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三国恋戦記・感想考察文4 孟徳ルートの火災で本が燃えたとき花はなぜ〇〇にならなかったのか?

重要なネタバレがあります。
恋戦記未プレイの人は見ない方がいいかもしれません

◆他キャラルートから読み解く孟徳ルート・雲長ルート編
「孟徳ルートの火事で本が燃えたときに、花が孔明にならなかったのはなぜか」


孟徳さんが好きすぎて彼の本心が知りたくて
他キャラルートも再プレイしています
今回はPSvitaで雲長ルートをプレイしました。
EDはバッド含めて全て回収しています。
PSPで全キャラ全ルート全エンドコンプしてからの
再プレイだったので学びが多かったです。
ラストオチやネタバレ全部知っててプレイするとやはり違いますね

雲長ルートは孟徳さん本人の出番はほぼありませんでした
前半の共通パートと、
赤壁の敗走中に遭遇して「ここを通すこと」と引き換えに
九天九地盤を返してもらう場面くらいでしょうか
敗走中の孟徳たちの前に花と雲長が立ちふさがるシーンです
とはいえこの敗走中の遭遇シーンは雲長ルート以外でも見れるので、
ありがたみはやや薄いですね……

雲長ルートは九天九地盤の秘密が明らかにされる唯一のルートです
恋戦記は乙女ゲームでSF(サイエンスフィクション)ではないので
九天九地盤の設定も上手くぼかしてありますし
その設定を真面目に考察する必要性も薄いかと思いましたが
「孟徳ルートの火事で本が燃えたときに、
花が孔明にならなかったのはなぜかわからない」
と書いている方が散見されたので、自分なりに理由を考えてみました
(要するに雲長ルートと孟徳ルートのシナリオの矛盾をなくすために
屁理屈をでっちあげてみたよということですね……笑)


なお、筆者は三国恋戦記・魁は未プレイです
魁では九天九地盤の設定が追加で明かされているそうですが
そちらは見ていません
本稿では三国恋戦記オトメの兵法の雲長ルートで
「明言されている設定」をもとに
孟徳ルート及び他キャラルートの
「シナリオにミスや矛盾がない前提」で話を進めます


「孟徳ルートの火事で本が燃えたときに、花が孔明にならなかったのはなぜか」
筆者は「花が本を完成させたあとに本が燃えたから」だと推測しています


本を完成させてから本を失う
→駒にならずにすむ、花は孔明には成り代わらない
本を完成させてないのに本を失う
→駒になってしまう、花は孔明に成り代わってしまう、
→雲長はそのせいで関雲長に成り代わってしまった
※便宜上、長岡広生くんの雲長を雲長、
 ひげの雲長のことを関雲長と記載しています


なので孟徳ルートの火事のときは
「本は火事で失われていたが、
 既に本が完成していたため花は孔明にならずにすんだ」
「しかし、本は火事で失われているので、
 仮に花が黒こげの本のページを無理やりめくっても、元の世界には帰れない」
よって孟徳ルートのシナリオにミスや矛盾はない
という結論を導くことができます。やや強引ですが……


ただそれでもこの結論は
「孟徳ルートのシナリオにミスや矛盾がない前提」なので
もしシナリオライターさんが
「九天九地盤の設定は作劇の都合でその都度適当に変えてます。
皆あんまり悩まないでね。笑」と発言されたら
この記事の考察や推理も
前提条件から覆されるので全て無意味になりますね。笑


以下は上記の結論を出すに至った根拠です
まず九天九地盤の冒頭には
『駒を進めし者、志成すまで自らも駒と化す。
汝繰る者であり綴る者。汝が辿りし道が白き地に戦記を綴る』とあります。

そして、雲長と花が黄巾党の時代に飛んだときに
雲長が花と同じく、
本の力で三国世界に飛ばされてきた現代人ということが判明し
その流れで雲長の口から九天九地盤の真実(?)が明かされますが、
そのときに
「駒とは三国世界で戦っている武将たちのことだろう」
「現代から来た人間も本の白紙に文字が綴られ完成するまでは駒になる」
「雲長は本を完成させる前に本を失ったから、
 志を成すすべをなくして永遠に駒となった」
と雲長が話してくれるので、これらの情報から
→志をなしたら駒にならずにすむ
→本の白紙を埋めて本を完成させてからなら、本を失っても駒にならない
→本を完成させれば駒でなくなる
ということがわかります


黄巾党の時代から戻ってきたときの花のモノローグでも
(望みをかなえるまで駒となるんなら
 望みをかなえたら駒じゃなくなるとも考えられるはず
 私はは三国世界に来るときに
 軍師ってかっこいいなとかくだらないことを望んだから
 赤壁の戦いが終わった後に帰れるようになったんだ)
と語られたので
「志を成して本の白紙を埋めれば、本は完成して駒でなくなるし、
元の世界にも帰れるようになる」
のは確定と思われます。
このときに本の表紙の色も赤から青に変わるんだと思います

※しかし黄巾党の時代から戻ってきた時点での花の望みは
 「雲長を助けること」だったため、花の本には再び空欄ができました
 表紙も赤色に戻っていたはずです

あとは、駒を本にセットすることも必要だと思います
そもそも駒がないと九天九地盤は使えないはずなので
雲長ルートでも花が駒を本に戻してページを繰ったら
黄巾党の時代に飛びましたし
共通パートでも孟徳さんが本を使えないように
花が駒を小石にすり替える描写がありました


余談ですが、赤壁敗走中の孟徳さんと華容で遭遇したとき
「ここを通してくれるなら花ちゃんの本を返すけど、
通してくれないなら今ここで本を燃やす」
というやりとり(取引)がありましたが
このときに孟徳が返してくれた本の表紙は「青」でした
すでにこのとき花ちゃんの本は完成されていて
花ちゃんは現代に戻れるようになっていたんですね
(駒は小石にすり替えられたままでしたが)

なのでこのときに雲長と花が孟徳の取引を断り
孟徳が花の本をその場で本当に燃やしていた場合でも
花は本を失って元の世界に帰れなくなるけど
孔明に成り代わることはないはずなので
シナリオに矛盾は出ない……と思われます
そしてこの推測は、
孔明ルートや玄徳ルートのエンドとも矛盾しないはずです


今回は以上です。
本記事は2400文字程度と短いですが
恋戦記の重要なネタバレを含むため、独立した記事にしました。
文字数ももう少し削れそう(簡単な説明にできそう)なんですが、
推敲も疲れてきたので今回はこの辺で失礼します。


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