だぞ。大事にしろ」
「……もとより承知しております」
この場面の文若さんと孟徳さんが可愛いです。愛です。
そしてこの場面、おじさんたちの青春の足跡が甘酸っぱく切ないですね。愛ですね。


そしてEDが流れ終わってエピローグです。
銅雀台に佇む文若さんと花ちゃんです。
孟徳さんはどうしてこんなに立派な自分の宮殿を作ったの?
帝の宮殿よりも立派だよ?
「最初は帝を見下すためだと思っていたが、今はそれも違う気がしてくる。
丞相は己の力を示すためにこの建物を作ったわけではない」
銅雀台の立派な宮殿は、まるで今にも羽ばたこうとしている鳥のようにも見えます。
「不敬というのに変わりはないがな」
これから忙しくなるからまた頑張って働こうと気持ちを新たにする文花の二人です。
読み書きもできるようになろう。時間がかかってもいいから。
大丈夫、時間ならたくさんある。
だってもう花ちゃんは元の世界には帰らないから。
これからもこの世界で、文若さんのそばで生きていくから。
「お前はそうして笑っていろ。これからも私の隣でな」


これでエピローグも終了し、文若ルート本編はこれにて完結です
義務感と忠義の狭間で苦しむ彼が愛で救われる物語、素晴らしかったですね。
文若ルートお疲れさまでした。


***


本編スペシャル「嵐の夜」

両想いになって一緒に生きる約束までしたけど
それだけで具体的な進展はないままの文花のふたりの仲を進めるために
孟徳さんがやらかします。

「私は丞相や元譲殿と違って許都で過ごす時間が長かったから
まだ銅雀台には慣れないが、そのうちなじむだろう」
皆で銅雀台にお引越してからしばらく経った、ある日のこと。
声もかけずに文若さんの部屋の扉を開けて入ってくる孟徳さん。
「文若ぅー いるかぁー?」この言い方が可愛くて大好きです
しかし孟徳ルートで花ちゃんの部屋に来るときは必ず入室前に声かけるのに
文若さんに対するこの気安さといったら、信頼を感じますね。愛です。
仲良しの魏軍のおじさんたちが愛しいです
「丞相。部屋に入るときは声を掛けてくださいと、何度言えば理解いただけるのか」
孟徳さんもいつもいきなり開ける派だそうです笑
「堅苦しいこと言うなよ。見られちゃ困ることでもしてたのか」
「していません。と丞相を一緒にしないでください」
「俺にしてみればこんなに可愛い恋人とずっと一緒にいて
何もしない方が不自然だと思うけどなあ。……ね?花ちゃん」
このあたりのイキイキと文花を弄る孟徳さんが可愛くて好きです
喋りもここでしか見れないふざけた感じなのがいいですね
文若ルートの孟徳さんは花ちゃんに親しみはあっても依存度が低いので新鮮です
「黎陽の城に二人で書簡を届けてほしい」
「私一人ではだめなんですか」
「だめだ」
「わたしでは信用できないと」
「勘違いするな、すぐにそうして思い込むのはお前の悪い癖だぞ。
この役目はお前と花ちゃん二人で果たしてこそ意味のあるものなんだ。
それじゃあ頼んだぞ。……花ちゃん、よろしくね」
文若さんには素っ気ないのに、花ちゃんには甘く優しい喋り方なの笑えます


銅雀台に引っ越してから初めて、
二人一緒にお出かけする文若さんと花ちゃんです。
最後に一緒に出かけたのは陳留城に孟徳さんを助けに行ったときです
「ずっと忙しかったから二人の時間も持てなかった、
もっと二人で遊びに行ったりすればよかったかもしれない」
と反省する文若さんに「そんなことないです」と言う優しい花ちゃん
「お前はもっと我儘を言え」と言ってくれる文若さんが優しくて好きです
花と名前を呼んでくれるのも嬉しいです
「文若さんが笑ってくれたら嬉しい」と言う花ちゃんですが
この笑顔が嬉しい発言は孟徳ルートでも見たやつですね
文若さんと孟徳さんは対極なふりして似たところがあるのが愛しいです


その後、山賊に扮した元譲さんが出てくるんですが
作劇の都合とはいえこんなにバレバレなのに
気づかない文花の二人に笑えます


雨が降ってきたので廃屋で雨宿りをします
寒さに凍える花ちゃんを心配する文若さん
「文官でも私は男だ」に感動します
山賊元譲さんに襲われて以降トラブル続きで
「こんなことになるなら、丞相に何と言われようと私一人で来るべきだった」
「すみません、私足手まといですよね」
「違う。私一人ならお前をこんな目に遭わせずにすんだからだ」
(文若さんの言葉はまっすぐで嘘がない。こんなふうに心配してもらえてうれしい)
「心に決めた相手を案ずるのは当たり前だ」
言葉足らずで誤解されがちだけど優しい文若さんですが
誤解されがちだけど本当は優しいというのも孟徳さんと重なりますね
まあ孟徳さんは優しいというのも違うかもしれませんが、、
孟徳さんが甘いのは花ちゃんにだけなので
まっすぐで嘘のない文若さん。
孟徳さんも嘘が嫌いで嘘が分かるから(花ちゃんには)嘘をつかないし
文若さんと孟徳さんはこんなところも似ていますね


嵐も遠のいてついにラブシーンです
堅物くんの堅物は崩すためにある!いいですね
「婚儀を上げる前に、こういうことをすべきではないとわかっているのに、
正しいことではないとわかっているのに、抑えがきかなくなる
お前と一緒にいると頭の箍が緩む。想いが強すぎてまた触れたくなる」
あれだけ情熱的に口説いておいて最後は「いや、なんでもない」で
話逸らして締めるのずるいですよね~かっこいい
このあと暖を取れるものを探してくるってこの場を離れちゃうの
自分を落ち着かせるためなのかな、文若さんも男の人なんですね
まだ正式に両想いにもなってないのに夫婦と嘘ついて
布きれ一枚隔てただけの同じベッドで寝ちゃう孟徳さんとの差が笑えます


雨が上がったので外に出ました。
近くて眠り込んでいた山賊元譲さんと山賊に盗まれたはずの馬と再会して
孟徳さんの策略だと判明してオチが付きました。そして銅雀台に戻ります。
「なんだ、ばれちゃったのか。やっぱり俺が自分で行くべきだったかなあ。
元譲に任せたのが間違いだった」
面白がっている孟徳さんが可愛いです
本人ルートでもこんな楽しそうな孟徳さん見たことない気がします
森川さん楽しそうに演技されてますね。かわいい
「何もなかったとは言わせないぞ」と孟徳さんに水を向けられて
「何もないです」ととぼける文若さんですが、
孟徳さんは嘘発見器搭載してますよね……
でも直後に花ちゃんが顔赤くしちゃうから、何かあったとバレバレです
その後も文若さんは「何もなかった」と言い張りますが、孟徳さんはもう相手にしません。
「よおっし、今夜は宴だ~!祝うぞ~!」
孟徳さんが幸せそうで何よりです。
文花ハピエン後の孟徳さんは仕事を降りていないのに、生きるの楽しそうで嬉しくなります
文若さんも花ちゃんも幸せそうで何よりです


孟徳ルートハピエンでは孟徳さんが仕事辞めるために偽装死するので
元譲さんも魏軍を去ってしまうし、文若さんもどうなるかわからないし
仲良し魏軍三人組はもう見れなくなるので
文若ルートハピエン後の魏軍が一番楽しそうです。よかったね


***


文若本編BAD「毒」


陳留の城で丞相暗殺するから手伝っての密書を見つけましたが
文若さんは孟徳さんを助けようとはしませんでした
丞相暗殺計画は失敗し孟徳さんは無事でしたが
丞相を皇帝にしようという動きはさらに強まり
文若さんは病気を理由に出仕しない日が続きます

モブ料理人が慌てて花ちゃんのところにきました
「文若様が……!亡くなられたって……!」
お屋敷の庭先で文若さんは一人で死んでいました。服毒自殺でした
間もなく孟徳さんは帝になりました
文若さんが守ろうとした漢王朝はなくなりました
花ちゃんは文若さんを助けられなかったという後悔から逃げ出すように
表紙の色が変わった本を開いて元の世界に帰りました
元の世界に帰れば辛いこと全てを忘れられる
忘れたい……と願いながら

というかモブ料理人のおじちゃんが
仕事しすぎなんですよね文若ルート。びっくりだよ
(バドエンの悲痛な余韻をあえてぶち壊していきます)


***


三国恋戦記思いでがえし 
Daisy2メーカー通販特典・書き下ろしショートストーリー
「こころ」

文章は宙地さんでスズケンさんの挿絵がついています。小冊子です。
短いですが文若さんの遺書の文面まで載っている補足です

夜空を眺めるのが好きな文若さん。趣味の少ない文若の数少ない息抜き
本編でも月を見ていましたね。人並み程度には星を読めるのだそうです
花ちゃんと元譲さんが文若さんを説得しに来てくれて
文若さんお手製の夕食を食べて帰っていった夜
文若さんは花ちゃんたちに説得されて
もう一度孟徳さんと話し合う気でいました
花ちゃんはひたむきでいつも他人のために一生懸命で話す言葉にも嘘がないから
そんな花ちゃんの言葉に心を動かされた文若さんです
が、その矢先、流れ星が落ちました。不吉です
孟徳さんから文若さんあてに私的な手紙が届きます。手紙の文面は白紙でした。
絶望した文若さんは自殺しますが、その前に遺書を書き残していました。
元譲さんは孟徳さんに命じられて
主人が死んだ後の文若さんの家を家探ししていました。
そのときに文若さんの遺した遺書を見つけます
元譲さんは花ちゃんに遺書を届けようとしますが……
ネタバレになりますので以降は冊子でお楽しみください。
というかこれ本編に組み込んでほしかったな……。

「こんなことになったが私は丞相を恨んではいない」
「元譲殿と連れだって屋敷を訪れてくれて嬉しかった。
お前たちのお陰で私はこの世の全てに絶望しなくてすんだ。ありがとう」
哀しくも優しい文若さんのバドエンアフターストーリーでした。


***


三国恋戦記思いでがえし


永遠恋々「王佐の異変」
銅雀台にお引越ししてから
文若さんは花ちゃんと早く婚儀をあげたいのですが
多忙でなかなかできなくてイライラしているようです
そんな中、孟徳さんの悪戯のせいで文若さんが記憶喪失になるお話です
しかし孟徳さん旅の行商から買い物なんてするんですね
文若さんは銅雀台にお引越ししてから図太くなりました
孟徳さんの悪戯や軽口にも負けずに言い返してます
元譲さんの「お前(孟徳)は牢にでも入って反省してろ!」が大好きです
文若さんのお屋敷は殺風景ですがいつもきれいです
最後一緒に寝ますけど文若さん寝るときも髪を結んでるんですか??
同衾スチルにそう描かれていたので……
最後、花ちゃんに強めに怒られる孟徳さんが面白いです
「すみません思いません」
「花ちゃん、顔が怖いよ。……文若、花ちゃんがお前に似てきてないか?」
「結構なことではありませんか」
「結構なものか!文若が二人、考えただけで地獄だ。元譲、助けろ」
「断る。自業自得だ」
最後に何年かぶりのまともな休みをとって婚儀をあげます
文若さんが花ちゃんに正式なプロポーズをしてお終いです


ひとひらの思いで「風色暮色」
銅雀台に引っ越す前に文若さんが花ちゃんを
許都の宮殿の綺麗なお庭に連れてきてくれました
孟徳さんが作った贅を凝らしたお庭で
ごくわずかな者以外立ち入り禁止
「文若さんと孟徳さんは意見が食い違うことが多いけど
色んな意見の人がいるから、政治も上手くいって
国もまとまるんだと思います」
花ちゃんはいいこと言いますね。その後の文若さんの
「子供の頃川に溺れて落ちたから水が嫌いとか
それ以外泳げないから苦手とかそういうわけではない」
に笑ってしまったんですがマジですか……?笑
お茶を飲みながら世間話
「この庭には何度か来たことはあるが
丞相に誘われた盛大な宴のときに連れてこられただけ」
「特別高価な茶葉でなくても丁寧に入れれば美味しい
なんでもかんでも金をかければいいというものではない」
楽人たちが奏でる笛の音が聞こえてきてそれを褒める花
「お前がそういうなら丞相の贅沢も無駄ではないのかもしれんな」
孟徳さんの価値観も理解できるようになった文若さんが愛しいです
寒くなってきました。花が風邪をひかないように
風よけと称して花ちゃんを抱きしめる文若さんが良いですね


ひとひらの思いで「苦心惨憺」
過去世界で洛陽を目指す途中、
路銀が尽きたので榮陽の街で働く二人です
服屋に勤めますが厳しすぎる文若のせいでクビになり
次は地方官吏のところで働きますが、官吏は汚職ばかりでした
最後のオチが物悲しい気もしますが、
不正を見過ごせる文若さんではないのでした


ひとひらの思いで「ありえない」
過去世界から戻ってきました
花ちゃんを意識しすぎて仕事に集中できなくなり
挙動も不審になる文若さんが可愛いです
「花に恋しているなんてありえない……!!」
そういえば別のお話で
「結婚前に口づけなんて正しくないとわかっているのに、
お前相手だと止められない」
という発言がありましたが、
ということは文若さんはキスもしたことないんですか!?
人気あると思うのにな~


ひとひらの思いで「白~続・毒~」
「ひどいよねえ。文若様は孟徳様から送られた
白紙の手紙を握りしめたまま死んでたって話じゃないか
文若様は孟徳様からの白紙の手紙を見て絶望したに違いないよ」
モブ使用人さんにそう聞いた花ちゃん。
ちょうど丞相に呼ばれます。
「ひどい顔だね大丈夫?」
「孟徳さん……」
ここでの花ちゃんVS孟徳さんのやりとりが苦しくなります
「あいつは死ぬことで俺から逃げた。
 だけどそうすることで何かを守ったのかもしれない。
 本当のことはあいつにしかわからない」
ここで文若さんが守りたかったなにかは「信念」だったのかなと思っています
「俺は皇帝になる。漢王朝を終わらせる。
腐った血はもう元には戻らない。この国には新たな礎が必要なんだ。
文若が生きてたとしても俺は同じことをしたと思う」
してないよ、してないよ孟徳さん……
この場面は孟徳さんも苦しそうなんですよね
この文若さんを亡くした孟徳さんと花ちゃんを救済する
二次創作を見たことがあるのですが素晴らしかったです
いろんな二次作者さんの「白」のその後の
孟徳さんや花ちゃんや元譲さんを救済する話が見てみたいです
というか魏軍メンのバドエンその後のストーリーの孟徳さんが怖すぎるのよ


裏・三都賦(三都賦の参謀編)
文若VS公瑾VS孔明+その他脇キャラ
参謀三人で花ちゃんを取り合うの面白いです。
元譲さんの文若さんのフォローが面白いですね
「厳しいが相手を想うからこそ~」
「最初は敵軍から降った花を疑う人間も多かったが
厳しい文若のもとでも頑張る花を見て、花を見直したものも多い
文若はそのためにもあえて厳しくしていたのだろう」
その後の文若さんの自己アピールも可愛かったです
「優秀なだけの人間じゃなくてお前がいいのだ」
好感度かなぐり捨てて元譲さん出してくる孟徳さんが面白いです
そして元譲さんは優しいですね


***


三国漫遊記・文若編


スチルありのシーン再生できるところだけ確認しています
他の部分も再確認して文にしたいのですが量が多いので……
すみません


「眼福画・甘い休息」シーン再生より
髪を下ろして水浴びしている文若さん
泳げない文官の人が意外と筋肉質なのびっくりですが
武将の太刀を小太刀で受けて大立ち回りした人だし武芸の心得はあるのかな
だとすれば筋肉あるの理解できます


「ご褒美画・終宴」シーン再生より
帝の愛用の茶器でお帝に献上されたお茶を淹れて花と二人で飲む文若さん
お茶が好きなの伝わってきますね
「お前とこうして飲む茶が一番うまい」


***


本編VF「一夜常夜」所収ショートストーリー


「宴の支度」文花
赤壁前の宴「今日やるから準備よろしく」
「花ちゃんも連れてきてね」
「急に言われても困ります」
「急だからお前に言ってる。今までだって兵糧でも何でも用意してくれただろ」
「兵糧の調達と宴の支度は違います」
「いいからとにかく頼んだぞ」
言いたいことだけ言って話を打ち切るのは
孟徳さんが文若さんに無理難題を押し付けるときのいつもの手なんだそうです
しかし孟徳軍は機動力のある組織なので無茶でも通るそうです
文若さんが花ちゃんの衣装を選びます
花ちゃんに似合いそうなものを選ぶ文若さんです
自分の好みを押し付けてるっぽい孟徳さんとはえらい違いですね
赤壁前の宴で孟徳さんチョイスの衣装は歌妓さんに似合いそうでした


「花かんざし」文花
丞相府が銅雀台に移って一か月のお祝いの宴会
正装をした花ちゃんを文若さんが回りくどく褒めてくれます
すると急に孟徳さんから贈り物が届きました。豪華で綺麗な髪飾りです
文若さんは焼もちをやきます。
この話で前に貰った羊脂玉は結局孟徳さんに返したと明言されていて少し驚きました
そのすぐ後に文若さんが自分が用意していた髪飾りを花ちゃんに差し出して
花ちゃんは喜びます。それを付けることにしました
地味だけど可愛いお品です
孟徳さんからもらったものは仕舞っておくことにしました
「高価な賜りものをひけらかすと嫉妬されるからしまっておけ」
以前と同じセリフを口にする文若さん
前も嫉妬してくれていたようです


「失せ物さがし」元譲と花、おまけで文若
元譲さんが眼帯を失くしました。
花ちゃんは元譲さんと一緒に探します。
ここで出てくる孟徳さんのやんちゃ話が面白いです
宴会で面白がって部下に酒を飲ませまくって潰して
飽きたらさっさと引き上げて
後始末は元譲さんと文若さんに押し付ける


「赤き大望」孟徳・元譲・文若
玄武湖は人工の湖らしいです。まじですか孟徳さん


「三軍小話・孟徳軍編」孟徳・花・文若
雨が降ってきたので孟徳さんの小豆色のマントで
孟徳さんと相合傘をしている花ちゃんと
それを見て微妙な顔をしている文若さんです
文若さんは上着を持ってきてくれたようですが……?


「三国小話・孟徳軍編エイプリルフール」孟徳・花・元譲・文若
孟徳さんが可愛い冗談を言うのですが
ネタがネタすぎて元譲さんと文若さんを動揺させてしまいます
孟徳さんはむくれます


***


三国恋戦記オトメの兵法!公式通販特典設定原画SS集
「暖かな灯」文花
何かを勘違いしている繊細な元譲さんと文若さんのほのぼの話です
誤解と言い張りながらも花ちゃんを褒めまくって
無自覚な好意が駄々洩れの堅物すぎる文若さんや
照れながらも今後のために色々探りを入れてくる
気遣い屋の元譲さんがかわいいです
文若さんのために自分は飲まないお茶を用意させたり……
「長く一緒にいてお前が軽い気持ちでそういうことをする
不埒な男ではないとわかっているつもり」
「十年近く一緒にいてお前がそうやって他人をほめたの初めて聞いた」
と元譲さんの発言があるのですが、文若さん面白すぎますね
人を褒めずにキツいダメだしばかりだから
文若さんの下からはすぐ人が逃げるんですよ、もっと人に優しく……笑
このお話も可愛くて好きです


***


ドラマCD孟徳軍編「月下の争奪戦」文VS孟+花と元譲
孟徳・文若・元譲・花(声ナシ)・その他モブキャラ
文若さんと孟徳さんが花ちゃんを取り合って囲碁で勝負をしますが
個人的には文花にちょっかい出す孟徳さんに聞こえました
文若さんが花ちゃんを露骨に意識しすぎなのと
孟徳さんは花ちゃんに甘いけど依存度が低いので
それを踏まえるとやはり、
自ルートの文若さんと文若ルートの孟徳さんということで
文若ルートのハピエンに向かう途中で
花ちゃんに片思いしている文若さんを弄る孟徳さんかなと思いました
このCDもとても楽しいので大好きです。
文若ファンも孟徳ファンも元譲さんファンも楽しめると思います
逆ハーも好きです
料理人のおじさんと猫が出てきます。かわいいです

「月下の争奪戦」は文若ルートの途中と思って聞くと、色々深読みが出来て興味深いです
孟徳さんが文若さんに「俺は嘘はつかない」宣言していたり
「言いたいことがあるなら言え、俺はお前の気持ちが聞きたい」と詰め寄っていたり
「またそうやってすぐに俺から逃げる~。逃げるなよ」と文句を言っていたり……。
文若ルート本編や孟徳ルートと重なる発言が多いんですよね
なんだかんだ言っても、孟徳さんは文若さんのことが大好きなんだなと思いました
そして文若さんも孟徳さんのことが大好きなんだなと思いました……


***


思いでがえしVF「十色永色」所収ショートストーリー


そういえばこの思いでがえしのVFに
文若さんは癇癪持ちで神経質と書いてあったのですが
そうだったんだ……という感じです
やや短気で神経質なのはわかるけど
癇癪は起こしてない気がするんですが……?起こしてるのかな?


「学園恋戦記・対決編」オールキャラ
デートの誘い方が個性出ていて面白いです
文若さんは「仕事が入った。土曜は空いているな?」と
やたら高圧的ですし(その後元譲さんがフォローしてくれます)
孟徳さんは貸しを作って「お礼はいいから、その代わりにデートしてよ」
と断りづらい搦め手で攻めてくるの本編のようです
その後のなんで花ちゃんがいいかの話でも、微妙に喧嘩してるのが面白いです
「文若、特にお前なんか誰でもいいだろう」
「その言葉はそっくりそのまま会長にお返しします」
あとは花ちゃんがいい理由も
「かわいい」「(前略)……好ましいと思いますが」
というのもキャラらしいですね


「学園恋戦記・孟徳軍編」孟徳・元譲・文若・花・その他
文化祭の日。見回りの仕事をさぼって
花ちゃんのクラスのメイド喫茶に入り浸る孟徳会長と
会長を連れ戻しに来た文若さんと元譲さんです
相変わらず孟徳さんにも花ちゃんにも辛辣な文若さんが愛しいです


PCゲーム学園恋戦記同梱のとりおろし新作ドラマCD
「学園恋戦記・副会長文若の黒い小言日記」 
文花寄り逆ハー。文若と花が登場
自分以外の男キャラへの悪口を言い続ける文若さんです
声アリで出てくるのは文若さんだけです
文若さんが60分以上しゃべり続けます
途中から花ちゃんがボイスなしで出てきます
最後に自分以外の男キャラ全員の悪口を言っていたのは
花と仲良くする彼らが気に入らなかったから
つまりは嫉妬だったと明らかになります
最後はけっこう文若さんと花ちゃんがイチャイチャするので
個人的にこちらは文花CDだと思いました
決定的な文花両想いの描写はなくて文若さんの片想いっぽいですが
逆ハー風味の文花という感じでした。


***


文若さん単体の市販されてるドラマCD
「新郎は仕事の虫」はまだ聞いていません。
聞けてなくてすみません。いつか聞いてみたいです。
→2021年12月ついに買って聞きました!楽しかったです。
また感想をここに追記したいです


以上です。お付き合いありがとうございました。

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