住宅は新卒入社の翌年に買おう!
住宅とは何歳くらいで買うものであろうか?
結婚してから買うもの、子どもができてから買うもの、色々な意見があるだろう。
ただ、最も良いのは20代前半のそれも新卒で入社した翌年くらいがベストだ。
不動産業界に15年以上いるが本当にそう思っている。
結婚してから買うとして、それまでの家賃はいったいどれくらいかかるのか?
考えたことはあるか?
毎日の仕事が忙しくて「住まい」のことをゆっくり考えられない、という気持ちも分かるが、是非一度、自分の人生における「住まい」について考えて欲しい。
20代前半で家を買おう!
なぜならば、お金の面でもお得だし、住宅ローンを借りるにしても借りやすい。
多くの人が30代、40代で家を買う。
20代で買えば、その差は10年以上となる。
あなたが住宅を購入するのが、他の人と比べて10年早いとして話しを進めよう。
まずは家賃だ。
10年間の家賃の合計を計算したことはあるだろうか?
きっと多くの人は無いはずだ。
それは、結構な金額になる。
例えば、月10万円の家賃のところに10年間暮らした場合、家賃の総額はいくらになるだろうか?
家賃の合計は1,200万である。
10年で1,200万で、20年で2,400万になる。
どうだろうか?
結構な金額ではないだろうか?
これらの金額をただ消えるだけの家賃に使うのか、自分の資産になることに使うのか?
じっくり考えてみてはどうだろうか?
転勤や転職のときは、貸せばいい!
「でも、就職したばかりで、数年後に転勤や転職になるかもしれないし・・」と心配になる気持ちも分かる。
そのときは、貸そう。
貸せばいい。
その家はあなたのもので、オーナーはあなたである。
貸すことができない不動産はないのだから貸せばいい。
20代のうちから不動産を所有して人に貸す経験をしても良いだろう。
きっとその経験はあなたを大きく成長させる。
想像してみて欲しい。
「20代で不動産を所有している人」と「ずっと賃貸で暮らしている人」。
どちらに話しを聞いてみたくなるだろうか?
どちらが人として興味を持たれるか?
不動産を所有して人に貸すということは、投資経験を実践で積むことができる。
投資経験は仕事をする人にとっては貴重なスキルとなる。
20代で家を買って住む
話しを「購入してからそのまま住む」ことに戻そう。
「20代前半で買った方が良い」と言っても、別に「3LDKのファミリーマンションを買いましょう」という話しをしているのではない。
1Rでも1LDKでも良いが、一人で十分暮らせる広さのマンションで良い。
その位のものであれば2,500万以下で買えるし、20代前半の人でも十分買える。
支払いも賃貸で借りたときと同じくらいになる。
なぜなら、住宅ローンの返済期間も35年の上限マックスまで取れるからだ。
住宅ローンは、借りるなら一歳でも早い方がよい。
とにかく早い方がよい。
理由は、返済期間が長く取れるのと、健康である確率が高いからだ。
住宅ローンは健康でないと借りられない。
細かい説明は割愛するが、住宅ローンとはそういうものなのだ。
早く借りて、早く返済をスタートさせれば、当然早く完済日がやってくる。
早く買うというのは、いいことずくめである。
10年後に何を思うか?
20代で家を買った場合、何年後かに結婚することになったらどうすれば良いのか?
30代か40代で結婚するタイミングで、また別の家を買えばいい。
今まで住んでいたところは貸してもいいし、売ってもいい。
貸した場合、ローンの返済が終われば、毎月の家賃収入になる。
売った場合、購入時の価格から売却の価格を引いてみて欲しい。
そして、その額を住んでいた期間で割る。
出た答えを見て、「毎月これだけの金額で住めていたのか?」と驚くだろう。
普通の賃貸の家賃かそれ以下の金額のはずだ。
もっとも普通の家賃と同じくらいだったとしても、設備仕様もそれなりの部屋に数年住めたことを考えると十分すぎるだろう。
【まとめ】とにかく早く買おう!
纏めとしては、「20代前半で家を買おう」ということだ。
あなたはいったいいくらの家賃を払うつもりなのだろうか?
毎月の家賃ではなく、この先に払い続ける合計額を一度計算して欲しい。
とにかく電卓で計算してみて欲しい。
賃貸で払う家賃の合計額、購入のメリットを理解した上で、「この先もずっと賃貸で暮らして行く」というのであれば、それはそれで良い。
とにかく伝えたいのは、ちゃんと自分で今後に払う家賃の金額を計算して、購入のメリットも理解して欲しいのだ。
多くの人は事実を知らない。
事実を知った上での行動であれば、個人の自由だから何も言わない。
ただ、事実を知って欲しい。
そして、人生はあっという間に終わる。
20代なんてすぐに終わる。
30代は一瞬で終わる。
40代も一瞬。
50代も一瞬。
そんなものだ。
どの道、あっという間に過ぎることだが、過ぎたときに、「あっ、住宅ローンの残債がこんなに減っている」「あれ、、もう完済間近だ」と思えればそれが良いのではないか?
振り返ったときに、「賃貸でトータル1,200万払ったのか・・」、「トータルで2,400万も払ったのか・・」と思うことと比べたらどちらが良いだろうか?
そんなことを一度ゆっくり考えてもらえたら、私は嬉しい。
不動産業界や不動産取引の有り方を健全な方向に変えるため、日々、不動産の仕事に邁進しております。サポート頂けたお金は全て弊社の不動産事業に使わせて頂きます。