三国恋戦記魁の感想メモ。主に魁孟徳さんについて語っています

◆本初ルートの孟徳さん
孟徳さん孟卓さんの出番はかなり多めです。
二人とも声アリ立ち絵アリです。
二周目彼視点で孟徳さんや孟卓さんが出る場面もあったと思うので
孟徳さんファンは二周目お勧めします。
本初さんの親族が仲穎さんに皆殺しにされたときも孟徳さんが
「仇をとれ、無念を晴らすにはそれしかない」と発言されてて胸が痛くなりました。
あと二周目では「次に会うときは、敵になるかもしれない」と
本初さんに対して明言しています。
一周目ではテキストボックスに台詞の表示もなく
声優さんの声も小さく聞き取れませんでしたが
二周目ではテキストボックスに台詞の文字が表示されます。
(この場面は一週目クリア後にシーン回収から当該シーンを見ても確認できます。
二周目プレイ面倒な方はシーン回想からどうぞ)
最後の官渡の戦いで孟徳さんのスチルがありました。差分入れて3枚です。
孟徳さんのスチルはここだけです。
そして立ち絵ありの出番も本初ルートだけでした。
本初さんルートは森川さんの演技も凄いんですよね。
最初の頃は声の感じも違うのにどんどん
恋戦記乙女の丞相孟徳さんに近くなっていきます
最後の官渡あたりでは表情も声もしゃべり方も恋戦記乙女の丞相です。
本初ルートはひたすら本初さんと巴ちゃんが
何もせずイチャイチャして終わった感じでした……。
ひたすら不安を煽る不穏な感じがなかなかスリリングでした。

◆奉先ルートの孟徳さん
本人の立ち絵ありの出番はなしでしたが
顔グラ立ち絵なし声ありのモブキャラ「曹軍大将」としての出番がありました。
仲穎の長安遷都のときに曹軍が独断で猛追してくるシーンです。
そのときにモブキャラ武将として巴ちゃんと奉先さんに撃退されます。
やられ役なのにかっこよかったです。
「部下に慕われている名のある武将なのだろう」とか描写されていました。
あとここの場面では「心が強い人の弱点は心だ。誇り高く心が強くあればあるほど
その誇りをへし折られたときに立ち上がれなくなる」とも描写されていて
やっぱり胸が痛くなりました。孟徳さん……
あとはルートの最後あたり、孟徳さんがお父さんたちの仇討ちに徐州攻めている間に
孟徳さんの収める領地を奉先さんと巴ちゃんで火事場泥棒するときに言及がありました。
あとは最後のあたり、
孟徳さんの元部下で今は奉先さんに仕方なく従っている人(田さん)に
「前の主(多分孟徳さん)は民を第一に考えてくれてたのに
今の主(奉先さん)は戦争ばっかりで国家予算は火の車~」といった台詞があって
さすが孟徳さんと思いました。
巴ちゃんも孟徳さんが治めてた城に入ったときに「美しい城、豪華な部屋」
と感嘆していたので、このあたりもさすがだと思いました。
ラストシーン奉先が和平協定(曹軍の罠)に向かう場面
奉先を殺そうとしてきたのはモブ兵士ばかりで
孟徳さん(曹軍大将)の出番はありませんでした。
この場面、曹軍大将出てきて欲しかったな~
このルートの最後(ハピエンの場合)では巴ちゃんは不思議本を放置して
生き残った奉先と一緒に走り去っていってしまいます。
ここで巴ちゃんが本を手放したから、
華佗ルートは奉先ルートから分岐するのだと思います
奉先・伯符の戦う男ルートはガンガン戦場にでて戦うので楽しかったです。
本初様や仲穎様ルートは戦いにも行かず
セレブな彼氏に囲われて可愛がられてばかりなので
面白かったけどもっと戦いたかった感じがあります


◆仲穎ルートの孟徳さん
長安遷都のときに曹軍が猛追してきますがナレーションで済まされます
(追いかけてきた曹軍と奉先軍が戦闘になった、
奉先軍は曹軍を倒したものの大きな被害を受けた、と描写がありました。
奉先ルートでは巴ちゃんの策が成功し、奉先軍はほぼ無傷で曹軍を撃退します)
他の場面で多少言及はあったかもしれませんが特筆事項はありません
本人の出番もなくモブキャラ曹軍大将としての出番もありませんでした
仲穎さんルートはなんとなくなんですが
鳥籠や泡沫エンドで丞相孟徳さんが闇落ちして
部下をくだらない理由で処刑するようになったら
こういう感じになるのかなと思いながらやっていました。
帝を傀儡として利用し私怨で処刑する美しくも残酷な為政者……
彼を救うには記憶喪失にさせて全てを忘れさせて捨てさせるしかないというか……


◆伯符ルートの孟徳さん
孟徳さん本人の出番はなし、モブキャラとしても出番はなしでした。
最後の方に言及がありました。
伯符が孟徳さんが許都を留守にしている(官渡の戦いで)間に
許都を攻める云々の話のときに名前が出るくらいでした。
伯符さんイケメンでした。楽しかったです。
「惚れてもいいが、見返りは求めるなよ」とか
「女に振られたこと? ないな」とか、最高でした。
女慣れしたカリスマ武将・俺様系イケメン最高ですね
孟徳さんは下手に出て甘やかす系なので好対照で新鮮でした
伯符ルートは大喬ちゃん・公瑾さんが出てきます。
大喬ちゃんは恋戦記乙女とは見た目や年齢や性格も大幅に違います
恋のライバル役でした
公瑾さんは戦記乙女に近いかな、公瑾さんの出番は少なめでした
もっと多くてもいいのよ……


◆華陀ルートの孟徳さん
孟徳さんの出番はなし、モブキャラとしても出てきません
未来に飛んだ場面で言及があります
華陀さんが孟徳さんの持病の頭痛の治療のため孟徳さんの城に呼ばれる場面で
華佗「(曹孟徳は)すごいんだよ宴会で綺麗な女の人達に囲まれててさ、
何人かわけてもらったんだ」
華佗さんによる孟徳さんのモノマネ
「○○ちゃんたっだいまー。高いお酒を匂いだけおすそわけー。
おじさんは嫌い?なら俺が好きにさせてあげるよ!」
とのことで、相変わらず元気そうで何よりだなと思いました(笑顔)
魁孟徳さんも加齢すると恋戦記乙女の孟徳さんのあのノリになるんだなと思いました。
あと、未来の華佗さんがやたら女慣れしてたのは孟徳さんのせいかなと思いました。
紅を塗ってくれたり、香を買ってくれたり
(櫛を買うと華佗さんが孟徳さんに処刑されてそのまま終わるバドエン)
そして次第に華佗さんの拘束期間が長くなり
(孟徳さんにお城に呼ばれるものの中々帰らせてもらえない)
そのあとに華佗さんは孟徳さんの不興を買って処刑されます
処刑の本当の理由は何だったのかな、
ゲーム中では「不興を買って」としか描写されてなかったので。
華佗ルートの未来編では大喬ちゃんも出てきます
伯符さんの怪我を内密に治療してとお願いされます

◆【魁の世界観についてネタバレ】
魁と戦記乙女の時間軸はつながっていません。パラレルワールドみたいな感じです。
魁孟徳さんと戦記乙女の孟徳さんは別人
というか同じ人だけど存在している世界とか時間軸が違うパラレルワールドの人です
似て非なるものというか
なので魁孟徳さんは花ちゃんとは出会えません

◆【九天九地盤についてネタバレ】
華佗ルートのネタバレです
本はメカ?らしいです。
華陀√二周目彼視点で明かされます「これバグってる~」とか
中に入って遊べるVRゲームみたいな感じでしょうか。
華陀は未来人とのこと。あとは医大生なんだそうです。
巴ちゃんのいた時代よりずっと未来から来た人で
華佗のいた未来で九天九地盤が作られたんだそうです
あの本は未来人の手によってつくられたんですね……!びっくりしました。
魁で明かされた不思議本の秘密はこれくらいです
個人的にもっと明かされるかなと思ったのでちょっと肩透かしでした
◆結論:不思議本は未来人の手によって作られたものでメカらしい


◆巴ちゃんの性格について
魁の感想文で「巴の性格がルートごとに違いすぎて変」と
書かれているのが散見されましたが……
戦記乙女の花ちゃんはどのルートでも沿うべき駒は孔明で
どのキャラのルートに行っても軍師(孔明)として活躍します
(戦記乙女の場合は好みの男性のタイプを選べる)
魁の場合は好みの男性のタイプは選べませんが
ゲーム冒頭の性格診断でプレイヤーが好きな回答を選べます
よって魁では最初の性格診断(沿うべき駒)の結果がルートごとに違います。
本初ルートでは沿うべき駒は本初で、同様に
奉先ルートでは奉先、仲穎ルートでは仲穎、
伯符ルートでは伯符、華佗ルートでは華佗になります。
なので、巴ちゃんはルートごとに性格が変わります。
本初ルートでは本初に似た性格になり、それは他キャラルートでも同様です。
なので奉先ルートでは巴ちゃんの性格も奉先なのでガンガン戦います。
伯符ルートの巴ちゃんも伯符なので比較的積極的で
本初ルートの巴ちゃんは本初と同じく控え目で何もしません
沿うべき駒は戦記乙女によると30個あるそうです
30個ということは三国志に出てくる有名人30人ということなので
どんなメンツなのか妄想が捗りますね
卞夫人(孟徳ルートの歌妓さん)とかにも沿えるのかな?笑
沿うべき駒「曹孟徳」だと重そうですね。
何度も生きながら火に焼かれて徐州で無辜の民への殺戮を繰り返して
親を殺され友人と殺し合い覇王に上り詰めていくのは苦しそうです


◆魁孟徳さんについて
魁の登場人物は立ち絵アリのサブキャラも含めてほぼ全員
孟徳さんと敵対しているか孟徳さんに殺されているので
すごいなと思いました
本初、奉先、華佗、公路、孟卓は孟徳さんに殺されていますし
仲穎と伯符も孟徳さんと敵対していました。さすが三国志の曹操様です
曹操様(孟徳さん)は三国志前半の主役級メインキャラなので
ほぼ全員と絡みがあります……
魁でも大活躍というか圧倒的な存在感でした……仕事しすぎです
文若さんと元譲さんは出番がなく、公瑾さんも出番が少なかったのに
といいつつも個人的にはもっと孟徳さんの出番が多くても
いいんじゃないのかなと思いました
正史・演義でもこの時代からとにかく大活躍する人なので
奉先ルートのラストバトルとかモブ孟徳さん「曹軍大将」が見たかったですし
(正史や演義でも呂布は曹操と劉備に殺されていた気がします)
華佗ルートでも華佗さんが孟徳軍の城に滞在して
孟徳さんと会ってるときの話とか二周目彼視点で見たかったですし
あと本初ルートでも二周目彼視点で
孟徳さんが長安遷都する仲穎さんたちを追いかける場面を
孟徳さん側の視点から見たかったな
(魁本初ルートでは巴ちゃんの献策のおかげで怪我無く帰ってくる)
とか色々思うところがあったので……
前作の人気キャラのファンに媚びてるとかいう非難を恐れずに
魁でももっとガンガン孟徳さんを出してほしかったです
曹操様は演義でも正史でもこの時代から大活躍してるから
出番多すぎでも変ではないと思います
悪役・敵役として攻略キャラを食わない程度に格好良く書いてほしかったです
あと魁孟徳ルートも見たかったなと思いました。
黄巾党~仲穎の長安遷都~徐州虐殺~官渡の戦いを孟徳軍の視点から描くやつです
白狼山の戦いもあってもいいかも。
戦記乙女に続く!みたいな感じで終わらせる系のパラレル過去編というか
そういうのも見たかった気がします。

◆恋戦記魁の総評
魁は事前にゾンアマの酷評レビューを見ていて
期待せずやったのですがすごく楽しかったです
この記事では孟徳さんのことしか書いていませんが、
攻略キャラそれぞれ格好いいところもありました
ビターチョコとして佳作だと思いました。ただ、売り方が残念だったかな
高カカオのビターチョコを甘くて美味しいチョコレートですよって売ったら
お客さんは「甘いと思って食べたのにめっちゃ苦い!!なにこれ!!」
って怒るのはある意味当然なので……。
戦記乙女とは別物として楽しめるなら良い作品だと思います。
ただ戦記乙女みたいな話を期待すると厳しいかもしれません
魁は結構陰鬱で彼氏の破滅に寄り添うような話が多いので(特に本初ルート)
BGMの「風を読む」が好きです。耳に残ります。


◆前作のキャラはどれだけ活躍するの?
◆孟徳さん
すごく活躍します。存在感を発揮します。
本初ルートでは孟卓さんと一緒に沢山登場しますし、
孟徳さん好きで鬱展開話いける人は魁買ってもいいと思います

◆文若さん、元譲さん、玄徳軍のみなさん
出てきません、言及もありません。残念です
言及くらいあってもええやん~~~涙
でも声優さんのギャラも高そうですし、出せなかったのかな……

◆公瑾さん
伯符ルートで出てきますが出番は結構少ないです
公瑾さん目当てで買うのはあまりお勧めしません
ただ出番が少なくてもいいから
公瑾と伯符の絡みが見たいという方は買ってもいいと思います

◆仲謀さん、文台さん、尚香ちゃん、小喬さん
この方々は出てきません。
文台さんは誰かのルートで言及が少しある程度です
他キャラは言及もありません
出てきてもいいと思ったのにな、残念ですね
大喬さんは伯符ルートで出てきます
容姿と性格が戦記乙女とはだいぶ違います

◆伯符さん
伯符ルートとても楽しかったです
伯符かっこよかったですよ、私はすごくお勧めしたいです
他の方曰く「短い」そうですが、私は気になりませんでした
短くても伯符が見たい方にはお勧めしたいです


以上になります。
相変わらず孟徳さんのことばかりの文章で申し訳ないのですが
魁買おうか迷っている、特に孟徳さんファンの方の参考になれば嬉しいです
鬱展開許容できるなら魁とてもお勧めです
孟徳さんの出番は多いですし、
その他のキャラたちも魅力的でお話も面白かったです
鬱展開ながら妄想を掻き立てるお話ばかりで
あの頃の動乱の時代の彼らが何をしていたか妄想が捗ります
彼らの過去が気になる方はぜひぜひ
それではまた


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